go!go!vanillas 音楽への好奇心と探
求心、ロックバンドとしての使命感、
バニラズが大切にしてきたことが開花
した傑作アルバム『THE WORLD』誕生
の軌跡

音楽が大好きでしょうがないのだという、好奇心と探求心。今の時代に何を唄うべきなのかという、ロックバンドとしての使命感。go!go!vanillasのメジャー4thアルバム『THE WORLD』は、その両方――つまりこのバンドが当初から大切にしてきたこと――がいよいよ開花したことによって生まれた傑作だ。全13曲(うち1曲は完全限定生産盤のみに収録)はどれもしなやかで、まっすぐに的を射抜くような手応えがある。

確かに先発シングル「No.999」をきっかけに一気にギアが上がったような印象はあった。また、“牧 達弥(Vo/G)、ジェットセイヤ(Dr)、柳沢 進太郎(Gt)の生演奏に長谷川プリティ敬祐(Ba)のベース音源を加える”という特殊な形で行われた4月のライブは、それでも素晴らしいものだった。しかし今の彼らを加速させているのは一過性の“調子の良さ”などではない。そのことは本人たちが一番分かっているのではないだろうか。
ということで、牧、セイヤ、進太郎にインタビューを敢行。アルバム誕生までの経緯を振り返ってもらった。
――4月の東名阪ツアー『LIVE! TO \ワー/ RECORDS feat. go!go!vanillas』で今回収録される新曲も結構やってましたよね。
牧:すごく手応えを感じましたね。ちゃんと(お客さんに)響いてるなあっていう感覚もあったし、自分たちも“どうだ!”っていう感じでやりきれてたし。
――『FOOLs』(2017年7月発売メジャー3rdアルバム)のインタビューで“バニラズらしさ”の話をしたじゃないですか。自分たちの思うそれは、好奇心に則って音楽を追求することだけど、第三者から見たそれは、音楽ジャンルとしての軽快なロックンロールだっていう。今回のライブを観てもはやそういう乖離はないように見えたんですよね。お客さん側もそういう次元はとっくに越えてるというか。
セイヤ:まあ理解してくれたんでしょうね、お客さんたちも。バニラズっていうものがどういうバンドなのかを。
牧:というか提示する度胸ですよね。もう“ええ曲書けばええやん”っていう、本当にそれに尽きるというか。“やってみました~”っていう感じじゃなくて、しっかり完成させたものを堂々とやるだけで誰も何も言わなくても分かるっしょっていう話で。例えば“バニラズってこうか”“じゃあこういう感じにしよう”って考えながらコードを弾いた時点でそれはもうクリエイティブではないです。
セイヤ:それはむしろバニラズではないかもね。
牧:でも確かに、それを考えすぎちゃって“ヤベー、曲書けねえ!”みたいになった時期もあったんですよ。『FOOLs』を作り終わったぐらいの時がちょうどそうだったんですけど、あの頃はそういうのを意識しすぎてたのかもしれない。
――そういう時期を抜けたのはいつ頃ですか?
