珈琲も煙草も嗜まない女子の、それで
も好きな「純喫茶」
あゞ、愛しき純喫茶。
レトロブームな今、純喫茶の魅力は若い世代の間でもじわじわ…。
若い人が営むカフェでは決して体験できない、そのノスタルジックな雰囲気に酔いしれたい!と思う人におすすめ。
東京都内にある純喫茶を、フィルムカメラの写真で紹介していきます。
まずは、お気に入りを紹介する前に「純喫茶って何?」ってことから。
「いわゆるカフェや普通の喫茶店と何が違うの?」という部分を、わたしなりにまとめてみました。
私なりの”純喫茶とは
・お酒がメニューにない ・タバコが吸える ・レザー調、ベルベット調などの高級感のある椅子 ・年季の入ったレトロな雰囲気の内装 ・漫画や雑誌が置いてある ・ゲーム卓がある ・クリームソーダやミルクセーキがある ・美味しいサンドイッチやナポリタン
項目全てに当てはまらなくともOK。でも当てはまれば当てはまるほどイイ!
しかし、最近ではマスターの高齢化や経営難などで、素敵な純喫茶がどんどん閉店している現実…。
これはさみしすぎる…!ということで、今すぐにでも訪れておいて欲しい大好きなお店を大紹介。
ずっとずっと無くなって欲しくない文化です。
ロマン / 高田馬場
ここは、一番の行きつけ。
入り口はかなり分かりづらいところにあるので注意(でもそれが、隠れ家っぽくて逆にいい)。
早稲田口を出て、パチンコ屋さん側に信号を渡って、セブンイレブンの右裏の階段を登るとあります。
ちなみにロマンは、入り口から3席が禁煙。多少は煙を防げるので、タバコが苦手な人でも行きやすいかも。
4人テーブルが広々と使えるのも嬉しい。仕事や読書、勉強もOKというのも高ポイント。長居しても怒らない、心の広いロマンが大好きです。(もちろんちゃんとオーダーはしてね!)
最後の3分の1は「粉チーズ」をかけて食べるのが、私的ルール。
アイスを食べながら飲む派と、アイスを溶かして飲む派がいると思うのだけど、私は後者。
長居する時には、2杯目に「ストロベリージュース(¥550)」か「ミルクセーキ(¥580)」を頼みます。
どっちも程よい甘さで、ミルキーでめちゃめちゃうまいからいつも迷う。
ちなみに、ロマンのミルクセーキは、能町みね子さんのエッセイの表紙になったこともあるそう。能町さんがロマンの常連みたいです。
とにかくゆっくりしたい時や、美味しい喫茶ごはんを食べたい時には、ロマンへ行くのがおすすめです。
【ロマン】 住所:東京都新宿区高田馬場2-18-11 稲門ビルM2階 アクセス:高田馬場駅から徒歩約2分 営業時間:要問い合わせ 定休日:要問い合わせ
ツネ / 大久保
純喫茶には珍しいオープンテラス?(窓を解放している)スタイルのお店(1年中かは不明…)。
大久保の街とのギャップを感じる、ゆったりとオトナな雰囲気が漂います。
色褪せた看板が、年季入っていて素敵。
甘酸っぱくて懐かしい味のレモンジュースは、なんだか青春…。
冬だったら、あったかいレモネードにしてもいいかも。もちろん珈琲好きは珈琲を(笑)。
そして今回は紹介できなかったけれど、ツネはフードもかなり充実。
スパゲティやトースト、ピラフなど、種類がとにかく豊富だしどれも本格的。ぜひお試しあれ。
コーヒー豆がびっしりと敷き詰められたテーブルが、渋くて超かっこいい…!
だから、ついついテーブル席を選びたくなっちゃう。
コースターも、ツネの雰囲気にぴったりで、めちゃめちゃいい味出してる。
わたしは普段珈琲を飲まないから何とも言えないのだけれど、珈琲にはかなりこだわっていそう。香ばしいいい香りがしていました。
ツネは、内装1つ1つが凝っていて、マスターのこだわりをめちゃめちゃ感じるお店。
線路沿いの立地も、なんだか風情があるし、夏に行きたい純喫茶。
【ツネ】 住所:東京都新宿区百人町1-24-16 アクセス:新大久保駅から徒歩約7分、大久保駅から徒歩約1分 営業時間:月〜土 8:00-20:00(ラストオーダー19:00)、祝 9:00-18:00 定休日:日曜日 ※ツネは、PCで仕事するのは禁止なので注意!
珈琲が飲めない・煙草を吸わない女の子でも大丈夫!
現代に残る「レトロな純喫茶」をぜひ体験してみて。
次回もお楽しみに…!
珈琲も煙草も嗜まない女子の、それでも好きな「純喫茶」はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。
ミーティア
「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。