AKB48チーム8太田奈緒「雨の日でも明
るい気持ちになれます！」新公演『そ
の雫は、未来へと繋がる虹になる。』

佐藤仁

2018年11月24日 17:30

AKB48チーム8の湯浅順司プロデュース「その雫は、未来へと繋がる虹になる。」公演の初日が2018年11月22日に迎えた。前日の夜にはメディア向けのゲネプロが行われた。

新公演は、湯浅順司氏が「継承と変革」をコンセプトにプロデュースしたAKB48チーム8の劇場公演。AKB48の歴史を再確認し、その歴史と先輩たちへの敬意を改めて認識する機会として「今のチーム8が昔の曲をやることに意義がある」と、AKB48の楽曲のみから2005年～2017年の1年1曲は入るように選曲。そして、公演楽曲のほとんどに「汗」「涙」そして「雨」など、『雫』をイメージする単語が入った楽曲で構成されている。

「活動 5 年目に突入した AKB48 チーム8。チーム8として様々な経験を重ねていく中で流してきた努力の『汗』、寂しさ、悔しさ、嬉しさで流した『涙』など、落としてきた数々の『雫』と共に成長を重ねてきた彼女たち。そうしたメンバー1人1人の『雫』、そして、ファンの皆様の応援での汗や涙の『雫』、スタッフ陣が裏で流していた『雫』は、いつの日か素晴らしい未来へと繋がる虹になる。」という湯浅順司氏の思いが込められた公演となっている。

また、本公演ではAKB48グループ史上初の試みとして、開演2時間前のAKB48劇場の天気にて、「雨の日」認定された時のみ「直角 Sunshine」が披露される。

「その雫は、未来へと繋がる虹になる。」公演（ゲネ）での太田奈緒

「チーム8の曲と思われるように」

今回の初日メンバーの1人としてステージに立った太田奈緒（京都）。

ゲネでの自己紹介のテーマは「初日の意気込み」だった。

太田は「新公演のセットリストを見た時に、知らなかった曲が多かったです。これらの楽曲がこの公演を通じて、チーム8の曲と思われるようになればいいなと思います」と語っていた。

自己紹介MC（ゲネ）での太田奈緒

MCやトークも盛り上げ「一日交通安全大
使やります！」

ゲネのMCのテーマが「最近の近況」だった。

MCではステージ上で太田は、人見古都音（岡山）や小田えりな（神奈川）、山本瑠香（和歌山）らのトークに突っ込みを入れたり、フォローをしあり、相槌をするなどステージでのトークも要所要所で明るい笑顔と京都弁で笑いをとりながら、トークを盛り上げていた。

そして、太田自身は近況報告として「AKB48の新曲の『NO WAY MAN』に収録されている『池の水選抜』に選ばれておりまして、歌番組の収録をしていました。11月27日には『池の水選抜』のメンバーでイベントがあります。でも、私はそのイベントには出られないです。その日には地元・京都の長岡京市で一日交通安全大使に就任します！皆さん、是非来てください！」と語ると、周囲のメンバーからも「宣伝してる！宣伝！」と突っ込まれていた。

MC（ゲネ）でもステージを盛り上げる太田奈緒

ユニットでは名曲「ライダー」表情にも
注目

太田奈緒はユニットではAKB48の名曲「ライダー」を担当。同曲は2006年のチームA3rd公演のユニット曲。

湯浅氏も「AKB48の数ある神曲の中の1つ。12年の時を経ても、AKB48劇場でこの曲をやれることが本当に嬉しい」と語っていた。

太田は、AKB48を代表する名曲に岡部麟（茨城）、寺田美咲（長崎）、川原美咲（佐賀）、人見古都音（岡山）とともに挑戦。太田奈緒の癒しの柔和な表情、優しい眼差しとパフォーマンスが見どころだ。

「ライダー」を披露する太田奈緒

「この公演は私自身も明るくなれます」

太田はアンコールの最後の曲「虹の列⾞」の前に、メンバーを代表して新公演の感想をステージで伝えた。

太田は「この公演では、雨の日なら1曲追加されます！雨の日で、気分が暗くなってしまうことがあります。でもこの公演では、私自身も明るくなれます。公演に来てくださった皆さんが、雨の日でも明るい気持ちになって帰ってくれればいいなと思います」と落ち着きながら笑顔で語りかけていた。

新公演の感想を語る太田奈緒「この公演では、私自身も明るくなれます」

新公演の感想を語る太田奈緒「雨の日でも明るい気持ちになって帰ってくれればいいなと思います」

「メッセージ性のある曲が多かった」

またゲネプロ終了後の囲み取材では、記者から太田奈緒に対して「歌詞を表現するにあたって難しい曲や、メンバーが理解するのに苦労しそうな曲などはありましたか？」との質問が振られた。

それに対して太田は「それぞれの楽曲で、歌詞にメッセージ性のある曲が多かったので（振りやパフォーマンス、表情が体に）入ってくる曲が多かったです。みんな大丈夫だったと思います」と吉川七瀬（千葉）を見ながら笑顔で回答。

最後まで、太田奈緒の癒される笑顔が印象的だった。今まで太田奈緒が劇場やライブなどで演じてきたことがない楽曲やパフォーマンスなど見どころも多い新公演。新たな太田奈緒のパフォーマンスや様々な表情を見つけることができる。

ゲネプロ後の囲み取材での太田奈緒

ゲネプロ後の囲み取材での太田奈緒「「それぞれの楽曲で、歌詞にメッセージ性のある曲が多かったので（振りやパフォーマンスが体に）入ってくる曲が多かったです」

ゲネプロ後の囲み取材での太田奈緒「みんな大丈夫だったと思います」

『その雫は、未来へと繋がる虹になる。
』セットリスト

No. タイトルメンバー
̶overture ̶
1 蕾たち（ALL）
2 スコールの間に（ALL）
3 ビバ!ハリケーン（ALL）
4 ⾔い訳Maybe（ALL）
5 10クローネとパン（吉川、岡部、⼩⽥、倉野尾、佐藤七海）
6 愛しさを丸めて（⾕川、⼤⻄、横⼭）
7 キャンディー（坂⼝、⾏天、⼭本）
8 純情ソーダ⽔（⾼橋彩⾳）
9 ライダー（岡部、⼈⾒、太⽥、寺⽥、川原）
10 細雪リグレット（ALL）
11 アンチ（ALL）
12 アクシデント中（ALL）
13 光と影の⽇々（ALL）
アンコール
EN1 After rain（ALL）
EN2 ４７の素敵な街へ（ALL）
EN3 直⾓Sunshine ※ （ALL）
EN4 虹の列⾞（ALL）

※本番２時間前の秋葉原の天気にて雨の日認定された場合、追加される１曲