牧:俺が引っ越してからですね。
――そんなに良いところに引っ越したんですか。
牧:そうかもしれない(笑)。それから曲の完成度が格段に上がって、レコーディングでも“こういう音でアプローチをしてみよう”っていうところにまで時間を使えるようになったんですよね。だからどの曲も満足度はかなり高いです。
セイヤ:去年から俺ら、配信リリースや先行配信をやったじゃないですか。それってみんなに早く聴かせたかったからなんですよね。それだけ1曲1曲にストーリーがあったというか。
牧:ジャケットも13枚用意したしね。
セイヤ:そうそう。それでライブで『THE WORLD』の曲を演奏した時、既に自分たちのものになってるなあって感じたんですよ。いつもはツアーをまわりながら“この曲はこんな感じで”っていうイメージを作っていくんですけど、今回は既に出来上がってて。
go!go!vanillas 撮影=大橋祐希
――それはどうしてでしょうね。
セイヤ:多分、制作中の曲への向き合い方とかが関係するのかな。去年の頭ぐらいに“曲作り合宿しようぜ!”っていう話になって、結局合宿はしなかったんですけど、牧の家に集まって4人で曲を詰めていったんですよ。その時に“こういう曲作ろうか”って言ってる時のノリが、バンドを組み立ての頃に“次はあの曲カバーしようか”って言ってる時のようなノリに近くて。
牧:夏休みに友達の家に遊びに行くみたいな感じだったよね。「SUMMER BREEZE」の歌詞にはそういうノリが反映されてるし。
セイヤ:だから去年はいろいろありましたけど、バンドのムードはスッゲー良かったんですよ。思ったことは溜め込まずに言ってその日じゅうに解決する、っていうこともできてたから、人間関係的にも気持ちよかったし。
牧:ただ、結局うちに泊まらなかった理由もそこにあるんですけど。そういう作り方をすると、わりと暇な時間ができちゃうんですよ(笑)。
進太郎:そうそう。俺なんかマンガ読んだり、ビール買いに行ったりしてたし(笑)。
牧:うちの犬と遊んで帰るだけだった日もあったよね(笑)。それならその間に別のことした方が効率いいだろうし、集中っていう意味ではあんまり良くないのかなって思って。だから最初に作った3曲――「SUMMER BREEZE」「スタンドバイミー」「チェンジユアワールド」はみんなで家に集まって作ったんですけど、それ以降は、俺が刷り込んでから4人に共有するやり方に変わりました。そのあとにできたのが「No.999」です。
――前回のインタビューで話していただいた通り、「No.999」の背景には、ロックバンドすらもサービス業になってしまってるのでは? という危機感がありました。今回のアルバムでもそのモードが踏襲されているように思います。
牧:「No.999」をきっかけに今の自分の“こうしたい”っていうモードが見えてきたので、歌詞の世界観、聴いてくれる人に向ける姿勢っていうのはここから全部一緒です。今ってスマートフォンが生活の大部分を占めてるような、現実と仮想現実が入り混じってるような時代じゃないですか。だからこそ個の世界に対する比重はどんどん大きくなっていってるし、現実と仮想現実を繋ぐ橋を作ること、リアルを唄うことが、今求められてることだと思うんです。
――だけど今、ロックバンドにはそれができていないと。
牧:そうですね、それが悔しくて。例えば、フェスやライブを観て、その時には人の心を動かすことができてたとしても、じゃあ生活に帰ってきた時にまだちゃんと機能してますか? っていうと、正直疑問が浮かぶじゃないですか。
――うーん、そうですね。フェス会場では率先してゴミ拾いをするのに、帰りの電車ではマナー悪く過ごしてる人もザラにいますし。
牧:でもロックって元々労働階級によるカウンターカルチャーであって、本来、生活に帰ってきたあとも尾を引くべきものなんですよ。例えばいじめられっ子が“この曲を聴いてる時だけは俺は強いんだ!”って思えるかどうか――っていうところまでちゃんと考えて作らないといけない。そのためには……要は生半可じゃダメだ、っていう話で。だからこそ今一度気合いを入れて言葉を書いたし、良いものを作ることができたと自信を持って言えますね。
go!go!vanillas/牧 達弥(Vo.Gt) 撮影=大橋祐希
生半可じゃダメだ。だからこそ今一度気合いを入れて言葉を書いたし、良いものを作ることができたと自信を持って言えます。
――素晴らしいアルバムだと思います。能動的になって脳みそ回していかないと感情を失いますよ、というのがアルバム全体の大きなメッセージですよね。
牧:そこがね、日本は本当に麻痺しやすいんですよ。サービス大国だから。牛丼屋に行くにしても、店員さんが“いらっしゃいませ”って言ってくれて、牛丼が完璧に出てきて、帰る時には“ありがとうございました”って言ってもらえる――っていうのが普通だと思ってるじゃないですか。だって牛丼が値上がりしたらみんな“え!?”って言うだろうし、店を出る時に“ありがとうございました”って言われなかったら“何だよ”って怒る人もいるでしょ?
