「悪夢」の原因は!? 4つの“もと”
&見ないための方法

「悪夢」を見ることが多いという人もいるのではないでしょうか。今回は、悪夢を見てしまう原因と、見ないためにはどうしたら良いのかを探ってみました。

自分の生命の危険を感じる夢。自分の嫌なことを経験する夢。いつも同じ夢を見るしかも悪い記憶が残る夢。人それぞれ体感度は違いますが、総じて「悪夢」といいます。
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実はその悪夢。就寝前の行動によって、「よい夢を見るか」、「悪い夢(悪夢)を見るか」、「そしてまったく夢を見ないか」が決まることが、にわかにわかってきました。
誰でも悪夢は見たくないものです。夢を見ないことは不可能ですから、今回は悪夢の原因を探ってみましょう。
病気や就寝姿勢からくる悪夢
睡眠時無呼吸症候群などの酸素供給不足の場合、「苦しい」という気持ちが悪夢を引き起こすことがよく知られています。
自分は痩せているし、そんな症候群は関係ない方でも、うつぶせ睡眠などをすると、胸式呼吸の場合、肺が充分に膨らまない。腹式呼吸の場合は横隔膜の動きが制限された結果、酸素供給能力が低下し、やはり「苦しい」という感情が生まれてしまいます。
その場合、人間は自然に苦しさから逃れようと寝返りをうつのですが、布団が狭かったりして、寝返りをうてない環境にあると、苦しいままになってしまいます。そのときに起こるのが、一気に睡眠レベルが浅い眠りに悪化した結果、(息が)苦しいという悪夢を見ることになります。
太っている人は寝返りをうちづらく、ダブルベットに二人でねていると熟睡できないという人が多いのは、「寝返りを打ちづらい」という原因が考えられます。
またうつ病等の精神疾患からくる不眠の場合には、もともとの眠りが極めて浅いため、夢を見やすく、脳が不安あるいは不安定状態にある病なので、悪夢を見やすくなってしまいます。この場合、導眠剤等でなるべく深く眠る対処療法しかありません。
また精神を楽にする抗うつ剤の中には、悪夢を見やすくなる全く逆の副作用をもたらすものもあり、その場合は薬の変更を医師に申し出た方がよいでしょう。
まだまだある、悪夢を見てしまう原因
ストレスからくる悪夢
受験や就職、転職、転勤、昇格、降格などの人生のストレスが発生する時に悪夢は多く発生します。脳は寝ていても考える事を停止することはないので、起きているときに考えている不安要素を、そのまま夢にまで引きずってしまう傾向にあるといわれています。
しかもストレスを抱えているときは熟睡(ノンレム睡眠になかなか入らない)できないため、夢を見やすくなり、しかも内容が悪夢。最悪のケースの場合、起きている時の仕事の夢を見てしまい、寝ていてもまったく脳も身体も休まらないと感じてしまい、24時間活動状態という最悪の結果に。
この場合、うつ病に発展してしまうケースもあります。
安易な夜食からくる悪夢
睡眠直前に食事をとってから寝ると、悪夢を見やすいと言われています。
原因は2つ。まず睡眠中に胃が消化モードにはいると、胃に血液が集中し、脳に血液がまわりにくくなります。起きているときは眠くなる程度で済むのですが、寝ているときは血流量も減少するため、限られた血流が胃にとられてしまうと、脳が虚血状態になってしまいます。
その結果、脳が限られた活動しかできずにストレスが発生し、結果として悪夢となってしまうケースが多いのです。
また寝ているときは胃の消化が悪く、胃がむかむかします。これもストレスとなり、悪夢に二重の意味でつながってしまうのです。
アルコールによる悪夢
アルコールも悪夢を引き起こす原因と言われています。
アルコールは睡眠に誘因する作用がありますが、睡眠が浅くなるレム睡眠になってしまい、夢を見ない状態のノンレム睡眠に落ちる事を妨害してしまう作用があります。
しかもアルコールは大抵夜に飲むものなので、睡眠前に摂取することが多い物質。しかも体内で睡眠中に毒性の強い(悪酔いや二日酔いの原因になる)アルデヒドに代謝されていくため、睡眠の質はかなり悪くなり、夢も悪酔いとなってしまいます。眠れないからアルコールを…と摂取するのは、全くの逆効果です。
悪夢を見ないためには
悪夢を見ないためには
悪夢を見ないためには、夢を見ない脳が休まるノンレム睡眠を増やす必要があります。
またよい夢であっても、よい夢を見続けても、脳は寝ていないということになりますので、で精神疲労となり、悪夢の連鎖に陥った時、脱出することが難しくなる場合があります。
そのためには、「ノンレム睡眠」が熟睡のキーワードです。ノンレム睡眠を増やすためには、睡眠前にリラックス神経といわれる副交感神経を活性化することが必須です。
副交感神経を活性化するには、「寝る前にぬるめの湯にゆっくりと浸かる」「寝る前にマイナスイオンを増やした環境にする」「寝る前にホットミルクなど(コーヒーはカフェインに覚醒効果があるので禁忌)を飲むなど、胃に負担を掛けずに心が和らぐ温かい飲み物をカップいっぱいほど飲む」「寝る前に激しい行動をしない。脳が活性化している状態で眠らず、眠くなったと感じてから寝る」などの環境を整えてあげる必要があります。
中でも最後の「眠くなってから寝る」は重要なポイントです。もし眠くなるのが遅い時間になってしまっているかたは要注意、悪夢予備軍です。その場合は、副交感神経を活性化することを心がけましょう。
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