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COSMUSICA
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演奏家向けトピック、クラシックのいろは、芸大/音大受験まで、クラシックをより身近に感じてもらうためのコラムサイト
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COSMUSICA
2017年03月05日
どこまで知ってる? クラリネットの仲間 8種類を紹介
今日は、普段目にしないクラリネットファミリーを、いくつかの動画とともに紹介したいと思います。 クラリネットの種類 B管(ベーカン) これがいわゆる「クラリネット」と言われるもの。 皆さんが目にするクラリネットのほとんどはこれにあたります。華やかな音色が特徴。 A管(アーカン) B管と見た目はほとんど同じですが、B管に比べて柔らかく深みのある音が出ます。 モーツァルトのクラリネット協奏曲やクラリネット五重奏曲、ブラームスのクラリネット五重奏曲などで使われています。オーケストラでの出番も多いです。 写真は、マイクラリネット。手前がA管、奥がB管です。 Esクラ(エスクラ) 画像参照元:
COSMUSICA
2017年03月04日
名曲紹介:宗教曲からハープ独奏まで、もっと知りたいフォーレの魅力
音楽史を概観しながら名曲を聴いていこうという趣旨のこちらの連載、通常であれば一話完結で次の作曲家へと話題を移すのですが、先週の題材は個人的に大好きなフォーレ。とても一回では紹介しきれないよ、ということで、今日も再びフォーレの楽曲を取り上げちゃいます! 前回は、フォーレの作風の変遷を見るべく、夜想曲と舟歌にしぼって作品を聴きました。今日は、フォーレの楽曲のいろいろな側面をのぞき見るべく、複数のジャンルから楽曲をピックアップして聴いていきたいと思います。 まだまだある! フォーレの魅惑的な楽曲 宗教曲『レクイエム Op.48』から「ピエ・イェズ」 フォーレのレクイエムは傑作としてよく知られ、モーツァルト、ヴェルディのレクイエムとともに「三大レクイエム」に数えられています。フォーレにとって死とは、“苦しみというより、むしろ永遠の至福の喜びに満ちた開放感に他ならない”と語っている通り、非常に優しく甘い旋律の楽曲となっています。 シシリエンヌ ト長調 Op.78 チェロとピアノのための作品。さまざまな楽器で演奏されており、フルート×ハープなんかもとっても美しいですよ。 でもこの動画…なぜパイプ椅子? ヴァイオリンソナタ第1番 Op.13 フォーレの室内楽のうち、一番早い時期に書かれた楽曲です。フォーレのヴァイオリンソナタは全2曲なのですが、第2番が書かれたのは、この第1番が作曲されてから実に40年後のことでした。 歌曲『Après un rêve(夢のあとに)』Op.7-1 歌曲集『3つの歌』の第1曲。フォーレの歌曲の中でもっとも有名な作品です。器楽でもよく演奏されています。歌詞は、イタリアのトスカーナ地方に古くから伝わる詩を、フランスの詩人ロマン・ビュッシーヌが翻訳したもの。 ハープ独奏曲『塔の中の王妃』 フォーレはハープの独奏曲も書いています。大変な難曲だそうですが、とても美しいのでぜひ聴いてみてくださいね。 夜想曲と舟歌については前回の「」で取り上げたのでぜひご参照ください。 めくるめくフォーレの魅力 フォーレの楽曲はどれをとっても、フォーレ独特の魅力を感じられますよね。私はこれまでヴァイオリン・ソナタや声楽曲を聴く機会はあまりなかったのですが、「フォーレの他の楽曲を聴いてみたい」という動機で新たなジャンルを楽しめるようになりました。 ちなみにこちらはインポートものですが、フォーレの楽曲をジャンルレスに収録した、まさに入門用という感じのCD。もしよかったらお手にとってみてください♪
COSMUSICA
2017年03月03日
体のこりに注意! 毎日やりたい、プチメンテナンス