――“美味い・安い・速い”って実際すごいことなのに、できて当たり前でしょという認識になっちゃってるというか。
牧:当たり前だと思ってるから幸せの沸点がどんどん上がっていくわけで、それによって、幸せを感じづらくなってる時代だと思うんですよ。だから自分がそれ(サービス)を買ってるんだっていう覚悟がないとダメというか、そういうふうに自分で付加価値をつけていくっていうことが大切ですよね。受け身だったらダメなんですよ。
――なるほど。今回で言うと「GO HOME?」はサラリーマン目線の、それこそ現代で言うところの労働階級目線の歌じゃないですか。こういう種類の曲ってどんな気持ちで書いてるんですか?
牧:サラリーマンなめんじゃねえぞ!っていう感じですね。俺サラリーマンじゃないけど、たまにこういうモードに入っちゃうんですよ。「スーパーワーカー」(メジャー2ndアルバム『Kameleon Lights』収録曲)の時もそうで。
セイヤ:やっぱり日本を支えてるのはサラリーマンだからね。
進太郎:でもサラリーマンって、仕事でサービスをしなきゃいけない人たちですよね。それで帰ったら家族にもサービスしなきゃいけなくて。
――そう。だから疲れてるんだと思うんですよね。それで、本来サービスする側の気持ちを分わかっているはずなのに、自分がそっち側でなくなった途端、人を思いやる余裕がなくなってしまう。
進太郎:そうですね。……こないだ、駅でベビーカーを助けたんですよ。電車とホームの隙間にタイヤが落ちちゃってたから俺が急いで引っこ抜きに行ったんですけど、みんなその間、そのベビーカーをすっごい目つきで見てるだけで手伝ってはくれなかったんですよ。
――え、何で他の人は助けようとしなかったんですかね。
進太郎:多分、助けたら共犯になっちゃうじゃないですか、遅延の首謀者っていう意味で。だから“目の前にいる人が困ってる”っていうことよりも“電車遅延が嫌だ”っていうことの方が先にあるんだと思います。
牧:日本って、ヒーローを待ってるだけで、誰もヒーローになろうとはしないような社会ですよね。
――面倒なことに巻き込まれるよりかは静観してた方が労力使わずに済むし、ってことですかね。そんな社会だからこそロックバンドとして唄うべきことがたくさんあったわけで。
牧:そうですね。言いたいことが多かったから言葉数がめっちゃ増えちゃいました。
――フロウもあったりして、ボーカルの譜割りはかなり変わった印象がありますが、そうなると楽器隊のアプローチも変わってきたりするんですか?
進太郎:弾き方自体はあんまり変わってないですけど、今回はやっぱり歌詞がすごく良いので、歌詞を聴いてもらうために引き算をより意識するようになりましたね。DTMのおかげで誰が何をしているのかが把握しやすかったから“それなら俺はもうちょっとシンプルにします”とか“ここ、歌がないんだったら俺が行っていいですか”みたいに調整して。そういう引き算の精度が『FOOLs』の時よりも高まりました。
――音が少ないような気はしたんですけど、物足りなさはありませんでした。
進太郎:ギターに関して言うと、「雑食」や「Do You Wanna」は歌を追いかけるフレーズや、歌と重なるようなフレーズが多いから、言葉とギターが合体する瞬間がたくさんあって。だからむしろパワフルというか、一塊になってる感じがあるのかもしれないですね。全体としても楽器の量は減ってるかもしれないですけど、それでもしっかり音の厚みが出せたのは、やっぱりバンドになってきたっていうことなんだと思ってます。
go!go!vanillas/柳沢 進太郎(Gt) 撮影=大橋祐希
このアルバムを聴いてる間はずっとカッコつけてられるというか、無敵モードになれるんですよ。
――もしかして演奏面で苦労した曲ってそんなになかったですか?
