オアシス、アカデミー賞スタッフによ
る初ドキュメンタリー映画
英ロックバンドのオアシス(Oasis)の初ドキュメンタリー映画『オアシス:スーパーソニック』が12月24日に公開される。同作は、アカデミー賞最優秀ドキュメンタリー賞に輝いた映画『AMY エイミー』のスタッフが結集し、製作されたバンド史上初のドキュメンタリー作品。
オアシスは、リアム&ノエル・ギャラガー兄弟を中心に英・リヴァプールで結成。1994年にデビューし、アルバム7作品すべてがUKチャート1位に輝き、全世界でCDトータルセールス5000万枚以上を記録。90年代を象徴するロックバンド。
『オアシス:スーパーソニック』は、リアム&ノエル・ギャラガーが製作総指揮を務め、バンド結成から96年のネブワース・ライブまでの軌跡を描くオアシス初の長編ドキュメンタリー。製作には、アカデミー賞最優秀ドキュメンタリー賞に輝いた『AMY エイミー』のスタッフが結集した。
本作の舞台は1993年~1996年。オアシスのその3年間に焦点を当てている。1993年にクリエイション・レコーズと契約するやいなや一気にスターダムへと駆け上がる。
デビューアルバム『Oasis』が英国チャート1位を記録。初の世界ツアーで日本にも旋風を巻き起こし、その後アメリカにも進出。英ロンドン・アールズコートでのライブは2日間で4万人を動員、ヨーロッパの屋内ライブ動員数のギネス記録となった。
しかし、その後メンバーの解雇・脱退、深まる兄弟間の亀裂、タブロイド紙の餌食となるギャラガー兄弟など不遇の時代を過ごした。リアムは「オアシスはフェラーリと同じだ。見るにはいいが、スピードを出しすぎると制御不能になる」と当時を振り返る。
なお、本編では「ロックンロール・スター」「リヴ・フォーエヴァー」「ワンダーウォール」「モーニング・グローリー」ほか、バンドの軌跡を語る上で欠かすことの出来ない名曲が20曲以上使われている。
また、映画のタイトルとなった「スーパーソニック」は、オアシスのデビューシングルのタイトルである。『オアシス:スーパーソニック』は、12月24日より全国公開。
■作品情報
『オアシス:スーパーソニック』
監督:マット・ホワイトクロス
製作:フィオナ・ニールソン、ジェームズ・ゲイ=リース、サイモン・ハーフォン
製作総指揮:リアム・ギャラガー、ノエル・ギャラガー、アシフ・カパディア