Nulbarich、話題のCMソングなど武道
館前必聴の曲はこれ!

アネッサCM曲や『NEW ERA』が話題。Nu
lbarich(ナルバリッチ)とは?

シティポップ全盛の近年、同ジャンルに類する音楽をアイデンティティとするミュージシャンが数多く出てきています。この記事で紹介するバンドも、このところ日に日に注目度を増しているシティポップ系バンド。武道館公演もソールドアウトしたNulbarich(ナルバリッチ)の魅力と、おすすめの曲について紹介します。

Nulbarich(ナルバリッチ)はどんなバ
ンド?その素顔やバンドメンバーを紹介

Nulbarichは、シンガーソングライターであるJQがプロデュースするバンド。

バンド名の由来は、
Null(ゼロ、形なく限りなく無の状態)
but(しかし)
Rich(裕福、満たされている)
という3つの英単語であり、「相反する意味を持つ言葉を繋げたものにしたかった」というJQの意向が反映されたものとなっています。
Nulbarichの音楽性は、JQ自身が影響を受けたと話すヒップホップや、ファンク、R&B、アシッドジャズといったブラックミュージックのエッセンスを、日本人にも馴染みが深いジャンルであるポップスやロックへと昇華するものです。これを単にシティポップと形容してしまうにはやや安易かもしれませんが、現在の日本のトレンドを考えるとやはりそう形容せずにはいられません。

新進のシティポップと聞いて想像するようなミュージシャンと比較すると、Nulbarichの音は圧倒的に明るいのが特徴。シティポップといえば「アーバンで深夜のドライブに合うジャンル」というイメージも多くありますが、Nulbarichのそれは太陽が燦々と輝くような夏の日中がぴったり合います。そういう意味ではシティロックというのが的確で、まさに暑い季節に聴きたいバンドということができるでしょう。

Nulbarich(ナルバリッチ)、謎に包ま
れたメンバーについて

Nulbarichのメンバーについて、JQの名前はよく見かけますが、それ以外のメンバーは謎に包まれています。さまざまな情報をあたってもほとんど記述がありません。しかしそれには納得の理由がありました。
実はNulbarichはJQ以外のメンバーが固定化されていないのだそう。先に記述したようにNulbarichは「シンガーソングライターであるJQがプロデュースするバンド」で、それ以上でもそれ以下でもありません。それぞれの楽曲に応じてJQが必要なメンバーを集め、編成もその時々で変化するバンド、一般的にはそう言われています。

しかしJQによると、メンバーはほとんど固定化されているそう。ミーティアが2017年6月におこなったJQへのインタビューではJQ自身によってこう語られています。

”メンバーは僕と仲の良い友人を集めました。”
”実は固定してます。”

Nulbarich(ナルバリッチ)のおすすめ
曲を紹介

『NEW ERA』はNulbarich(ナルバリッチ
)名刺代わりの1曲

まずはこの曲です。NEW ERA(新しい時代)と題された楽曲は、Nulbarichの名刺代わりともなる1曲で、1度聴けばもう耳から離れません。サビで刻まれるギターのカッティングや、ブラックミュージックを感じるリズム、イントロのシンセの音色が実に心地良く、まさにシティロックというに相応しい軽快なナンバーになっています。

2018年7月時点でYouTubeの再生回数は330万回を超えていて、Nulbarichというバンドを詳しく知らなくてもこの曲を知っている、というミュージックフリークは少なくないでしょう。

『Kiss You Back』はアネッサのCM曲で
話題に

CMで流れたこの曲に「耳」を奪われた人も多いのではないでしょうか。こちらは資生堂アネッサのCM曲にも使われた『Kiss You Back』。Nulbarichの曲のなかでも他に類を見ない圧倒的に爽やかなナンバーです。

今後の展開を期待させるギターのリフと、ハウスを感じさせる4つ打ちのリズム。壮大なコーラスと電子音が加わってから15秒後、期待感は高揚感とともに一気に爆発します。ぜひ目を閉じながら聴いて、音と水のスプラッシュを感じて欲しい1曲です。

『In Your Pocket』2曲とはまた違う表
情を見せるミドル・チューン

ここまでの2曲はNulbarichの中でも「陽」にあたる楽曲でしたが、『In Your Pocket』は彼らの「陰」の音楽性を感じられる楽曲です。メッセージ性のある歌詞も印象的で、静かなアレンジも相まって実に深い奥行きを見せてくれます。MVも素晴らしい出来なので、ぜひ音だけじゃなく、映像でも楽しんで欲しい1曲です。

シティポップはSuchmosやceroだけじゃ
ない!

シティポップ全盛のトレンドのなかで、一部のミュージシャンだけがジャンルの代名詞のように語られることも多い昨今。Suchmosやceroだけを聴いて新進のシティポップを知った気になるのは大きな損失です。今回はトレンドの一角を確実に担っていくであろうNulbarichをピックアップして紹介しましたが、彼らの他にも今聴いておくべきミュージシャンが数多くいます。これをきっかけにしてジャンルを深掘りしてみてはいかがでしょうか?初のリミックスEP『The Remixes』も楽しみにしたいですね。
Nulbarich公式サイト:http://nulbarich.com/

公式Facebook:https://www.facebook.com/nulbarich/

公式Twitter:@nulbarich

公式Instagram:mrjeremyquartus
最新アルバム情報

2nd Album
「H.O.T」
2018.3.7 Release
【Tracklist】
1. H.O.T (Intro)
2. It’s Who We Are
3. Almost There
4. Zero Gravity
5. Handcuffed
6. In Your Pocket
7. See You Later (Interlude)
8. Supernova
9. ain’t on the map yet
10. Follow Me
11. Spellbound
12. Construction (Interlude)
13. Heart Like a Pool

Nulbarich、話題のCMソングなど武道館前必聴の曲はこれ!はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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