牧:うーん……。プリちゃんが「Do You Wanna」で手こずってたよね。
セイヤ:「雑食」とかもね。
牧:今回、要所要所のフレーズも僕が家で作ってくることが多かったんですけど、そこで初めて知ったんですよね。僕とプリティのリズム感覚が全く違ったことを。僕の出したフレーズを彼も良いって思ったらしく、しかも実際弾けなかったから、彼はかなり悔しがってて……というか焦ってたと思う。
――自分から出てくるようなフレーズだったら身体に染みついているから弾けるわけで、つまり、弾けなかったということは……。
牧:自分からは絶対に出てこなかったフレーズなんだって思ったみたいで。“マジか……”って言いながら、ショックを受けて帰っていきましたよ(笑)。
セイヤ:そうね。あと最後に録ったのが「GO HOME?」なんですけど、この曲は結構思い出に残ってて。その時期は牧が別室で歌詞を書いてる間、進太郎、プリティ、俺の3人でスタジオに入ることが多かったんですよ。で、スタジオ終わったあとに、近くのステーキ屋で食って、それからまた“よし、今からやるか!”ってなって、スタジオに行くっていう。
進太郎:めっちゃ夜中でしたよね。
セイヤ:2時ぐらいだったと思う(笑)。そういうテンションだったからこの曲はかなりカロリー高めですね。プリティ&ジェットの血と汗が滲み出てる曲だと思うので、その辺りにも注目してみてください。
――振れ幅の広い作品ですけど、ラストの「Hey My Bro.」はカントリー系で、これまで培ってきたバニラズのスタンダードを踏襲した曲ですよね。
牧:そうですね。「雑食」や「Do You Wanna」みたいなアーバンな曲を“東京”と位置付けるとすると、この曲は、地元・大分の友達や親戚みたいな存在というか……。今になってみれば東京にないものが地元にあるっていうのは分かるんですけど、子どもの頃から東京に憧れを持ってきたし、“大分には何もねえじゃねえか”って思ってた時期もあって。だから東京で“闘ってる”っていう感覚がずっとあるし、カッコよく見られたいって思う気持ちや、曲を作る時の原動力の根源もそこだったりするんですよ。そういう物寂しさは、どれだけ変化しようが心の中にあるものであって。それを音楽で表現してみたかったし、俺自身も、そういう曲を聴いてみたかったんです。
――ある種原点回帰のような曲だと思うんですけど、そういう曲を作ってみようと思ったきっかけは?
牧:この曲は……といっても冒頭の部分だけですけど、高校時代からの友達に向けて書いた曲なんですよ。バニラズの前に、そいつと僕とプリティで“どすこい喫茶ジュテームソン”っていうバンドをやってて。
――随分個性的なバンド名ですね(笑)。
牧:(笑)。今はそいつも東京で別のバンドをやってて、これまではそんなに連絡をとってなかったんですけど、俺が引っ越しをして以来、めっちゃ呑みに行くようになったんですよ。で、バンドの話をすると、やっぱりお互い自分の中の正義というか、信じてるものがあるじゃないですか。昔だったらそれがぶつかって、すぐケンカになっちゃってたんですけど、そいつは俺の正義に対してもリスペクトをしてくれるようになってて。それに俺も、そいつには才能があると思ってて……。前のインタビューで、歌詞には自信があるっていう話をしたじゃないですか。でも大分時代からずっと、そいつと戦ってたんですよね。
――そうだったんですか。
牧:そいつの書く歌詞は本当にすごくて、僕はそれに対して劣等感を抱いていた時期もあったぐらいで。ていうのも含めて、そいつは絶対に良いものを作ってると思ってるし、上手くいってほしいんですけど。応援するにしてもねえ、そんなにしみったれた関係じゃないから。“まあとりあえず頑張れよ~”っていう感じで曲に書きました。
――感想はもらいましたか?
