【ライブレポート】虹のコンキスタドール結成5周年プロジェクト始動!EX THEATER ROPPONGI でワンマン公演。

【ライブレポート】虹のコンキスタドール結成5周年プロジェクト始動!EX THEATER ROPPONGI でワンマン公演。

【ライブレポート】虹のコンキスタド
ール結成5周年プロジェクト始動!EX
THEATER ROPPONGI でワンマン公演。

連綿と続く闇と光との抗争の歴史。
 虹のコンキスタドールがライブの魅力の一つに据えているStory Live。今回、彼女たちが用意したお題目は、「虹の大三角形」。それは、最新シングルナンバーであり、虹のコンキスタドールのライブでずっと高い支持を得てきた『トライアングル・ドリーマー』をモチーフにしてのこと??、それとも…??!!
ライブは、映像を通し物語を描きながら、映像の間に間にライブパフォーマンスを挟む形で進行。さて、この日のライブにどんな光景が描き出されたのか、そろそろ幕を開けようか。
場内が闇に包まれ、幕が開くと同時に、舞台上には銘々にポーズを決めた11人のメンバーたちの姿があった。巨大なスクリーンに映し出されたのは、連綿と続く闇と光との抗争の歴史について。
闇となる存在がこの世に生まれ、世界を支配しようと動き出す。そのたびに、同じように闇を討伐する光と成す存在が生まれ、その闇たちと戦いを繰り広げてゆく。繰り返す闇と光の抗争。
今回も、闇の気配を感じ、闇が蠢く世界に現れた11人の光の戦士。それぞれに「文字」を記した石を手にした11人は、互いに引き寄せられるように集まりだした。
キラキラとまぶしい歌声とパフォーマンス
その動きへ呼応するよう、力強く躍動するように流れたのが、最新シングル『トライアングル・ドリーマー』とダブルA面として収録されている『心臓にメロディー』。楽曲が始まると同時に、11人の女性たちも時計の針を押し進めるように動き出した。「走れ 走れ 走れ 走れ」「キミへ キミへ キミへ キミへ」と、彼女たちは胸の奥底から沸き上がる想いを、歌声へ熱くぶつけてゆく。今、この瞬間に生まれる想いを熱く分かち合おうと誘うように光の戦士となった11人の女性たちは、気持ちを高ぶらせ、興奮を求めたくてうずうずしている観客たちへ熱と気を降り注ぎだした。
アゲでファンキーな楽曲が思いきり弾け出した。『✝ノーライフベイビー・オブ・ジ・エンド✝』を合図に、フロアー中から飛び交う熱い声。触れた人たちを、「これでもか!!」と言わんばかりに大騒ぎの空間へ彼女たちは導いてゆく。もっともっと騒ぎ立てろ、もっともっと剥き出しの感情のまま、一緒にはしゃぎ倒せ。
騒ぎたい気持ちへさらに火照った熱を降り注いだのが、派手で喧騒なEDMナンバーの『chaos and creation』。攻撃的なビートに刺激され、気持ちもどんどんアガってゆく。何より、11人の華やかなステージングに魅了され、熱い視線を彼女たちへ注ぎながらも、身体はしっかり虹のコンキスタドールが描き出したカラフルなパーティ空間の虜になっていた。
続く『パラダイスな片思い』でメンバーたちは妖しく、いや、セクシーさも交えせまってきた。こちらも、とてもカラフルでファンキーでディスコティックな楽曲だ。彼女たちのキラキラとまぶしい歌声とパフォーマンスは、幸せなオーラを解き放ってゆくようだ。その姿に、僕らは嬉しく魅了されてゆく。
高揚した気持ちを一気に沸騰させるように、虹のコンキスタドールは『戦場の聖バレンタイン』を歌唱。
さらにファンキーさを増した演奏に触発され、フロアー中にもアゲな空気が渦巻いてゆく。バクバクとした感情を、そのまま歌声や演奏へダイレクトに投影。いや、メンバーたちは、これまで以上に挑発的な姿勢を歌にぶつけていた。その姿からは、ここが戦いを繰り広げる合戦の地だと言うようにも見えてきた。キュートさの中にも滾る興奮を与える虹のコンキスタドールの11人。可愛さの中へ潜む凛々しい姿も、胸踊らせるじゃない。
赤組のパフォーマンス
映像に登場したのは、鶴見萌/中村朱里/根本凪/的場華鈴/大和明桜の5人。そう、虹のコンキスタドール赤組のメンバーたちだ。
物語の中では、それぞれに手にした石が反響しあう形で、メンバーたちが一人一人繋がってゆく。だが、光の戦士たちが集団になることを恐れた闇の魔の手たちは、彼女たちへ刺客を送り込んできた。闇の魔の手をくぐり抜け、手にした刀で次々と闇の刺客たちをなぎ倒し、戦いの中を通し、確かな絆を感じあう5人。
ダンスシーンでも、5人が刀を用いたダンスパフォーマンスを通し、5人で手を結び、ここから共に進もうと誓う様を描き出していた。
 虹のコンキスタドール赤組によるライブは、雅で妖艶な『愛だけ叫んで』から。5人は力強く逞しく、何より凛々しい歌声と姿で歌いかけてきた。臨場感あふれたステージングに観てる側の感情も刺激を受け、沸き上がる想いを抱き続けてゆく。
一転、『Love makes me run』では、スペイシーでカラフルなEDMナンバーの上で5人は華やかなステージングを描き出してゆく。会場中を包み込むミラーボールの光、雅な要素を持った音色に惹かれながらも、5人が可愛らしさの中へ巧みに挑発的なステージングを加えてゆく姿へ視線は何よりも熱く惹かれ続けていた。
サジタリアス流星群(虹のコンキスタドール青組)のパフォーマンス
スクリーンに映し出されたのは、手にした石を奪われ、闇の刺客たちに囚われた少女の姿。その石が仲間たちを呼び寄せ、囚われた少女のもとへ。少女を助け出そうと、光の戦士たちは次々と屋敷へ乱入。何時しかその数は6人に…。
舞台に姿を現したのは、岡田彩夢/片岡未優/隈本茉莉奈/清水理子/蛭田愛梨/山崎夏菜の6人、サジタリアス流星群(虹のコンキスタドール青組)のメンバーたちだ。
彼女たちは、映像に映し出されていたバトルの模様を、今度は力強いアクションを持ったダンスを通し観客たちへダイレクトに突きつけてゆく。そして…。
ライブは、超ノリノリでアッパーな『ミライ上々!!』からスタート。熱い掛け合いも投影。セクシーさも巧みに加えながら、彼女たちは力強く逞しいステージングを展開。気分はどんとんアガっていく。何時しか彼女たちの満面な表情に影響を受け、笑顔でハッピーな空間の中、はしゃぎ続けていた。
続く、パーティディスコチューン『真夜中テレフォン』でも、ラブリーでコケティッシュな姿を見せながらも、エモーショナルに煽ってゆく様も提示。まわるミラーボールの光、彼女たちが伝えてきた恋のシグナルに身体が敏感に反応。一緒に青春しながら、楽しく騒いでいった。
身体に焼きついてゆく体感/参加型青春ミュージカル劇。
彼女たちが集結することを恐れた闇の刺客たちは、5人となった少女たちを。そして、6人と膨れ上がった少女たちを、それぞれ根絶しようとする。映像には、一人一人のバトルシーンも投影。窮地へ陥りそうになった少女を助ける場面もあれば、凛々しい様で次々と敵をなぎ倒すシーンも登場。そして2組に別れていた少女たちは、阻む敵の手をかいくぐり、11人という姿へ。
舞台上でも、虹のコンキスタドール赤組チームとサジタリアス流星群(虹のコンキスタドール青組)のメンバーたちが入り交じり、やがて一つの大きな力を得てゆく様を、11人のダンスパフォーマンスを通して描き出していた。

