劇場アニメ「海獣の子供」芦田愛菜主
演で6月7日公開 久石譲が音楽を担当

芦田愛菜が演じるのは自身と同じ14歳の少女・琉花(c) 2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会 PHOTO:HASEGAWA SATOSHI 五十嵐大介氏による漫画を劇場アニメ化する「海獣の子供」が6月7日から全国公開されることが決定し、主演の芦田愛菜らメインキャスト、渡辺歩監督をはじめとしたメインスタッフが発表された。
 同作は、部活で居場所をなくした中学生の少女・琉花が、東京湾で不思議な少年・海と出会うことをきっかけに、海に宿る生命の秘密にふれていく海洋冒険物語。第38回日本漫画家協会賞優秀賞、第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞するなど高い評価をうけており、昨年7月16日(海の日)に、「鉄コン筋クリート」を手がけたSTUDIO4℃による劇場アニメ化が発表されていた。
 主人公の少女・琉花を女優の芦田愛菜、物語の鍵をにぎる少年・海をピクサーアニメ「リメンバー・ミー」の主人公ミゲル役の日本語吹き替えを担当した石橋陽彩、海の兄である空を、俳優・窪塚洋介の息子で映画「泣き虫しょったんの奇跡」に出演した窪塚愛流が演じる。芦田からは、「『命のはじまりってどこにあるのだろう。自分の存在意義って何だろう』と、同じ14歳の琉花と一緒に考えたり、知りたいと思いながら演じさせていただきました」と作品への思いが語られ、原作者の五十嵐氏からは、「芦田愛菜さんの声は聞く人を引き込む独得な響きをたたえていて映画の世界にずっと浸っていたい気持ちになりました」とのコメントが寄せられている。
(c) 2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会 メインスタッフも明らかとなり、監督を「宇宙兄弟」「ドラえもん のび太の恐竜2006」の渡辺歩、キャラクターデザイン・総作画監督・演出を「のび太の恐竜2006」で渡辺監督とタッグを組み、「かぐや姫の物語」で作画監督を務めた小西賢一、美術監督を「鉄コン筋クリート」の木村真二が担う。また音楽は、長編アニメーションを手がけるのは2013年公開の「かぐや姫の物語」以来となる久石譲が担当する。
 あわせてキービジュアルと特報映像も披露された。20秒の特報映像では、久石の音楽をバックに、渡辺監督いわく「徹底して『描き』にこだわるスタッフ達が一筆一筆を刻み付けた」アニメーションを堪能できる。

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