牧:もらった! 言葉数は全然少なかったけど、そいつは捻くれ者だからね。めちゃくちゃ響いてたと思いますよ。
go!go!vanillas/ジェットセイヤ(Dr) 撮影=大橋祐希
プリティがいなくてもプリティを感じられたのも大きかった。プリティの音と一緒にライブをやったら“これがプリティだな”ってしっくり来た。
――それはよかったですね。今のエピソードも象徴的ですけど、全体的に熟成感があるというか、“これまでが積み重なったうえでの今なんだ”という部分がしっかり出てるアルバムだなと思いました。
セイヤ:そうですね。これがgo!go!vanillasっていう生き方だと思う。
牧:メジャーデビューして5年、僕も曲を作り始めて10年になるわけですから、バンドにもどんどん歴史ができてきてるんですよ。
セイヤ:(メジャーデビュー当時)中学生だった子が“就職しました!”って報告してくれたりするしね。
牧:そうそう。「パラノーマルワンダーワールド」に昔の曲に出てきた歌詞を入れ込んたのも、そういう時間の経過、繋がりみたいなものを意識した結果なんですよね。自分たちの過去を肯定しながらここまで来たんだっていうことを今回はちゃんと表現したかったんです。

――柳沢さんはどんな作品になったと感じてますか。
進太郎:このアルバムを聴いてる間はずっとカッコつけてられるというか、無敵モードになれるんですよ。
――分かります、私もそういう感覚になりました。それって最初に牧さんが仰っていたような、現実と地続きの作品をしっかり作れたということでもありますよね。
牧:確かに。
セイヤ:俺、家の台所でよくかけてるよ。
牧:俺も今回は結構聴いてる。でも普段は(自分の作品が)出来上がったあとは基本聴かないから、こんなに聴いたアルバムは初めてかもしれないです。
進太郎:作ってる間に自分たちで何回も聴きますからね。
牧:そう。それにいつもだったら“あ、こうしておけばよかった!”っていうのが絶対にあるんですけど、今回はそういうのがなかったんですよね。それくらいちゃんとやりきれたから、聴けるんだと思います。
go!go!vanillas 撮影=大橋祐希
――うん。素晴らしいアルバムだと思います。今月末からツアー『THE WORLD TOUR 2019』も始まるので、最後にライブについて伺いたいのですが。
牧:言葉のパワーがこもってるアルバムなので……というか“ライブ中に感情が乗る”っていうことを大切にしながら歌詞を書いたので、ライブの方がより熱量が高くなると思います。
――その点は東名阪ツアーで先立って証明できてましたね。Zepp Tokyoでの「パラノーマルワンダーワールド」、めちゃくちゃ良かったですよ。
進太郎:歌詞のパワーが強まってたし、そのあとにやった「ライクアマウンテン」(メジャー1stアルバム『Magic Number』収録曲)とのマッチングも良かったですよね。そういうふうに、今改めて昔の曲もヤベーんだよっていう気持ちになれてるというか、このアルバムのおかげで昔の曲も新しくなったんですよ。だからこないだのライブは最強感がすごかったんですよね。
セイヤ:そうね。それに、プリティがいなくてもプリティを感じられたのも大きかったです。やっぱりあいつはプリティでした。
――どういうことですか?
セイヤ:ベースの音がプリティだなあって。サポートの人たちと一緒にやったことで、プリティのベースラインを客観的に見ることができたんですよ。で、この前プリティの音と一緒にライブをやったら、“やっぱりそうだわ、これがプリティだな”って思って。しっくり来たし、いい意味で違和感があったというか。
牧:違和感なの?(笑) 要は、“ちゃんといるよ”っていうことだよね。目を閉じて耳だけで聴いたとしても、あいつのベースだって分かるというか。
セイヤ:そう! そういうこと!
――3人体制でも十分良いライブでしたけど、だからこそステージに立てなかった本人は悔しがってるでしょうね。
牧:ライブの映像も見せたんですけど、やっぱり悔しがってましたね。あと“『エマ』のあれを牧がやってるのは泣けるね”って言ってました。(註:「エマ」演奏時にプリティがイントロで言っている前口上的な台詞を、東名阪ツアーでは牧が代わりに言っていた)
――いや、それは自分で言うなよって思いますけど、冗談を言えるほど元気ということですかね(笑)。ともかく、4人が揃う日を楽しみにしてます。
牧:はい。楽しみにしててください!
取材・文=蜂須賀ちなみ 撮影=大橋祐希

アーティスト

SPICE

SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着