演出家・蜷川幸雄を世界に知らしめた
伝説の舞台『NINAGAWA・マクベス』の
ニューヨーク公演が決定！

演出家・蜷川幸雄の名を一躍世界に轟かせるきっかけとなった作品『NINAGAWA・マクベス』（初演：1980年）が、2018年7月にニューヨークで上演されることが決定した。本公演の主演である、マクベスとマクベス夫人は2015年からコンビを組み、昨年の海外公演でも各地の劇場を沸かせた市村正親と田中裕子が務める。

本公演がニューヨークで上演されることになった経緯は、2015年に17年ぶりとなる再演が Bunkamura シアターコクーンで行われると、世界各国から上演のオファーが殺到したためだ。蜷川氏の「この作品を海外の観客に届けたい」という希望のもと、2017年の海外ツアーが決定し、その後、蜷川氏の逝去に伴い一周忌追悼記念公演として2017年の5月より、香港・さいたま・鳥栖・ロンドン・プリマス・シンガポールのツアーが行われた。
ツアーの途中、シアターロイヤルプリマス（イギリス）に、リンカーンセンターのプロデューサーが来訪し、（リンカーンセンターフェスティバルでは、過去に『近代能楽集』『ムサシ』『海辺のカフカ』といった蜷川作品が上演されている。）ニューヨークの演劇関係者たちの熱い想いによって、この公演が実現する事になった。

主演 マクベス役：市村正親のコメント

アメリカで舞台に立つのは初めてです。
役者なら誰もが憧れる NINAGAWA・マクベスを演じられて、本当に幸せです。
「ざまぁみろ！俺が最後の NINAGAWA・マクベスだ！」という気分。
市村正親、いよいよＮＹデビュー！！！……そのまま住み着くかもしれないぞ（笑）。

市村正親