実際、演奏家12人に聞いたところ、「体はこりますか?」の質問に10人が「こる」と回答。「こらない」と回答した人は0人でした。 また、おもしろかったのが、「専攻楽器によってこる部分が違う」ということ。以下は、上記アンケートにおける「どこがこりますか」という質問に対する回答ですが、演奏姿勢によってこる場所はやはり変わってくるようです。 ヴァイオリン…頭皮、首、肩 ヴィオラ…首、肩、背中、腰 チェロ…肩、腰、腕 クラリネット…肩 フルート…右の肩と首 ホルン…首、肩、背中、腰 ピアノ…背中、腰 ハープ…肩 体のメンテナンス法 さて、そんな演奏家のみなさんは、どのように体のメンテナンスをしているのでしょうか。 アンケートの中で挙がったのは「整体へ行く」「鍼灸に行く」「湯船に浸かってマッサージ」「自分でストレッチ」など。行きつけの整体院を持つ方も多いと思いますが、やはり毎日使う筋肉ですから、日常のメンテナンスが大切です。 オススメはずばり、入浴→ストレッチ→寝るのコンボ。体の緊張を解いたうえでストレッチすることで、ストレッチの効果も倍増。そしてそのリラックス状態で眠ることで、おとなにありがちな「寝コリ」(朝起きたときに体が緊張状態にあること)も軽減することができますよ! 湯船に浸かる アンケートの回答にも挙がっていました。既に意識的に取り入れている方も多いかと思います。 「こり」というのは、筋肉が疲れるとそこに乳酸がたまり、筋肉が硬直してしまうことから起きます。筋肉が硬くなると血管を圧迫し、血行が悪くなってしまうとさらに疲労物質がたまり…と負のスパイラルに。入浴することで体が芯から温まると、血行が促進され、こりの解消を手助けしてくれるというわけです。 入浴する時間がなかなか取れない際は、濡れタオルを温めて首の後ろにあててみてください。すーっと緊張がとけて心身がリラックスするのを感じられると思います。 ストレッチ さて、体が温まったらストレッチです。このとき気を付けたいのは、刺激を強く与えすぎたり、一点を集中的に押したりしないこと。こりの原因というのは、複数の筋肉が複雑に影響を与え合っていることが多いため、関連する筋肉をバランスよくほぐしていくことが大切です♪ 演奏で肩がこる場合は、肩甲骨が凝り固まっていることが多いかと思います。手を両肩に起き、ひじで円を描くようにぐるぐるとまわしてみてください。(ちなみに私はこれをやるとやばいくらいコキコキ音が鳴ります;) また、両手を後ろに組んで肩甲骨を寄せるのもおすすめ。そのまま前屈して左右にふるとより刺激を与えることができます。実は肩甲骨を寄せる動きというのは日常生活においてなかなかしないもの。凝り固まりがちな箇所なので、時折動かしてあげると良いでしょう。 いきなりのお尻で恐縮ですが、長時間座っていることが多い演奏家にとって骨盤周りは実はとってもこりやすい場所。自覚症状が出にくいので気づかないことも多いのですが、血行不良になりやすく、疲労物質もたまりやすいんです。ということで、ここもストレッチしましょう。 オススメは、「コアラのポーズ」なるもの。まず、いすに浅く座り、かかとを床につけ、つまさきを上に向けます。上体を前に倒し、太ももとふくらはぎの裏をのばします。次に、左足のくるぶしを右の太ももにのせ、三角形の空間ができるようにします(あぐらの片方Ver.のようなイメージ)。猫背にならないように体を前に倒します。お尻がじわ〜っと伸びるのを感じればOK。左右交互にやってくださいね。 背中は広範囲なので、どの箇所がこるかによってストレッチもさまざまですが、一番気軽にできるものを紹介します。まず、四つんばいの体勢になります。息を吐きながら背中を上につりあげるように丸めます。顔は自然とおへその方を見るように。息を吸いながら背中と腰のラインがまっすぐになるように元の体勢に戻します。 また、背中の下部と腰をのばすには、仰向けに横になった上体から膝を立て、左右に倒すというものがあります。ひざを左に倒したときは、顔を右向きに。右に倒したときは左を向くようにすると筋肉を大きく動かすことができますよ。 ストレスも“こり”の原因に… こりの原因は、同じ姿勢を保っていることだけではありません。実は、ストレスもこりの大きな原因になりうるのです。 本番前に根詰めすぎてしまったり、おもうように演奏できないと悩んでしまうことはしばしばあるかと思いますが、そんなときこそ体をリラックスさせてあげることが大切です。技術だけでなく、体の調子も本番に向けて高められるよう、日常からメンテナンスをしてあげてくださいね♪ 参考:眼精疲労・肩こり・腰痛を考えるナボリン倶楽部「
