串田和美率いる劇団TCアルプが、手塚治虫原作『人間ども集まれ! 2018』上演。手塚るみ子氏を招いて、木内宏昌(脚本・演出)、細川貴司(TCアルプ)が作品を語る。
俳優・演出家の串田和美が芸術監督を務める「まつもと市民芸術館」(長野県)を拠点に活動する劇団TCアルプが、手塚治虫原作「人間ども集まれ!」を再び舞台化する。急速に世界のヒノキ舞台に立つ東南アジアの独立国、太平天国。その国から輸出されていたのは、天下太平という一人の男性の特殊な精子から製造される男でも女でもない“無性人間”。人間たちの欲望を満たし、戦争もする便利な道具として重宝される無性人間は、世界中で数を増やしていくが――。2016年にも本作を手がけた演出・脚本の木内宏昌が、劇団のメンバーとともにまったく新たな視点で立ち上げる舞台とは。手塚プロダクションの手塚るみ子氏、木内、TCアルプの細川貴司による座談会で掘り下げる。