トークショーを行った山崎紘菜(左)と上白石萌音

トークショーを行った山崎紘菜(左)と上白石萌音

上白石萌音「座右の銘にしようかな」
 演じた起業家のモデルの言葉に感動

 映画『スタートアップ・ガールズ』の先行上映イベントが22日、東京都内で行われ、ダブル主演の上白石萌音と山崎紘菜がトークショーに登壇した。
 2人は2011年の東宝「シンデレラ」オーディションで、共に審査員特別賞を受賞。本作が初共演だったが、上白石は「やりやすいことこの上ない。同じマネジャーの下で7年ぐらい支え合い、傷もなめ合った戦友。いつか一緒にお芝居がしたいという夢をこの映画にかなえてもらった」と話し、満面の笑みを浮かべた。
 本作は、上白石演じる天才的な学生起業家の光と、山崎扮(ふん)する堅実なOLの希が、反発し合いながらも新しいプロジェクトを成功させるため奔走するというストーリー。
 山崎は「萌音ちゃんは常にドンと構えてくれて、引っ張ってくれた。役としてリードしてくれるだけでなく、撮影が終わって帰るときも悩みを聞いてくれた。萌音ちゃんで良かったと心から思う。ありがとう」と感謝した。
 トークには、上白石の役のモデルで学生時代に起業した平野未来さん、新居日南恵さんも参加した。上白石は「私は何度もくじけそうになって沈みがちな夜もあったけれど、お二人の話を聞いて、つらさより楽しさが勝つと頑張れると思えるようになった」と明かした。
 山崎も「人には合う、合わないがあって、私は会ったときに、合わないと思うとシャットアウトするタイプだった。でも、光と希の化学反応を目の当たりにして、苦手な人とも向き合って仕事をするようになりました」と語った。
 さらに、山崎が「失敗したらどうしようという不安はなかったのですか?」と質問すると、平野さんが「どう考えてもいけるとしか思わなかった」と頼もしい回答を。すると上白石が「それ、座右の銘にしようかなあ」とあこがれのまなざしを向けた。
 そして「大きな挑戦となった映画で、日常の小さな気づきをないがしろにしない。それを考えるだけでなく、何か一つのアクションを起こすことにつながっていくとすごく思った。見終わって何かに気付いたら、大切に持って帰って皆さんの希望と光になれば」とタイトルに絡めアピールした。
 山崎も「起業だけでなく、新しいことに挑戦しようとしている人に、少しでも前に進む追い風になるような、パワーのある映画です」と自信のほどを語った。
 映画は9月6日から全国公開。

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