【奥 華子】『奥華子バンドライブツ
アー'11 “シンデレラ”』2011年12月
20日 at 渋谷duo MUSIC EXCHANGE

取材:石田博嗣

いつもはキーボードの弾き語りでライヴを行なっている奥 華子。本ツアーはバンドスタイルなわけだが、“いつも”と違うのは、それだけではない。トレードマークの赤メガネ&カーゴパンツではなく、黒メガネ&スカート姿だったのだ。さり気ないイメチェンかもしれないが、彼女にとっては大きな意味がある。バンドサウンドによって歌の力強さが際立ち、より強い一体感を生んでいたライヴ。初めて原曲の段階からバンドの音が鳴っていたという「シンデレラ」をはじめ、切ない泣き歌「楔」がロック調になっていたり、“いつも”という殻を壊した彼女が垣間見れた。また、東日本大震災で被災したファンが心のうちを綴ったメールを基に作った新曲「悲しみだけで生きないで」も披露。これには彼女の中で“歌の役割”に対する気持ちの変化があったようで、いろいろな意味で自由になった彼女を感じたライヴだった。

セットリスト

  1. 笑って笑って
  2. 最終電車
  3. 一番星
  4. 君のためならできること
  5. 青い部屋
  6. 愛してた(新曲)
  7. 笑った数
  8. やさしい花
  9. 元気でいてね
  10. シンデレラ
  11. 春色の空
  12. あなたに好きと言われたい
  13. 初恋
  14. ガーネット
  15. 悲しみだけで生きないで
  16. 自由のカメ
奥華子 プロフィール

オクハナコ:シンガーソングライター。キーボード弾き語りによる路上ライブをはじめ1年間で2万枚のCDを手売りし驚異的な集客力が話題となり2005年メジャーデビュー。劇場版アニメーション『時をかける少女』の主題歌「ガーネット」で注目を集める。聴く人の心にまっすぐ届く唯一無二の歌声は年齢問わず幅広く支持されている。また数々のCMソングや楽曲提供を手掛けるなど活躍の場を広げている。奥華子 オフィシャルHP

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