取材:藤津 毅

自分たちの状況が曲に落とし込めてる

デビューからの5年間が詰まったベストアルバムがリリースされますが、これまでの活動を振り返って感じたことは?

YoYo
まさに“ザッツ成長”の5年間でしたね。ちょっとずつだったけどいろんなことを吸収して、そして、躊躇せずにさまざまことにトライすることができました。
GooF
ベスト盤でこうやって楽曲を並べると、オリジナリティを追求してやってきたなぁって思う。2004年から(自分たちの音楽を)“スウィング・ラップ”というふうに歌い始めて、その確立に力を注いでやってきた。最近は自分たちのオリジナリティをどのようにポップスに消化させるかっていう…。いろいろ考えながら、悩みながら、楽しみながらやってきた5年間ですね。

どのような変化を遂げてきたと思いますか?

GooF
とにかく初期の頃はがむしゃらでした。その中で自分たちのフレッシュな部分を出そうと頑張っていたと思う。このベスト盤では、ホント、だんだん歳を重ねていってる感が分かる。「キグルミマスター」のような怒りの曲も生まれたり、また、「Answer」や「東京ホタル」では、4、5年やってようやく一歩引いたところから見て、社会を風刺しているような楽曲が出てきたりして。自分たちのそのまんまの状況が曲に落とし込めてる。それは聴いてくれる人も、なんとなく感じるんじゃないかな。
YoYo
移籍第一弾の「everlasting one」はターニングポイントになった気がします。その頃ぐらいから、どういう音楽が人に届いているかを意識し始めたんです。より人に届く音楽でありたいという気持ちが増していきましたね。

今作には新曲「また会う日まで」が収録されていますね。

YoYo
この曲では自分たちがイメージする、SOFFetサウンドのど真ん中みたいなものをうまく表現できたかなぁって思う。「Answer」「Love Story」「東京ホタル」では新しいことに挑戦して、自分たちの違った色を探そうと思って作っていた部分が大きかった…特に「Answer」は自分たちでも“これがSOFFet?”って思うぐらいの感覚がありましたね。でも、この曲をきっかけにSOFFetを知ってくれた人も多くて、僕らの中では重要な1曲だったりするんです。デビューの時から今までの進化も含めて、行き着いた音っていうのが、この曲ですね。

リリックでは高校時代までさかのぼって描かれてますね。

GooF
デビュー5周年を迎えて歌えることを表現したかったんです。結構、リアルなストーリーなんですけど。高校の時に一緒に音楽をやってたヤツが最近、解散をして普通の仕事に就いたり、デビューした頃に知り合ったアーティストがいつの間にかいなくなっちゃったりして…やっぱり厳しい世界じゃないですか。別の道に行く人もたくさんいて、それを応援してあげたいし、また高校の頃のように語れたらいいなぁっていう前向きな歌になってます。自分たちはこうやって5年間音楽をやってきたけど、まだ夢の途中という感じなんで、それぞれがそれぞれの道をまっとうするっていう…。それが善いも悪いもなしで、幸せなことなんじゃないかなっていうことを描きました。

ところで今年に入ってから他のアーティストとの交流も多くなしましたよね。

GooF
そうなんです。僕が島谷ひとみさんの曲に参加したり、YoYoがbirdさんのカバーアルバムのアレンジをやったり。あと、高杉さと美さんに楽曲提供したり、BENNIE Kさんのニューシングルではコラボしたりして、自分たちの音源以外でも活発に活動しているんで、ぜひ、チェックしてほしいですね。
SOFFet プロフィール

YoYo(mc&trackmaker)とGooF(mc&trackmaker)からなる2人組男性スウィング・ラップ・ユニット。二人は小学時代からの友人で、学生時代から様々なユニットで音楽活動を行っており、17歳でレーベル・オーディションの最終選考に残ったこともあるほどの実力派。バークリー音楽院に留学していたYoYoがアメリカから帰国したのを機に、02年にインディーズから『ソッフェのぽかぽかミュージック』をリリース、高い評価を得る。03年、満を持してシングル「君がいるなら☆」でメジャー・デビューを果たし、1stアルバム『Carnival』はスマッシュ・ヒットを記録した。彼らの魅力は、軽快なラップ・センスはもちろんのこと、トラック・メイカーとしても抜群のセンスを持っているところだろう。R&B、ジャズ、カントリー、レゲエ、ラテン、ヒップホップなど、ありとあらゆる音楽を織り交ぜた独自のSOFFetワールドを築き上げている。SOFFet Official Website
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OKMusic編集部

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