FLEETWOOD MAC加入直前のBUCKINGHAM
NICKS(バッキンガム・ニックス)貴重
なライヴ音源がCDで登場「Alabama 1
975」
FLEETWOOD MAC(フリートウッド・マック)に加入直前のリンジー・バッキンガム(Gt & Vo)、スティーヴィー・ニックス(Vo)が、BUCKINGHAM NICKS(バッキンガム・ニックス)として行った貴重なライヴ音源が「
Alabama 1975」としてCDで登場した。この音源はFMラジオで放送されたものであり、録音年代的に音質的には音量が途中で変わるなど若干難があり、一般流通はしているものの、ブートレッグ的な性格のものだ。しかし、FLEETWOOD MACを全盛期に導く原動力となったリンジー、スティーヴィーがスターダムに上り詰める前の非常に貴重な音源である事に異論の余地はない。
このライヴでは、昨年復刻リリースされたスタジオ・アルバム「BUCKINGHAM NICKS(バッキンガム・ニックス)」からの曲以外に“Monday Morning”、”Rhiannon”といった「
Fleetwood Mac(邦題:ファンタスティック・マック、1975)」収録曲に加え、“I Don’t Want to Know”、”Never Going Back Again”といった歴史的名盤「Rumours(邦題:噂、1977年)」の曲までが既にプレイされている事に驚かされる。特に”I Don’t Want to Know”はこの時点でほぼ完成していると言ってよい。逆に”Rhiannon”のアレンジが、アップテンポなアレンジでFLEETWOOD MACとは違う演奏になっているのが興味深い。前述の様にブートレッグ的な性質のものだが、古いオーディエンス録音の様な聴くのに忍耐を擁する資料的なものではなく70年代の音としては鑑賞に堪えうるレべルではあるので、黄金期FLEETWOOD MACやスティーヴィ、リンジーのファンは必聴の音源となるだろう。
バッキンガム・ニックス(BUCKINGHAM NICKS) / Alabama 1975
1. Lola (My Love) 、2. Chat 、3. Monday Morning 、4. I Don’t Want to Know 、5. Never Going Back Again (Instrumental) 、6. Races Are Run 、7. Rhiannon 、8. Long Distance Winner 、9. Django/
Sorcerer 、10. You Won’t Forget Me 、11. Blue Letter 、12.
Heartbreaker (
Circles In Time) 、13. Don’t Let Me Down Again 、14. Frozen Love 、15. Crystal 、16. Lola (My Love) 、17. Races Are Run、18. Rhiannon 、19. Django 、20. Sorcerer
1-15. The Morgan Auditorium , Tuscaloosa AL 29th Jan. ’75
16-20. The Morgan Auditorium , Tuscaloosa AL , ’74
Alabama 1975
関連作品
バッキンガム・ニックス (生産限定紙ジャケット仕様)
ファンタスティック・マック(エクスパンデッド・エディション)