COSMUSICA
2017年03月02日
Aroma et classique 第3回「ローズの香りで優雅なひと時を♪」
ローズの香りというと、ダマスクローズ、ローズオットー、ローズアブソリュートなどいくつか種類がありますが、どれも華やかで上品な香りがします♡ 今日はそんなローズの香りにぴったりな曲をご紹介いたします♪ ローズの香りと共に… トスティ『Rosa(バラ)』 イタリア人作曲家トスティによる作品です。イタリア歌曲といったら真っ先に「トスティ!」と思い浮かぶほど、トスティはたくさんの魅力的な歌曲を残したメロディーメーカーでした♪ この『バラ』もトスティの残した歌曲の中で大変有名な一曲です。そばにあったお祈りの本を久しぶりに開くと、中にしおれたバラの花が挟まっているのを見つけ、これを私にくれたのは一体誰だっただろうか…? と甘い夢を見ていた青春時代を思い返す、という内容の歌詩。 バラをもらった頃のいい香りを思い出して、それをきっかけに悲しい記憶も素敵な記憶もよみがえってきて…そんな情景が目に浮かぶ、耳なじみの良い曲です。 “しおれたバラ” は時間の流れを感じさせます。このことから、語り手は過去を振り返るくらいの年齢であるということが読み取れるのです。 このように歌詩を深く読み解いていくと、次第に登場人物のキャラクターや情景が見えてきて、より深く楽しむことができるのではないでしょうか。バラの香りと共にイメージを高めて聴いてみて下さい♪ ヴェルディ「オペラ≪椿姫≫」より『乾杯の歌』 舞台は19世紀半ばのパリ。華やかな社交界で自由な恋愛を楽しんできた高級娼婦のヴィオレッタは、ある日純粋な青年アルフレードに出会い、恋に落ちます。その後ヴィオレッタは悲しい運命をたどることになるのですが…続きはどうぞオペラで確認してみて下さい☆ ところで、今回のテーマであるバラの香りは中世貴族の中で愛用されていたことで有名で、貴族の象徴ともいえる香りです。フランスの国王ルイ14世や、ルイ16世の王妃マリー・アントワネットなどがこの香りを愛し、王侯貴族の間で広まっていきました。これはまさにこのオペラ≪椿姫≫の時代です! この『乾杯の歌』は、ヴィオレッタのお屋敷でおこなわれる宴の場面で歌われます。きっとこの宴の広間には、高貴なバラの香りが漂っていたことでしょう♡ バラの香りをまとい、ヴィオレッタに招かれた貴族のひとりになったような気持ちで聴いてみるのはいかがでしょう? 今日は華やかで高貴な香りのご紹介でした。クラシック音楽×バラの香りで、優雅な時間をお過ごし下さい♫
COSMUSICA
2017年02月28日
進め! ヴァイオリンおけいこ道 第36回「体の大きさと演奏法」
ささやかながら、今回からトップの画像をちょっとだけリニューアルしてみました。 今日のテーマは「体の大きさ」。演奏家にとって楽器の次に、いえ楽器と同等かそれ以上に重要な要素である「自分の体」と向き合えていますか? という、自戒を込めたお話です。 体のサイズと楽器 ピアノというのは、誰もが同じサイズの楽器を使いまうよね。それが平等と言えるかどうかはわかりませんが、幼いときから楽器のサイズが変わることはなく、むしろ大人向けサイズに背伸びして自分を合わせていくような感覚かもしれません。 サイズいろいろ我らが弦楽器には多少サイズがあるわけで、しかもいざ大人サイズになってからも、その個体差で「小ぶりだから」「大ぶりだから」自分に良いとか悪いとか…ピアニストからしたら「ワガママ」なことが言える不思議な楽器です。 