ジェフ・ダウンズ、エイジア初期を語

この夏、ニュー・ラインナップで、イエスと北米ツアーを行なうエイジアのジェフ・ダウンズが、バンド結成時や初のヒット・シングル「Heart Of The Moment」(1982年)の裏話を語った。
ダウンズは、英国のプログレッシヴ・ロック専門誌『Prog』のインタビューで、「エイジアはもともと5ピースになるはずだった」と話した。「それがレコード会社の希望だった。一時期ジャーニーにいたロバート・フライシュマンをオーディションした。トレヴァー・ラビンも来た。彼は、職にありつけなかったよ。スティーヴ(・ハウ)はセカンド・ギタリストってアイディアは気に入らなかっただろうからね。僕らが、この“もう1人”を探している間、ジョン(・ウェットン)が歌っていて、結局のところ、僕ら、“ジョンは素晴らしいじゃないか。4人のままで行こう”って言い合ったんだ」

ジョン・ウェットン(Vo/B)、スティーヴ・ハウ(G)、カール・パーマー(Ds)、ジェフ・ダウンズ(Key)のラインナップでスタートしたエイジアは1982年にセルフ・タイトルのアルバム『Asia』を発表し全米1位を獲得。「Heart Of The Moment」が全米で最高4位をマークするヒットとなった。

しかし、オープニング・トラックともなった同曲は当初、アルバムに収録するつもりはなかったそうだ。「“Only Time Will Tell”で口火を切るつもりだった。でも、レコード会社から“他にないか?”って言われたんだ。それである朝、ジョンと僕とで“Heart Of The Moment”のアイディアを考えついた。あの曲の骨格は多分2時間くらいで作った」

ダウンズはまた、この曲がヒットしたことで思わぬ問題が浮上したとも明かした。「多くの人たち、マネージメントやレコード会社にとって“金づる”になった。僕らを違う方向へ導こうとしたり、むしり取ろうとする人が現れた」という。

エイジアは、6〜7月にイエス、カール・パーマーズELPレガシー、ムーディ・ブルースのジョン・ロッジと開催する<The Royal Affair>北米ツアーで、ダウンズとパーマーに、ビリー・シャーウッドと元ガンズ・アンド・ローゼズのロン・サールをフィーチャーした新ラインナップでプレイする。一部で創設メンバーのスティーヴ・ハウも参加する。

Ako Suzuki

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