BABYMETAL、メタルの聖地・目黒鹿鳴館でヘドバン地獄、10月には初ワンマンも

BABYMETAL、メタルの聖地・目黒鹿鳴館でヘドバン地獄、10月には初ワンマンも

BABYMETAL、メタルの聖地・目黒鹿鳴
館でヘドバン地獄、10月には初ワンマ
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メタルダンスユニット・BABYMETALが21日、東京・目黒鹿鳴館にて「ヘドバンギャー!!」(7月4日発売)リリース記念ツアーファイナル、プレミアムライブ「LEGEND〜コルセット祭り」を開催した。ライブでは会場を埋め尽くした観客とともに激しいヘッドバンキングのコールアンドレスポンスを見せ、たった1秒しかない超ハイスピードグラインドコアナンバー「BABYMETAL DEATH」も初披露。10月には初のワンマンライブ開催もアナウンスされるなど、メタルの聖地・目黒鹿鳴館に新たな伝説が刻まれた。

本ライブはCD購入者応募抽選形式のライブで、2回公演合計600枚のプレミアムチケットをめぐり3,000を上回る応募が殺到。また、参加するには「ヘドバンギャー!!」初回限定生産盤に付属している「ヘドバン養成コルセット」の着用が義務付けられており、会場全体が首にコルセットを付けたファンで溢れ返り、ライブ開始前から異様な熱気に包まれた。

1曲目は「ド・キ・ド・キ☆モーニング」。イントロが流れるとファンは「キツネサイン」にした両手をクロスして頭上高く掲げ、轟音ギターとドラムのリズムインと同時に会場は”モッシュッシュ”の嵐。そしてサビでは「ちょ待って〜!ちょ待って〜!」の大合唱、まさに「メタルとアイドルの融合」というBABYMETALならではの世界感が炸裂する。

つづいて2曲目は「ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト」。「ド・キ・ド・キ☆モーニング」の続編ともいえる作品で、メタルコアやダブステップの要素が入ったサウンドに、ポップなメロディーとデスボイスの合いの手が融合されたBABYMETAL流のパーティーチューン。大胆に取り入れられた間奏のダブステップパートではPerfumeなどを担当するMIKIKO氏の振付よる斬新なダンスを見ることができた。

3曲目はスクリーモ、ユーロビート、ラップ、デスメタル、アイドルと複雑な曲展開とキャッチーなメロディーが人気でライブでは欠かすことの出来ない「いいね!」。途中「きつねだぉ!!」ブレイクダウンからのビートダウンパートでは、ファンがキツネサインをした両手を頭上高く掲げ、会場全体が前へ後ろへとひとつの巨大な生物のように動く光景は圧巻の一言。サビでは「いいね!いいね!」の大合唱となった。
そして本編ラストは「イジメ、ダメ、ゼッタイ」。この曲は以前からライブのみで披露されているファンにはおなじみのメロディックスピードメタルナンバー。曲が終わると「We are BABYMETAL!!」と会場にいる全員とコールアンドレスポンスを行いBABYMETALとファンとの絆を確かめ、SU-METALが合図のドラを叩き、失神してしまったところでBABYMETALは召還されてしまった。

ゴシック調のSEが流れ、再び幕が開くと、「ヘドバンギャー!!」のミュージックビデオでも登場したマーシャルアンプの壁に囲まれた中央の棺桶に向かい、YUIMETALとMOAMETALがまるで天使のような動きで祈りを捧げる儀式のようなことをはじめる。棺桶の蓋がはずされると、なんと棺桶の中には伝説のコルセットを付けたSU-METALが!!目を閉じたままのSU-METALにYUIMETALとMOAMETALがさらに祈りを捧げると闇に閃光が走り、SU-METALが目を開いて再び蘇えった。

伝説のコルセットを神に捧げるかのように空高く掲げ、♪「伝説の黒髪を?」と歌い始め「ヘドバンギャー!!」がスタート。会場は「ヘドバン養成コルセット」を付けたファン全員が「ヘドバン!!ヘドバン!!バンバンババーン!!」というコールにあわせて壮絶ヘドバン大会を繰り広げ、まさに地獄絵図のような凄まじい光景が広がる。途中の間奏部分では地面に頭を打ち付ける「土下座ヘドバン」が飛び出し、「アタマ!アタマ!アタマーッ!!」の号令と共にさらに激しいヘドバンを繰り出す。SU-METALの「ヘドバンギャー!!」のスクリームでステージは最高潮を迎えた。

BABYMETALに降臨していた神が立ち去ると、メンバーは笑顔に戻り、自己紹介。「最後に1曲聞いて下さい」といって始まった曲は、なんとたった1秒しかない超ハイスピードグラインドコアナンバー「BABYMETAL DEATH」を初披露。
「SEE YOU!!」の掛け声と共に颯爽とステージを後にしたメンバーに、ファンは鳴り止まないBABYMETALコール、いいね!コールを送り、ライブは成功のうちに幕を閉じた。メタルアイドルというジャンヌダルク的存在でもあるBABYMETALが、ジャパニーズヘヴィーメタルの聖地である目黒鹿鳴館で新たな“伝説”を刻んだ瞬間だった。

OKMusic編集部

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