Wreckx-N-Effect

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    Wreckx-N-Effectレックスン・エフェクト

    スーパー・プロデューサー、テディ・ライリーの実弟マーケルと、アキール・デヴィッドソンによるラップ・グループ(結成当初は4人組であったが、後にひとり脱退、もうひとりは凶弾に倒れてしまう)。
    88年のデビュー・アルバム『Wreckx-N-Effect』は、ニュー・ジャック・スウィングを下敷きにしたダンサブルなサウンドを中心に展開。歯切れ良いラップとの相乗効果で、痛快極まりない出来となっている。特に、そのまんまな曲名の「New Jack Swing」は、ここ日本でも大人気。またアップ・チューンが並ぶ中にあって、甘茶ソウル的なスロウ「Juicy」も評価が高かった。92年には、「Rump Shaker」のスマッシュ・ヒットを生み出した2nd『Hard Or Smooth』を発表。硬質感に満ちたトラックが並んでいるが、おしなべてリズミカルでもあり、B-Boyだけでなくダンサーからの支持も厚かった。全曲にラップ・クラシックのタイトルがつけられた(←カヴァーではない)、96年の『Raps New Generation』では、さらにハードコアなスタイルに磨きがかかり、硬派なムードに覆われた仕上がりとなっている。

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