【宮野真守】もっと先の未来へ！ 無
限の夢と可能性が広がったアルバム
ビジュアルは旅がテーマ 旅行気分で楽
しんで！
「愛の詩〜Ulyssesの宴〜」という曲は、ビッグバンドジャズで。宮野さんはこれまでも「逆さま地球」や「Secret Line」など、ジャズテイストを毎回歌っていますね。
こういうサウンドは、アルバムの中でガラッと雰囲気が変わるし、バラエティーに富んだアルバムを制作したいと考えた時に、僕のアルバムの中で欠かせない要素になっています。今回はキャバレーというか、大人の社交場をイメージして。みなさんを招待して、今夜は全てを忘れて楽しみましょうと歌っている感じです。
「辻の華」はちょっとオリエンタルな雰囲気ですね。
大陸的な世界観をイメージしてもらえたらと思いました。二胡を入れたことで世界観が広がって、広大な景色が見える曲になっています。タイトルの“辻”は十字路のこと。誰でもいろんな岐路に立たされることがありますが、それを“辻”と表現した、すごく素敵な曲になりました。
また、「スーパーノヴァ」は一転してエレクトロのポップサウンド。歌声が少年っぽいですね。
武道館でみんなで歌って踊れたらいいなと思って作りました。ライヴでは毎回そういう部分を設けているのですが、お客さんも楽しんでくれている姿を見ると、僕自身楽しくて。今回はエレクトロポップで、とびきり元気でかわいいアイドルソングにしてしまおう！と思ったんです。歌入れの時も、30歳の宮野真守がとびきりかわいく歌ったらどうなるんだろう？という感じで歌いました（笑）。とてもかわいい振り付けもあるので、ぜひみなさん覚えてもらって一緒に楽しみましょう。武道館まであまり日がないので覚えるのは大変でしょうけど、頑張ってください！
そして、ラストの「未来」はファンのみんなへのメッセージ。“ありがとう”という言葉が何度も出てきますね。
誰かに感謝したり感謝されたりすることはとても大事で、言ってもらった時は無条件でプラスの力をもらえます。そういう想いは大事にしたいなと思っていて。それに未来というのは、自分たちがイメージさえすれば、きっとその通りにしていけるものだと思うんです。ポジティブな気持ちで未来を描いていきたい、そんな気持ちを込めました。実は曲順にもこだわっていて、さまざまな僕の想いを込めた曲たちが10曲並び、それを集約した「passage,」が11曲目にあって。そして、ラストにこの「未来」を入れることで、まだこの先に未来が待ってるよ！というメッセージになっているんです。
アルバムのジャケット写真は、北海道で撮影したそうですが、どんな撮影になりましたか？
ジャケット写真とブックレットは札幌のモエレ沼公園で、初回限定盤に付くフォトブックは小樽で撮影しました。“未来”という言葉の持つ近代的なイメージと、“PASSAGE”という言葉の意味の持つ“旅”という、その両方が上手く表現できたと思います。撮影ではゆっくり北海道を楽しめたので、久しぶりに旅気分を味わえて、気持ち的にもリフレッシュできました。小樽に「みかん」というラーメン屋さんがあったんですけど、そこがめちゃめちゃ美味しいみそラーメンで、今まで食べたことないってくらい美味しかったです！ 店名は“未完成”という言葉からきてるらしくて、店主いわくずっと味を追求していくという向上心の表れとのことで“カッケエ！”と思っていました！ 機会があったらぜひ行ってみてください。
その店名は、宮野さんのスタンスにも通じてますね。
ありがとうございます。常に完成型を目指して、一生追い続けていく。僕もそういうところがあるかもしれません。
さて、一番近い未来として、10月4日に初の日本武道館公演があります。どういうステージを考えていますか？
僕の5年間の音楽活動の集大成として、スペシャルなものにしたいと思っています。僕のライヴに足を運んだことのある方は、また何かやらかすんじゃないか？と、期待してくださっていると思います。ライヴのタイトルは“TRAVELING”と、まさに旅です。もしかしたら、各地方から足を運んでくださる方もいらっしゃるかと思います。ちょうどライヴは金曜日の夜なので、土日は東京見物でもしていただいたりとか、旅行気分で来ていただけたら嬉しいです。僕もみなさんと一緒に、楽しい旅を楽しみたいと思っています。
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