US屈指のライヴバンド、マイ・モーニング・ジャケットが大阪で来日公演初日

US屈指のライヴバンド、マイ・モーニング・ジャケットが大阪で来日公演初日

US最強ライヴ・バンド、マイ・モーニ
ング・ジャケット大阪で日本ツアー初
日が開催

海外のビッグ・フェスでのヘッドライナー級の扱いや、ソールドアウト続きのアリーナ級のステージから、「宇宙最高のライヴ・バンド」とも評されるアメリカはルイヴィルのバンド、マイ・モーニング・ジャケットが約3年ぶりのジャパン・ツアーを大阪のBIG CATで封を切った。

過去にフジロックなどでハイライトとも言われる質の高いショウでライヴミュージックファンに存在を印象づけた彼らだが、今回は一回りも二回りも大物となっての再来日。
新作『サーキタル』のオープニング・ナンバーでもある「Victory Dance」の高々と鳴るトランペットのサンプルで始まったライヴは、終始強烈なグルーヴに包まれていた。
分厚いギターの応酬、繊細なバラード、図太い低音から遊び心溢れるインタープレイと途切れなく流れて行くような緩急織りまぜた演奏。
序盤は新作からの楽曲を中心にミッド・テンポで良質なメロディーを実感できるようなナンバーが並び、中盤には高揚感溢れる「Mahgeetah」でのハードなジャム。「Dondante」では壮大かつ神秘的な空間を演出と、MMJの引き出しの深さを実感するようなステージが展開された。

アメリカン・ロックの醍醐味であるダイナミックさを表現しつつも、全く新しい感覚のサウンドを次々と混ぜ込んでいく様は、まさに彼らのユニークさを物語っているだろう。一心不乱にギターを掻き鳴らす姿からは、彼らがいかに全身全霊でライヴに魂を注入して
いるかが伝わってきた。
セットの終盤で披露した人気曲「One Big Holiday」と新作のリード曲「Holdin On To Black Metal」の破壊力は凄まじく、生バンドの真髄、そして音楽が持つ歓喜の力をフルで感じることが出来る日本公演初日だった。

とにかくスケール感もサウンドの大きさも桁違い。曲を淡々と聴かされるのではなく、一つの大きな物語を、一つの大きなショーとして楽しめる一夜だった。これぞライヴ・バンド、というこれ以上ない見本を見させてもらった感じだ。

そんなマイ・モーニング・ジャケットの日本公演、3月29日の東京での渋谷AX公演には、四方田“Temjin”直人 (トランペット / MOUNTAIN MOCHA KILIMANJARO)、栗原 健 (テナー・サックス / CENTRAL)、廣瀬 貴雄 (トロンボーン / JAZZ COLLECTIVE)と日本のジャズ/ファンク・シーンで活躍する錚々たるメンバーのホーンでのゲスト参加も予定されている。ロックバンドのフォーマットからより多彩な楽器の参加や、シアトリカルで完成度の高いステージングが話題のMMJ。ツアー最終日にはよりスペシャルなショウが期待できそうだ。

【ライヴ情報】
<マイ・モーニング・ジャケット来日公演>
名古屋 3月27日(火)名古屋CLUB QUATTRO
開場18時30分 開演19時30分 前売¥6,500(入場整理番号付、1ドリンク別)
主催:ZIP-FM 052-264-8211(名古屋クラブクアトロ)

東京 3月29日(木)SHIBUYA-AX開場18時30分 開演19時30分 前売¥6,500(入場整理番号付、1ドリンク別、1F-All Standing / 2F-Seated:全席指定)
主催:INTER FM 03-3444-6751(SMASH) 03-5720-9999 (HOT STUFF)

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OKMusic編集部

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