水曜日のカンパネラ、リリースパーテ
ィーツアーファイナルの台北公演オフ
ィシャルレポート

水曜日のカンパネラが、2代目ボーカル・詩羽になって4度目のリリースパーティーツアー『LET’ S PARTY 4』のファイナル公演を台北にて開催。そのオフィシャルレポートが到着した。

水曜日のカンパネラが2023年11月28日(火)、『RELEASE PARTY~LET’ S PARTY 4~』を台北・Legacy Taipei傳 音樂展演空間にて開催し、国内4都市・アジア4都市(北京・上海・広州・台北)の計8都市を巡回したツアーを本公演にて締めくくる形となった。
11月4日(土)の福岡公演を皮切りに始まった今回のツアーはデジタルシングル「聖徳太子」のリリースパーティーだ。2代目主演/歌唱担当として詩羽が就任してから4回目の開催となったが、アジアでの複数都市ツアーは詩羽体制になって以来初めてであった。
異国の地に1人でステージに立つ詩羽は格別に頼もしく、観客と言葉でのコミュニケーションを取ることが難しい中でも持ち前のバイブスを通して詩羽なりに愛を伝える姿が印象的であった。ツアーラストの台北ではファイナルということもありパフォーマンスにも磨きが掛かっていた。
開場時間を過ぎると徐々に賑わい出す会場内。定刻ぴったりに照明が落ち、歓声が上がる。1曲目は「金剛力士像」。客席後方から詩羽がライトに照らされて登場し、開演前にステージ1点を見つめて詩羽の登場を待っていた観客達は驚き後ろを振り向く。詩羽が花吹雪に包まれながら観客の間を縫ってステージへと向かう様子を間近で見ることができるのが醍醐味だ。力士像の映像がステージ後方に映る手前で堂々と歌い上げた。
間髪入れず「アリス」に続く。前曲の妖艶な雰囲気から打って変わり、一気に笑顔が弾ける詩羽はライブ開始早々しっかり曲の雰囲気に入り込んでいるようだ。サビでは会場が一体となって手を叩き体を揺らしていた。
続く「バッキンガム」。イントロが流れるや否や大きな歓声が響く。詩羽体制になり初のシングル2曲が続き、ファンは胸が熱くなったのではないだろうか。詩羽が「ヘイ!ヘイ!」と声を出すと客席から何倍もの声量で返ってくる。リズムに合わせた手振りや声出しが弾ける1曲であった。
MCでは「こんにちは!水曜日のカンパネラの詩羽です!よろしくお願いします!」と現地の言葉で挨拶する詩羽。
「外国語は話せないが、バイブスで私たちは通じ合っている」と拙いながらも英語で伝えており、海外での公演においても変わらず観客とのコミュニケーションを大事にしていることが伺えた。また、MC後に控える「ディアブロ」のコールアンドレスポンスの練習を念入りに行う。実際に曲が始まると完璧なレスポンスが声高く響き、会場の雰囲気が更に熱くなった瞬間であった。
続く「シャドウ」は高速道路を走り忍びの里に向かうという楽曲で、後ろの映像にはひたすら車道を走る景色が映し出されていた。アウトロで勢い良くステージを飛び出し、客席中央に立てられた脚立に登り「モヤイ」に移る。水曜日のカンパネラのパフォーマンスはただステージの上で歌うだけでは留まらないのが特徴だ。
MCに入ると詩羽が水を飲むだけで上がる歓声。会場が更に暖まってきていることが分かる。「会えて嬉しい」と伝える詩羽に観客の笑顔が溢れていた。
続く「鍋奉行」では詩羽を中心に観客が拳を上に突き上げる様子が伺えた。
曲が終わりステージに走り戻ると「赤ずきん」のイントロが流れる。ステージ袖から可愛らしいパジャマ姿で布団を持ったオオカミが登場。童話の「赤ずきん」を元に作られた楽曲で、コミカルでキュートな演出が見どころだ。「卑弥呼」に入ると途端に鳴り響く観客の手拍子。重めのビートに合わせて身体を揺らす詩羽の姿が観客を更に引き込ませていくようだ。
ここでまたMCに入る。リリースパーティーで定番化されていた、「かわ?」と詩羽が呼びかけて観客が「いー!」と叫ぶコールアンドレスポンスも健在であった。前日に夜市のUFOキャッチャーでゲットしたというアヒルのぬいぐるみを腰に付けていることをアピール。名前は「グワグワ」。グワグワにしっかりと自分のファンの姿を見せ、ぬいぐるみにまで気遣いを徹底している詩羽であった。
「織姫」では観客がスマートフォンのライトを点けて高々と掲げており、会場が一丸となって天の川を体現している場面が見られた。続くのは今回のツアーの肝である新曲「聖徳太子」。アップテンポなファンクサウンドは観客がノりやすく、歌詞を口ずさむファンも見受けられた。
MCに入ると「かわいい?」「楽しい?」と観客席に問いかける詩羽。問いかけの度に観客が大きな歓声を返していた。次に控えた「一寸法師」は観客を数名ステージ上へ招く演出が用意されており、ステージに上りたい人を詩羽が募るとほぼ全員が手を挙げる。詩羽の顔が付いたデコうちわを高々と掲げるファンも。結果5名の観客が詩羽に指されステージへと上がった。詩羽含めた6名が揃いステージ上で小声の打ち合わせを終え、曲が始まると激しく飛んで踊り盛り上げ、エネルギー溢れる1曲となった。
「桃太郎」に入り、水曜日のカンパネラの名物・ウォーターボールに詩羽が入り、観客の上を転がる。曲の終わりでステージに戻ろうとするも、客席の上で予想外の方向へ転がっていきなかなかステージへ戻れないなどのプチハプニングも無邪気に楽しむ詩羽。
続くは「マーメイド」。水曜日のカンパネラの夏の曲と言えばこの楽曲なのではないだろうか。会場全体が熱気に包まれつつも爽やかな空気感が残っていた。
続く「七福神」は、曲が始まると歌詞のリズムに合わせた「フゥ フゥ」というまたもや完璧な掛け声が高く響く。サビではウサギとオオカミに扮したダンサーが左右の袖から勢い良く登場しパラパラを踊り盛り上げる。その後「エジソン」が始まると観客席は大合唱状態に。詩羽も思わず観客席にマイクを向けていた。腕の振り付けも欠かさず歌い踊る観客。詩羽が投げキッスをする度に熱い悲鳴が上がっていた。
締めの一曲「招き猫」が始まると大きなバルーン招き猫がステージ中央へ運ばれてくる。猫と戯れつつ福を招き厄を払う象徴的な手の振り付けを一体となって行う様子は多幸感に満ちていた。
パフォーマンスを終えると客席と一緒に記念撮影を行い「ウォーアイニー!愛してるよー!」と叫び、今日一番の歓声を浴びながら清々しい笑顔でステージを去っていった。
国内4都市・アジア4都市の巡回を経て、毎度ライブを重ねるごとにどんどんアップデートされていくパフォーマンス。その集大成を今回のツアーファイナルでは感じることができた。自分で自分のことを最高だと思える自己肯定感の高さ、好きなものを胸を張って好きだと言える強さ。詩羽がいつも大事にしているテーマを、パフォーマンスを通して全力で伝える姿に胸が打たれる公演となった。
リリースパーティーは台北にて幕を閉じたが、来年3月16日(土)には詩羽体制になって以来初の日本武道館単独公演が控えている。チケットも一般発売されているので、是非チェックしてみてほしい。
撮影=横山マサト

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