さぁ、ここからがラストスパートだ。熱くファンキーな楽曲が飛び出した。11人は大きいトライアングルなフォーメーションを舞台上へ形作りながら、『やるっきゃない!2015』を力いっぱい歌いだした。ファンたちと熱い交友を交わすように。みんながいれば何もこわくはないと呼びかけるよう、彼女たちは強い自信を胸に、熱狂のパーティの中で無邪気にはしゃぎだす。
 美しくハートフルな幕開け。だが、一瞬にして演奏はヒートアップ。場内を灼熱の空気へ塗り替えるように、虹のコンキスタドールは『THE☆有頂天サマー!!』を投影。ここからは、観客たちと一緒に虹のコンキスタドール流夏パーティへ。常夏な世界の中、有頂天な気分でともにはしゃぎ倒せ。そのはっちゃけぶりこそ、心も身体も思いきり開放してゆく夏のパワー!!
『限りなく冒険に近いサマー』で、楽曲は一気にバースト!!。熱い熱狂の日射しが降り注ぐ中、バチバチと弾けずにいれない気分。サビでは、胸をキュンキュン弾ませるカラフルな光のシャワーを降り注いでゆく彼女たち。可愛さの中へ逞しさを魅せてゆくメンバーたちの姿に、ドキドキが大きく膨らみだす。
楽曲はノンストップで、次々と進行。『キミは無邪気な夏の女王~This Summer Girl Is an Innocent Mistress~』でも、すべては夏のせいにしてはしゃごうとばかりに情熱的なステージングを展開。この流れ、まるで真夏を舞台に熱い青春模様を描き出すミュージカルのようだ。
そんな常夏な空気へ、超ハイパーでカラフルなEDMナンバー『パラドキシカル・コンプレックス』を投影。ドキドキしていた心を、バクバクと胸を熱く膨らませるほどの興奮へと一気に連れ出した。ときめきの指数がグングン上昇していく。なんて華やかな歌とステージングだ。
本編最後を飾ったのが、思いきりわちゃわちゃとした『ブランニューハッピーデイズ』。みんなで楽しく騒げばいい。ここまで一気に続く胸をわくわくさせた展開は、彼女たちと一緒に学園祭ではしゃいでるときのような気分。この舞台劇、共に参加するのは当然。メンバーらと一緒に青春を分かち合うからこそ、キラキラ眩しい存在として胸に、身体に焼きついてゆく体感/参加型青春ミュージカル劇として見えてきたのかも知れない。

