静嘉堂文庫美術館で展覧会『書物にみ
る海外交流の歴史~本が開いた異国の
扉~』

展覧会『書物にみる海外交流の歴史~本が開いた異国の扉~』が、2019年6月22日(土)~ 8月4日(日)まで、東京都世田谷区の静嘉堂文庫美術館にて開催される。
2020年、いよいよ東京でオリンピックが開催される。本展は、この大イベントを控え、改めて日本と海外との交流の歴史を、本を通して振り返ってみようという企画となっている。
『紅毛雑話』 森島中良 江戸時代・天明7年(1787) 静嘉堂文庫蔵 【全期間展示】
周囲を海に囲まれた国、日本。しかしそれにも関わらず、この列島はその長い歴史を通して他国との往来が途絶えたことはなかった。日本文化の根幹を成す漢字・仏教なども、言うまでもなく“外来文化”。日本の歴史と文化は、絶え間なく続けられてきた海外との交流の中で育まれてきたものと言えるだろう。
『日本創製銅版新鐫 天球全図』のうち「天球図(部分)」 司馬江漢 江戸時代・寛政8年(1796)頃 静嘉堂文庫蔵 【全期間展示】
古代以来、我が国の文化は大陸や半島の影響を大きく受けてきた。さらに江戸時代には西洋からもたらされる情報も大きな力を持つようになった。では、それらの交流は、どのような形で本の中に現れているのだろうか。本展では、日本の歴史と文化の基層を成す海外との多彩な交流の姿を、さまざまな書物の中で辿る。
『日本創製銅版新鐫 天球全図』のうち「顕微鏡観物写真図」 司馬江漢 江戸時代・寛政8年(1796)頃 静嘉堂文庫蔵 【全期間展示】
『植学啓原』 宇田川榕庵 江戸時代・天保8年(1837) 静嘉堂文庫蔵 【全期間展示】
『倭玉篇』 室町時代(16世紀) 静嘉堂文庫蔵 【全期間展示】

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