だいたい、分数楽器を卒業するのは早くて小学校高学年、遅くても中学生になったら、というのがひとつの目安。幼稚園に上がる前後に楽器を始める人が多いですけれど、そこからフルサイズになるまでに、いくつの楽器をどれだけのペースで使うかは本当に人によります。一般的には1/10あたりで始める人が多いですね。 わたくし最近知ったのですけれど、いちばん小さいヴァイオリンって、1/32なんですってね。楽器は1/16で始めたよって人すらちょっと珍しいのに、もっと小さいサイズがあるとは…! しかも1/32って、各パーツが小さすぎてあまりに調整が大変なため、近年ではあまり作られないそうです。テールピース(駒と顎あての間にある、弦を引っ掛ける部品)は1/16のもとを代用することもあるんだとか。 体が小さいことはハンデなのか サイズは人それぞれ日本人というのは世界的に見て小柄です。そして女性人口の多い日本の音楽業界においては、「小柄な体の有効活用」について考える“市場規模”は、ほかの国よりも大きいでしょう。 わたしの同級生がある日ふと、最近改めてヴィブラートについて考えているとこぼしたことがありました。そして彼女はクラスメートにこう問いかけました。 「もとからうまくできちゃったって人じゃなくて、苦手だったけれど考えて考えて克服したって人にコツを聞いてみたいんだよね。誰かそういう人いない?」 わたしは彼女のこの発言が名言だと思っていて、高校時代のひとコマながら、未だにはっきりと覚えています。「自分で考えて追求する」というプロセスを経て得たスキルは、最強の武器になります。 というのは、例えば体が大きいと、何の苦もなく弓の先まで使えたり、難なく指が届いたり、「うらやましい条件」ばかり揃って見えます。しかし(自分が大きいから言いますが)彼らは小さい人に比べて「弓の先を支えるありがたみ」や「左手が遠くまで届くありがたみ」についての意識が希薄。弓を常日頃から無駄にたくさん使ってしまったり、何の味わいもなく音程を取ったりしてしまいがちです。 一方、小柄な人というのは、まず自分の体をどうしたら最大限に有効活用できるかということを考えます。そこから効率的な運弓・運指を追求していくというフェーズに入って、自分にあった演奏スタイルを見つけていきます。 この効率的な演奏法を考える作業は、本来、体の大きさに関係なく必要なことですが、“弾けてしまってきた人たち”はそれに気づかず大きくなってしまうことが少なくありません。弾けるならいいじゃん、と思われるところですが、これ、ガタが来るのはもっと大人になってから。若いときから体に向き合えた人との差が、40代・50代になったときにどんどん開いていくと思います。 演奏家は「賢くあれ」 いくつになっても弾いていたいわたしは今までの先生にも「今後の課題として、もう少し体の力の抜き方を覚えられるといいね」と言われてきたのですが、昨秋からついている留学先の先生に、「『弾けちゃうままに弾く』んじゃなくて、頭を使って『賢く』弾くんだ」と口を酸っぱくして言われています。 先生曰く「いわゆるヴィルトゥオーゾと呼ばれる人たちがよく弾けるのは、『天才だから』『生まれながらにできちゃったから』だと思うのは間違いだ」と。「彼らはどうしたらそのテクニックを楽にこなせるかということを徹底して考え抜き、それを体に染み込ませているから何でも弾けるんだよ」先生は続けます。 「楽に弾けるスタイルを確立しておけば、今日いきなり『ステージでパガニーニを弾け!』と言われたって、30分もウォーミングアップすればすぐさま弾けるようになるんだ」 さぁ、まだまだ道のりは長そうですが…わたしもいつパガニーニのオファーが来ても大丈夫なようになりたいなと思います。 *PR* 「進め! ヴァイオリンおけいこ道 あどゔぁんす」 おけいこ会員絶賛募集中 月額500円で、より深く本音を語った会員限定記事が読めます! 会員登録はこちら↓からどうぞ
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