【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>怒髪
天、「やばいね、俺ら挟まれてる」
5月に<カムバック・サーモン TOUR 2018 "押忍!ホッチャレ部">で地元の北海道に遡上。たっぷり英気を養ったであろう50代男たち、怒髪天がEVIL STAGEに登場した。矢沢永吉ばりにオールバックをコームで整え、コームを客席に投げた増子。「踊れー!」と叫びながら、「サスパズレ」でライブへ突入した。そのイントロから曲は「酒燃料爆進曲」へ展開。もはや酒ヤケを超越したソウルフルな声でがなり、歌いまくる増子がステージにいた。痛風と闘う男、ドラムの坂詰は力強いリズムやグルーヴで、バンド・サウンドを引っ張っていく。ベースの清水は、人生を背負って大はしゃぎ。渋さと若々しさの両面を兼ね備えたプレイを炸裂させるのは上原子だ。
いつもはMCが長くなる怒髪天だが、なぜか、今日は最小限にとどめている。7月リリースの新作『夷曲一揆』からのナンバーも披露するなど、とにかく時間の限り、曲をたっぷり楽しんでもらおうという、大人らしい心配りか。
「今日のタイムテーブル見たら凄い。俺らの前に向こう(SATAN STAGE)で横山健。俺らの後、難波でしょ。やばいね、俺ら挟まれてる。こうなったら俺ら、ハイスタでしょ。“STAY GOLD”でしょ! どっちかというと“金玉ボーイズ”ですけど」
気の利いた小粋なトークに笑いも起こる。そして最後の曲「サスパズレ」が始まったが、3分ぐらいの曲なのに、まだ10分ほど持ち時間が余っているという。やはり、だ。曲をやってはMCというより、おしゃべりタイムを挟み込む。
気の利いた小粋なトークに笑いも起こる。そして最後の曲「サスパズレ」が始まったが、3分ぐらいの曲なのに、まだ10分ほど持ち時間が余っているという。やはり、だ。曲をやってはMCというより、おしゃべりタイムを挟み込む。
「意志が見えるフェスは呼ばれて嬉しい。ひたちなかなんか出るもんじゃねえ」と毒を吐いて笑わせたり、「曲におもしろさはいらないって言われるけど、曲におもしろい要素は入れてないから。やってる人がおもしろいだけ」と思わず納得の自己分析ぶりも。ともかく時間いっぱいまでしゃべる、ロック・ミュージシャン版おしゃべりクソおじさんに、ドッカンドッカンの大受け状態。ラストをカッコよくバンド・サウンドで決めながら言うこともニクかった。
「生きてたら、また会おうぜ!」
「生きてたら、また会おうぜ!」
取材・文◎長谷川幸信
撮影◎本田裕二
【怒髪天 セットリスト】
01.酒燃料爆進曲
02.オトナノススメ
03.セイノワ
04.裸武士
05.HONKAI
06.サスパズレ
■<SATANIC CARNIVAL'18>
6月16日(土) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール
6月17日(日) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール
撮影◎本田裕二
【怒髪天 セットリスト】
01.酒燃料爆進曲
02.オトナノススメ
03.セイノワ
04.裸武士
05.HONKAI
06.サスパズレ
■<SATANIC CARNIVAL'18>
6月16日(土) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール
6月17日(日) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール
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