取材:土内 昇

幅広くやりたいと思ってた

初のフルレンジのアルバムが完成しましたが、どんな作品が作れました?

MEEKO
昨年12月にメジャーデビューをして、そこから今までの自分たちの成長というものをそのまま入れたかったんで、録り溜めとかせずに…切羽詰まるっていう言い方は良くないですけど(笑)、ほんとにギリギリまで粘って曲を作ってたから、旬なCHERRYBLOSSOMが詰め込まれてると思います。

すごくバラエティに富んだ曲が収録されてますよね。

MEEKO
幅広くやりたいと思ってたから、いつもなら特定のメンバーが歌詞を書いたり、メロディーを作るんですけど、メンバーそれぞれが曲を持ってきたんで、アルバムに入ってない曲も含めると、いろんなジャンルの曲がありましたね。

フルアルバムということで、いろいろ挑戦や実験もできました? 例えば、ミディアムな「MISS YOU」とか。

MEEKO
挑戦ですね。今までにないリズムですし。
MAICO
こういうリズムって今までやったことがなかったから、リズム隊がノリを掴むのに苦労してました。ジャンル的にポップとかロックとかが多いから、ちょっと大人っぽい感じを目指してギターが持ってきた曲なんで、ヴォーカルもいつもよりも大人っぽく切ない感じで歌いました。

ソロヴォーカル曲も挑戦ですか?

MAICO
挑戦ですよね。ソロを入れることは最初から決まっていたわけではなくて、レコーディングに入るちょっと前にディレクターに言われてやることになったんですよ。MEEKOは今回で担当が外れてしまうディレクターに対して、感謝の気持ちを込めたバラードを歌って、私が歌った「STRAY HAND」はもともとはふたりで歌うつもりで作ってた曲なんですけど、高音のところが多くて合わせるのが難しかったので、ソロでやろうってなったんですよ。いつもはお互いを意識しながら歌ってるから、違和感を感じたりもしたんですけど、自由に歌えましたね。
MEEKO
私は自分的にはアッパーな曲が良かったんですけど、“これを歌いなさい”って。試練を与えられました。ゆっくりな曲って難しいし…ましてピアノだけなんで、声の出し方とかもすごく考えました。普段通りに歌うとキツくなるんで。

2007年に本格的な活動をスタートさせて以来、ミニアルバム、3枚のシングル、そして今回のフルアルバムと速いペースでリリースしてきましたが、やはりこの1年は自分にとって大きいですか?

MEEKO
あっと言う間でしたけど、濃いですね。やっぱり成長してるし、今、一番勉強してますよ。音楽に対してもそうだし、人との関わり方もそうだし、曲に対する臨み方も。でも、一番強くなったのは責任感ですね。
MAICO
リーダーの83に“ずっと続けられるバンドをやろう”って言われて、“俺も本気だから、みんなもちゃんとやってね”って感じで誘われたし、初めて会うメンバーばかりだったから不安もあったんですけど、やるしかないじゃないですか。デビューしちゃったし。だから、ここまでこれたっていううれしい気持ちと、“まだまだこれからだ”っていう両方の気持ちがありますね。ツインヴォーカルにしても、最初は“どうやってハモったらいいの?”って全然分からなかったんですけど、最近は主メロを引き立てるようなハモりを考えたりして、ふたりの個性をどう生かすか考えたり、ライヴのステージングのことを考えたりしてるので、昔を思えばすごい成長してますね。
CHERRYBLOSSOM プロフィール

名古屋発、アグレッシブな女性ツイン・ヴォーカルが耳に残る元気いっぱいの5人組バンド。同じく名古屋出身で全国的に活動しているスカバンド“midnightPumpkin”を06年に脱退したベースの83(ヤス)がメンバーを集めて結成した。通常のドラム、ギター、ベースという編成に、歌もラップもこなすMEEKO&ハモリとヴォーカル担当のMAICOというツイン・ヴォーカルが加わっているのがユニークな点。作詞・作曲もほとんどMEEKO&MAICOが担当しており、若い女性のリアルな気持ちを綴ったリリックも熱い支持を集めている。07年12月にシングル「DIVE TO WORLD」でメジャー・デビューを果たしていたが、09年の4thシングル「桜ロック」がアニメ『家庭教師ヒットマンREBORN』エンディング・テーマに起用され“桜ソング”として注目を集めている。CHERRYBLOSSOM Official Website
CHERRYBLOSSOM オフィシャルサイト
公式サイト(レーベル)

OKMusic編集部

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