【Plastic Tree】『Plastic Tree 男
“思い出した! ライヴハウスはアツいんだ”(ナカヤマアキラ/Gu)、“アツいわ〜、君たち。今日、やって良かったよ”(長谷川正/Ba)…そんなメンバーの言葉からも今日のライヴの充実感がうかがえる。渋谷GUILTYという小さめのライヴハウスで繰り広げられた、結成21年目にして初の男性限定公演。野郎たちでギッシリの会場に流れていた客入れの交響曲が、暗転の中でMy Bloody Valentineの「Only Shallow」に変わっただけで、いつもとは違う爆発力を秘めた空気が渦巻き始めた。1曲目「Thirteenth Friday」のノイジーで深淵な音像とプロジェクターによる幻想的な映像が会場をPlastic Tree特有のディープな空間に染め上げるが、そこに「涙腺回路」のスリリングなイントロダクションに誘発された野太いオイコールが熱を注ぎ込むと、それに触発されるようにメンバーのステージングもアグレッシブに! 3曲目が終わったところで有村竜太朗(Vo)が“今日はきっと特別な日になるんだろうなと思ってましたが、想像を超えていました”と口にするほど、場内に広がる白い靄が演出のスモークなのか観客の熱気なのか区別がつかないぐらい、室温と湿度が急上昇している。そして、有村がギターをハンドマイクに持ち替えた攻撃モード全開の後半戦に入ると、フロアーではクラウドサーフやモッシュが発生。野郎たちの半端ないボルテージと、それを迎え撃つ4人の緊迫感を伴ったアンサンブルの攻防はとにかくアツい。タイトルに掲げたThe Cureの「Boys Don't Cry」のカバーや観客のひとりが差し入れた樽酒の鏡割など、この日だからこそのスペシャルもあり、今日のライヴが21年の歴史に大きく刻まれる出来事になったことは間違いないだろう。
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