【連載】逆襲のアキラ「第11戦 夏、
海、太陽の女神の歌姫、杏里様!出撃
!」

皆様コンニチハ。2、5次元ロックアーティスト、赤い彗星軍女帝逢瀬アキラです。

いやぁ寒い。まだまだ寒い。周りではインフルエンザが超絶に流行しています。私はここ数年インフルエンザにかかっていないのですが、先日いきなりくしゃみと鼻水が止まらない異常な症状に襲われました。こんなに連続でくしゃみが出たのは生まれて初めて、頭もボーっとする、目がしぱしぱ、喉もかゆい、猛烈にだるい、、、ついにヤツが来たかと、ライヴの前日だったのでこれはヤヴァイと病院に直行しました。
先生「熱は?」

アキラ「ありません」

先生「体の節々とか痛い?」

アキラ「痛くないです」

先生「扁桃腺は腫れてないね」

アキラ「くしゃみが止まらないんですおかしいんです」

先生「インフルエンザじゃないと思うんだけど」

アキラ「こんなに苦しいのにインフルエンザじゃないわけないでしょう怒」

先生「う~ん、、、ちょっと待ってね、、、(棒で鼻をホジホジ)」

アキラ「ふがっ!ふがっ!」

先生「あ~これは、、、」

アキラ「Aですか?!Bですか?!」

先生「スギだね。花粉症だねこれ」

アキラ「…」
はい、逢瀬アキラ、ついに花粉症デビューを果たしました!パンパカパーン!

今まで毎年顔中鼻水びちゃびちゃにさせて苦しんでいた花粉症の母を馬鹿にしていたバチが当たったんでしょうか。ライブの前日にまさかの猛烈な花粉症デビュー。辛い。花粉症がこんなに苦しい病気だったとは思いませんでした。息ができません。毎年花粉症で苦しんでいた方々はどうやって乗り越えているのでしょうか。これはもう学校も会社もお休みしていいレベルだと思います。お母さんごめんなさい。
そんな感じで母の鼻水びちゃびちゃな顔を思い出していると、ふと懐かしい曲が聴きたくなりました。それは杏里さんの「夏の月」。確かiPodに入ってたなと思いアルバムを聴いてみると、もう何と言うか鳥肌が立ってしまいまして。頭のてっぺんからつま先までジワアアっと熱くなる感じで目頭も熱くなってしまって、ここ2週間は毎日杏里さんの曲を聴いています。幼い頃の思い出も蘇りちょっぴりおセンチメンタルな気持ちと一緒に、今日は杏里さんと「夏の月」についてお話しさせてください。
杏里さんは沢山のTVタイアップを持ってらしたので無意識に耳にしてた事はあったかもしれませんが、初めて曲を聴いたのは母が持っていた「MOONLIT SUMMER TALES」と言うアルバム。品のある優しく綺麗な杏里さんの声が本当に好きで、心地いいアルトからグッと伸びて羽ばたいていくように抜ける高音域への歌い回しが堪らなくて良く母の車の中で歌っていました。
タイトルに「SUMMER」とついているだけあって爽やかな夏の青空がよく似合う楽曲が詰め込まれているアルバム(杏里さんといえば夏!海!青空!のイメージですよね)。そのアルバムの1曲目が「夏の月」哀愁たっぷりのピアノの伴奏から始まるこの曲はまさに「大人の恋愛」を歌ったバラードで、子供心にその切なさややるせなさを感じてドキドキしておりました。1番はピアノと杏里さんの声だけでしっとり歌い上げて、2番のサビから他の楽器隊が入ってきて歌声もアクセント力強く心の臓にグッと届いてくる感じ。メロディラインも少しづつ少しづつ想いが込み上げてくるような流れで、杏里さんのソングライティングセンスは本当に尊敬します。アルバムの1曲目にこんな至極のバラードを持ってくるなんて、ヤラレました。
「優しさも 我が侭も 弱さも全部 わかって私は あなたを愛し なにひとつ怖くない そんな自分が怖くて」

「体の温もりに 変わらないこの暮らしに 甘えあってお互いが だめになってしまうのなら」
ア!ダ!ル!トー!!!////

この曲は歌詞も凄く好きで、杏里さんの歌い方も相まって相当な説得力があると言うか、別々の道を進むと決めた男女の恋物語を映画として見ていたような気にさせてくれる。
「時計を戻しても 悪いところ直しても きっと二人同じこと 繰り返してしまうのでしょう」
月だけが知っていた恋なんて、どんな恋なんだろうと、お子ちゃまな私はいろんな妄想をしながらこの曲を聴いていました。恋をして、愛する人がいて、同じように愛されるだけて素晴らしいことなのに、それだけでも駄目なんだなぁと。
そんな杏里さん、何と今年でデビュー40周年となります!素晴らしい!

40周年と言う記念すべき年になんとbillboard東京、大阪、名古屋でライブが決定しています!行きたい!何が何でも行きたい!美しいそのお姿と歌声を生で目と耳に刻み込みたい!

「CATS’ EYE」「悲しみがとまらない」「オリビアを聴きながら」などなどのヒット曲も沢山ある杏里さん。デビュー40周年おめでとうございます!これからも素敵な歌を、聞かせてください。「夏の月」皆さんも聴いてみてくださいね。
逢瀬アキラ

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