TVアニメ『BEATLESS』×官民連携サイ
バーセキュリティ月間イベント:「ア
ナログハックを目撃せよ!2018」

内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は、KADOKAWA、BEATLESS製作委員会と協力し、「アナログハック」を一つのテーマとした作品『BEATLESS』とタイアップを行っている。

2018年3月4日に、サイバーセキュリティ月間(2月1日~3月18日)における普及啓発イベント「アナログハックを目撃せよ!2018」を開催した。

イベントは、TVアニメ『BEATLESS』レイシア役の声優・東山奈央や遠藤ユカ役の声優・小野早稀をゲストに迎え行われた。イベントには2,031名が参加。
オープニングプログラムの冒頭では、主催者代表の内閣サイバーセキュリティセンター副センター長・内閣審議官の三角育生氏が登壇。

「サイバーセキュリティというと身近なことに思わない方もいらっしゃるかもしれませんが、ポケットの中にスマホやゲームが入っている今の状況の中では、絶対に無視することの出来ないものです。特に今後、AIが家庭の中にも普及していくようになるとどうなって行くのか。そこで今回は、未来をテーマした『BEATLESS』とコラボレーションして、サイバーセキュリティについて『全員参加!』で考えて、皆で力を合わせて取り組んでいこうという趣旨でこのイベントを開催いたしました」とイベント参加者へ呼びかけた。

レイシアの声優を務める東山奈央がスペ
シャルゲストで登場!

続いて、今回コラボレーションした『BEATLESS』の紹介が行われると、「オーナー、メタマテリアルの屈曲率を変更します!」の声とともに、会場後方に『BEATLESS』のレイシアが登場。

「サイバー攻撃が怖いのですか?その恐れは、乗り越えなくて良いのですか?今戦わずに、いつ戦うのですか?」のセリフとともにゆっくりと前方ステージに歩を進め、ステージへ上がると、「アナログハックを目撃せよ!2018開幕」の声で、スペシャルステージがスタート。
東山のサイン入り「サイバーセキュリティ月間コラボポスター」が当たる、争奪ジャンケン大会。

東山のサイン入り「サイバーセキュリティ月間コラボポスター」が当たる、争奪ジャンケン大会。

ステージには、レイシアの声優を務める東山奈央が、レイシアのコスプレイヤーと入れ違いに登場。

「『BEATLESS』の出演はオーディションで決まりました。世界観もですが、hIEという人間型ロボットの女の子なので、やさしく語りかけていても、そこに無機質な感じも乗せて欲しいし、でも温もりも欲しいとリクエストされたので、難しくて選ばれるか心配でしたが、結果レイシア役をいただけてとても嬉しかったです。

レイシアは凄く優秀なhIEで、可愛らしい一面がある一方でビジネスライクな話し方になったりと、シーン毎に雰囲気が変わるため、色々な表情を見ていただけるように気をつけて演じています。」と『BEATLESS』について語った。

「アナログハックを悪意をもって使うこ
とが危険」

また、アナログハックについては

「アナログハックという言葉は、『BEATLESS』原作者の長谷先生が考えた言葉ですが、以前からあったことのように感じてしまうくらい、身近な概念なんだなと思っています。

hIEがロボットの形ではなく、生身の人間のような姿形をしているのも、アナログハックの作用をうまく引き出すためです。 “目的をもって人に働きかけること”がアナログハックなので、相手がロボットに関わらず、人と人でもおこりうるわけですよね。

私たちも、知らず知らずのうちに、引っ掛かかっていたりするものかなと思っています。アナログハック自体が善とか悪ということではなく、アナログハックを悪意をもって使うことが危険なので、『面白そう』『かわいい』と思ってうっかりクリックしてしまわないように、危機感は常に持っていたいですね。」とコメントし、会場のイベント参加者のみなさんも興味深げに話を聞いていた。


最後に、東山奈央が「私も今日朝から、アナログハックについて改めて考えました。自分の身のためにもなるし、楽しくてとても素敵な時間を過ごさせていただきました」と会場に語りかけていた。
東山が「わたしはグーを出しますよ!」と参加者に念を押しジャンケンを行うと、大半の参加者がパーを出しました。チョキを出した東山は「皆さん見事にアナログハックされましたね!心のセキュリティに気をつけて!」と会場の笑いを誘っていた。

東山が「わたしはグーを出しますよ!」と参加者に念を押しジャンケンを行うと、大半の参加者がパーを出しました。チョキを出した東山は「皆さん見事にアナログハックされましたね!心のセキュリティに気をつけて!」と会場の笑いを誘っていた。

「サイバーセキュリティ月間とは」

政府では、重点的かつ効果的にサイバーセキュリティに対する取組を推進するため、毎年2月1日から3月18日までの期間を「サイバーセキュリティ月間」と定め、政府機関はもとより、各種啓発主体と連携し、サイバーセキュリティに関する普及啓発活動を集中的に実施している。また、国民に親しみやすいメディアであるアニメ・コミック等の影響力に注目し、2016年よりアニメコンテンツとのタイアップを行っている。

その中で本年度、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は、サイバーセキュリティでしばしば取り上げられるソーシャルエンジニアリングに近い概念を持つ「アナログハック」を一つのテーマとした作品、『BEATLESS』に注目し、BEATLESS製作委員会とタイアップを行うことで合意致した。2月1日から3月18日までの期間中、国内各所でのポスター掲示や本イベントなど、様々な普及啓発活動を実施している。

佐藤仁

日本だけでなく欧米やアジアのポップカルチャーやエンターテイメント、メディアの動向を幅広く取材。放送作家・番組制作協力も多数。

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