モーニング娘。、結成15年の節目に世
界握手会を開催、世界のファンに“あ
りがとう”

モーニング娘。が結成15周年という節目をむかえた今年、“めざせ！！アイドル世界遺産”をスローガンにかかげ、世界中のファンに15年分の「ありがとう」を直接伝えるイベント「世界握手会〜“ありがとう”をこめて〜」を実施した。

モーニング娘。は過去に韓国、台湾、中国、アメリカ、フランスでライブを行ったことがあるが、世界握手会ツアーを行うのは今回が初の試み。開催都市は台北、バンコク、ソウル、パリの4カ所。

モーニング娘。の在籍メンバー11人中、今回この世界握手会イベントに登場したのはリーダー道重さゆみ(23)をはじめ、高校生以上のメンバーである田中れいな(22)、譜久村聖(高１)、飯窪春菜(高3)、石田亜佑美(高1)の5人。
初めての海外進出を経験する譜久村、飯窪、石田の3人に対し道重は「私とれいな(田中)は4年前にも台湾に行ったことがあったけど、やっぱり私たち以外にも今の後輩たちにモーニング娘。が世界中の人から愛されていることを知って欲しいなと思っていて」と、自らが身を持ってモーニング娘。が日本のみならず、世界でも愛されているグループであることを誇りに感じた経験を話した。

まず15日に台湾入りしたメンバーは、台北での握手会イベントを大盛況に終えた後、16日にタイ・バンコク入った。空港ではおよそ200名ものファンに出迎えられ、初めて訪れるタイでの想像以上の歓迎ぶりにメンバーは驚いた様子をみせていた。

17日、バンコク市内の大型商業施設「Gateway Ekamai」の特設ステージには、メンバーを心待ちにするおよそ3000人のファンが集まった。中には国境を越えフィリピンやインドネシアからもこの握手会イベントの為に訪れたという熱狂的なファンの姿もあり、メンバーが登場する前からステージ上では、ファンによるモーニング娘。の完璧なカバーダンスショーが繰り広げられ、会場は既にヒートアップ。

そんな多くの熱いファンで超満員の中、最新シングル「ワクテカTake a chance」がかかり、メンバーがステージに登場すると、会場から大声援が。今まで動画サイトでしか彼女たちのパフォーマンスを見たことのなかったファンは、初めて観るモーニング娘。の生パフォーマンスに大興奮。また、この日タイで発売となったアルバム「（13）カラフルキャラクター」に収録されている「Be Alive」も披露されると、一瞬一瞬を見損ねないよう真剣に見つめるファンの姿も。

その後、メンバー5人揃ってタイ語で「サワディーカー！」と挨拶し、それぞれがタイ語で自己紹介をすると、その都度大きな拍手とともにメンバーの名前を呼ぶ歓声が起こる。「微笑みの国」と呼ばれるタイの優しい人柄が感じられ、あたたかい歓迎モード一色となった会場だった。

「モーニング娘。は今年15周年を迎えられたのですが、ここまでやってこれたのは日本のファンの皆さんの力だけでなく、海外の皆さんの応援があったからだと思いますので、応援してくれてありがとう。そしてこれからも宜しくお願いしますという気持ちを伝えにタイにやって来ました」と噛みしめながら感謝のメッセージを伝えた道重に、ファンから更に大きな拍手と歓声が上がった。

田中もこのあたたかいムードに、「タイにこんなにも応援して下さる方がいると思っていなくて、実際こうやって自分の目でファンの方を見れて、しかもこんなに沢山集まってくれて嬉しい気持ちでいっぱいです」と喜びを語り、吹き抜けとなる建物の最上階まで見渡しファンの声援に応えていた。

メンバーは音楽を通じて日本のアイドル文化を世界に送り出すとともに、感謝の握手を交わしながら、「コップンカー」「ありがとう」と笑顔でタイのファンとの交流を楽しんだ。
その姿からは、結成15年の歴史と伝統を受け継ぎながら日々進化し続けるモーニング娘。が、今後も更に世界に誇れる日本のアイドル文化を創り上げていくであろう意気込みを感じた。

今後、モーニング娘。は10月30日にパリ、11月7日にはソウルで同様の握手会イベントを行い、さらに世界へ向けてモーニング娘。をアピールしていく予定だ。