最後の映像では、11人の手にした石(意志)が一つの光となり、曇天した空をかき消し、晴れた青空へトライアングルの虹を一気に描き出した。なんて美しくも巨大な三角形の虹だろう。

またも虹のコンキスタドールに最強の夏ソングが誕生
アンコールでは、虹のコンキスタドール5周年に向け、新たな5つの発表が成された。以下、ホームページより抜粋し、箇条書きで記させていただきたい。
(1)夏のシングル曲「ずっとサマーで恋してる」2018年9月12日発売決定!
(2)初のベストアルバムを2018年12月12日に発売!収録楽曲はファン投票によって決定!
(◆投票サイト http://cnt.kingrecords.co.jp/2zicon/ )
(3)全国7都市を巡る「レインボウツアー」の開催が決定!
(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡・沖縄)
(4)5周年イヤー突入記念イベント開催決定!
(5)新メンバーとして山本莉唯(やまもとりお)が加入!

しかもアンコールでは中学三年生の新メンバー山本莉唯を迎え、さらに、9月12日に発売するシングル『ずっとサマーで恋してる』をいち早く披露してくれた。この楽曲も、触れた人たちを一気にわちゃわちゃとした楽しい空間へ導いてゆくガンガンに弾け飛んだパーティロックチューン。肌をこんがり焼いてしまうくらいの熱い刺激を投影つつも、何処かロマンチックな気分も与えてゆくように、またも虹のコンキスタドールに最強の夏ソングが誕生した。
最後は、最新シングル『トライアングル・ドリーマー』の登場だ。三角関係の微妙なバランスの上に成り立っている恋心を、彼女たちは無邪気な笑顔と天真爛漫な歌声で届けてゆく。だから、そのアンバランスな恋心にキュンと疼く胸の興奮を抑えられなくなる。サビでは、みんなで三角形を作りながら大はしゃぎ。その様も、ライブではお馴染みの光景。何より、この歌は何時だって心を青春時代の甘酸っぱい恋心へ戻してゆく。一人の男性を巡り、心の中で勝手に揺れ動く恋と友情との駆け引き。こんな微妙な恋心にもときめきを感じれるくらい、眩しい青春の輝きの物語へ『トライアングル・ドリーマー』は包み込んでゆく。何より、一緒にはしゃぎたくてたまらない!!
これから始まる展開へバトンを
本編を通してストーリーライブを、アンコールでは新曲を軸に披露。物語の展開に魅了されながらも、ずっと胸踊る楽しさを届けてくれた虹のコンキスタドールのライブ。この続きは、これから始まる展開へバトンを繋いでいこうか。
TEXT:長澤智典

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