映画『ゆれる人魚』18年2月公開、童
話『人魚姫』にツイストを加えたホラ
ー・ファンタジー

ポーランド映画『ゆれる人魚』が2018年2月10日(土)より公開される。
『ゆれる人魚』は、共産主義時代下であった1980年代のポーランドを舞台に、アンデルセン童話の『人魚姫』にツイストを加えたホラー・ファンタジー・ミュージカル映画。
物語は人間たちを捕食して生きる美しい人魚姉妹が、海から上がりナイトクラブに辿り着くところから始まる。ストリップやライブ演奏を披露する大人の社交場で、2人は得意のダンスと歌を披露し、すぐにスターへ。
そんな中、妹シルバーはベーシストの青年ミーテクと恋に落ちる。初めての恋に浮かれるシルバーだが、姉ゴールデンはそんな妹を複雑な眼差しで見つめていた。人魚にとって、人間の男は“餌”でしかないからだ。やがてふたりの間に生じた緊張感は限界に達し、残虐でちなまぐさい行為へと彼女たちを駆り立てる......。
主人公である、2人の肉食人魚姉妹が少女から大人へと成長する物語をエネルギッシュでワイルドに描いており、80年代の雰囲気が色濃く漂うダークで官能的、そしてロマンチックな世界観が魅力だ。
なお本作は、2016年サンダンス映画祭やワールドシネマコンペティションドラマ部門審査員特別賞をはじめ、世界各国の映画祭で数々の受賞を果たした話題作となっている。
ポーランドのインディー・ミュージックシーンに君臨するヴロンスキ姉妹が手がけた、オリジナルミュージックもポイント。80年代当時のエンターテーメント界の雰囲気を再現した音楽は、現代的でいながらどこか懐かしさを感じさせるサウンドだ。
メガホンを握るのは、今作が長編デビュー作となる新鋭女性監督のアグニェシュカ・スモチンスカ。彼女はポーランドの若手映画作家の中で最も才能あふれる女性監督と評されている。
本作に関して彼女は「人魚の人間への恋が不可能であることを描いている点で、私の物語はアンデルセンのものと同様ですが、私にとって人魚はまだ大人の女性ではない少女のメタファーでもあります。この映画の目的は、思春期と結びついた感情や経験を思い起こさせることでした。」とコメントしている。
また美しい人魚姉妹は、ミハリーナ・オルシャンスカとマルタ・マズレクといったフレッシュな若手女優たちが演じる。脇を固めるのは、『アンナと過ごした4日間』のキンガ・プレイスや、ポーランド以外でも活躍中の若手俳優ヤーコブ・ジェルシャル、ジグムント・マラノヴィッチだ。
映画『ゆれる人魚』と、壁一面の水槽に熱帯魚が泳ぐアクアリウム・レストラン「DEN AQUA ROOM 新宿」がコラボレーションし、人魚の姉妹を表現したオリジナルカクテルが登場。
姉・シルバーの人間との初恋をイメージした甘酸っぱいカクテルには角砂糖を溶かし、妹・ゴールデンのカクテルは美しい姿に潜む闇を思わせるグラデーションカラーに仕上げた。
【詳細】
映画『ゆれる人魚』
公開日:2018年2月10日(土)
監督:アグニェシュカ・スモチンスカ
キャスト:キンガ・プレイス、ミハリーナ・オルシャンスカ、マルタ・マズレク、ヤーコブ・ジェルシャル他
原題:Córki dancingu / 英題:The lure
(c)2015WFDIF, TELEWIZJA POLSKA S.A, PLATIGE IMAGE
■映画『ゆれる人魚』×アクアリウム・レストラン「DEN AQUA ROOM 新宿」
・カクテルメニュー 各850円+税
・新宿シネマカリテ「ゆれる人魚」劇場鑑賞券のチケット半券提示で500円OFF(半券×人数、1組上限4枚まで)
場所:DEN AQUA ROOM 新宿
住所:東京都新宿区新宿3-32-10 新宿T&TビルB1F・B2F
TEL:03-5367-4123
定休日:無

アーティスト

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」