友成空「鬼ノ宴」歌詞の意味を考察!鬼の宴に招かれた主人公の結末は?

友成空「鬼ノ宴」歌詞の意味を考察!鬼の宴に招かれた主人公の結末は?

友成空「鬼ノ宴」歌詞の意味を考察!
鬼の宴に招かれた主人公の結末は?

TikTokを沸かせた友成空の新曲を徹底解釈!

作詞・作曲・アレンジからイラストまで、全てを自身でこなすマルチなシンガーソングライター・友成空。
2023年にTikTokで投稿したデモ音源動画が400万回再生を超え話題となった新曲「鬼ノ宴」が、2024年1月10日に配信リリースされました。
まさに鬼の宴に迷い込んだような妖しさがありながらも、いつまでもそこにいたいと思わせる宴の楽しさを表現するようなダンサンブルなメロディが癖になる楽曲です。
▲友成空-鬼ノ宴【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
さらにYouTubeで公開されているMVでは鬼たちを描いたイラストが印象的で、彼の描き出す独特な世界観に引き込まれるでしょう。
どのような内容なのか、さっそく歌詞の意味を考察していきましょう。
鬼ノ宴 歌詞 「友成空」
https://utaten.com/lyric/mi24011214
主人公の「俺」は人間で、目の前の料理に戸惑っている様子が窺えます。
初めて見る料理は「何処から喰へば良いものか」判断がつかず、「美味いものか不味いものか」も食べてみるまで分かりません。
しかし、ここで重要なのは「決まりばかりの世の中」というフレーズでしょう。
食事に限らず世の中には多くのマナーが存在し、知らなかったり少し間違えたりしただけで口うるさく言われることもあります。
もちろんマナーを守ることは大切ですが、マナーに固執するあまり食事を楽しめないこともあるのではないでしょうか?
そんな風に、誰かが作った「決まりばかりの世の中」に見える生きづらさを表現していると解釈できます。
楽しい鬼の宴の始まり
鬼ノ宴 歌詞 「友成空」
https://utaten.com/lyric/mi24011214
そうした世の中でも何とか自分らしく生きようと主人公はもがいていますが、仏が「我慢するのが礼儀でしょう?」と水を差してきます。
優れた良い存在の象徴とも言える仏が「何度も」そうしてくるとあるため、主人公はその圧力に追い詰められうんざりしているようです。
一方、恐ろしい存在である鬼が「御先にどうぞ遠慮なく」と彼を招きます。
「この身を唆す」という言葉から、その誘いに応じるのが良くないことには気づいているようです。
それでも心が疲れ切った主人公は、鬼の招きに応じてしまいます。
鬼ノ宴 歌詞 「友成空」
https://utaten.com/lyric/mi24011214
「始月曜」は「はじまんでー(始Monday)」と読み、日本語と英語を絶妙にミックスさせたフレーズとなっています。
月曜日は一週間の始まりのため、ここから鬼の宴が始まるというイメージがはっきりと伝わってきますね。
一度きりの宴を楽しまないと「勿体無ぇや」と、鬼は好きなものだけ食べるようにと促します。
その宴では食べ方に迷うような食事を嫌々食べる必要はなく、自分の思いのままに好きなことだけできる幸せな時間を過ごせることが示されています。
鬼ノ宴 歌詞 「友成空」
https://utaten.com/lyric/mi24011214
人生はいつも選択の連続です。
生きるか死ぬかを決める究極の二者択一を迫られることもあるかもしれません。
しかし、ここでは「死ぬも生きるも紙壱重」だから思い切って「一丁賭けるとしませうか」と歌っています。
時には勝負に出なければ自分の道を切り開くことはできないと訴えかけてきます。
蜘蛛の糸を掴んで見つける新しい世界
鬼ノ宴 歌詞 「友成空」
https://utaten.com/lyric/mi24011214
この部分は芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を彷彿とさせますね。
『蜘蛛の糸』は、地獄で苦しむ大罪人の犍陀多(かんだた)が一度だけ道端の蜘蛛の命を助けてやったことを思い出した御釈迦が、彼を地獄から救い出そうとして蜘蛛の糸を垂らすというストーリーです。
この曲の主人公は自分を宴に招待してくれた鬼を、この御釈迦と重ねたのでしょう。
実際には相手は鬼なので、その手を掴んだ先の未来が明るいとは限りません。
とはいえ、生きづらい世の中で我慢し続けるくらいなら「踏み外すのも惡くない」と覚悟を決めます。
鬼ノ宴 歌詞 「友成空」
https://utaten.com/lyric/mi24011214
「始月曜」の対になる言葉として出てくる「帰日曜」は「かえさんでー(帰Sanday)」と読むようです。
本来なら一週間の終わりである日曜日には元の世界に帰るべきですが、鬼は帰さないと主人公を引き留めます。
「あかよろし」とは「明らかによろしい」という意味のため、いま宴が一番の盛りとなっていて実に素晴らしいと歌っていることが分かります。
そして、楽しめるだけ楽しんで「堕ちるとこまで堕ちなはれ」と主人公を誘います。
続く部分で繰り返される掛け声は、彼らが踊って宴を楽しんでいることを示しているのでしょう。
主人公にとっては、これが最良の選択だったのかもしれません。
「展く」という言葉には「じているものを広げる」という意味があります。
また、展の漢字は「障害物がなく全体が見渡せるようになる」「周りに伸びていく」といった意味を持ちます。
このことから「展ケイヤ」のフレーズには自分自身を広げなさい、宴の輪を周囲に広げてみんなで楽しく過ごしなさいというメッセージが込められているのではないでしょうか。
冒頭で「決まりばかりの世の中」と表現されていた退屈な世界で縮こまらずに、思い切り楽しく生きようと促してくれているように感じます。
心が軽くなるダンスナンバー!
友成空の『鬼ノ宴』は、苦しい現実から離れて楽しむ時があっていいのだと語りかけてきます。
いつも思い通りに行動できるわけではありませんが、自分の本心を押し殺してばかりいては生きるのが嫌になってしまうでしょう。
思い悩む時にはぜひこの鬼の宴に足を踏み入れて、心をリフレッシュさせてくださいね。

アーティスト

UtaTen

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