「BLAME!」櫻井孝宏、早見沙
織率いる駆除系軍団を“口撃”「ビジ
ュアルがゆるい」

 97~03年に「月刊アフタヌーン」(講談社刊)で連載された人気漫画を、アニメ「シドニアの騎士」も手がけた瀬下監督とポリゴン・ピクチュアズがアニメ映画化。人類が都市の防衛システムによって駆除・抹殺される暗黒の未来を舞台に、世界を正常化させるために、「階層都市」の探索を続ける主人公・霧亥(キリイ)の孤独で危険な旅を描く。

 霧亥役の櫻井は、満場の客席に向けて「どういう映像になるのかと完成を楽しみにしていた。大きなスクリーンで見られる時がきたというのは、本当に嬉しいです。しかもこれだけたくさんの方にご来場いただけている。つい笑みがこぼれてしまいますね。ニヤニヤしてしまいます(笑)。本当に嬉しいです、ありがとうございます」と呼びかける。これに対し、電基漁師の少女・タエ役の洲崎は「櫻井さんが隣でニヤニヤしていますが」と笑顔をこぼし、「私も内心ニヤニヤしていて。こんなに満席だと、ほっとしちゃいますよね。期待していた以上のものが詰まったフィルムになっているので、早く見てほしい」と興奮気味に語った。

 さらに、人類を排除するセーフガードの1人・サナカン役の早見も「私もニヤニヤしています」とニッコリ。そして「『BLAME!』という作品は、劇場の大きなスクリーンで、大迫力の映像で、そして素敵な音で見ていただくのがぴったりの作品だと思う。これから御覧になっていただくので、ドキドキしますね。ニヤニヤドキドキしています」と期待を込めた。続くスタッフ陣も、「この話の流れだと僕がニヤニヤで、彼(吉平副監督)がドキドキだと思います」(瀬下監督)、「どのように見ていただけるのか、すごく嬉しいし、受け入れていただけるのかドキドキもしています」(吉平副監督)と笑いを誘っていた。

 そして終盤には、最強の敵・サナカンを演じ、瀬下監督に「場面を完全に支配していた」と言わしめた早見の呼びかけで、場内に大量の駆除系が出現。劇中では人類が恐怖した“宿敵”であったが、この日現れたのはお面をつけた集団で、櫻井は思わず吹き出し「動きはいいけど、ビジュアルがゆるい!」と鋭い指摘を入れる。手作り感のある衣装についても「僕は嫌いじゃないのですが、弐瓶先生が見たら、若干怒るレベル(笑)」(瀬下監督)、「DIYですね~」(櫻井)といじりまくっていた。

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