泉谷しげるがゴミの山に横たわり“熱
弁” ゴミ屋敷にまつわる悲喜こもご
もを描く『断捨離パラダイス』予告編
が解禁

6月30日(金)公開の映画『断捨離パラダイス』から、予告編とフライヤービジュアルが解禁された。

『断捨離パラダイス』は、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭で優秀賞と観客賞をダブル受賞した『夜を越える旅』の萱野孝幸監督による完全オリジナル作品。ごみ屋敷を題材に「捨てられない」人々の生態を6篇のエピソードで描いた人情喜劇で、「九州でも映画をつくり続けたい」という監督の想いのもと、全編福岡にて撮影されている。
ピアニストの白高律稀は、ある日突然、原因不明の手の震えによりキャリアを断たれてしまう。ピアノに人生を捧げてきた白高は、絶望から立ち直るべく、たまたまチラシで見かけたごみ屋敷専門の清掃業者「断捨離パラダイス」で働くことを決意。破天荒な上司や、様々な事情を抱えた依頼者たちなど、想像を絶する世界を目撃していく。
『断捨離パラダイス』フライヤービジュアル (c)2023『断捨離パラダイス』製作委員会
本作で主演を務めるのは、1,500名を超える応募者から選ばれた篠田諒(『サマーフィルムにのって』など)。また、『男はつらいよ』や『岬の兄妹』などの北山雅康が助演で出演し、映画『Dr.コトー診療所』『いのちの停車場』の泉谷しげるがごみ屋敷の住人・金田繁男役、AKB48を卒業した武藤十夢が秘密を抱えた小学校教員役で共演。また、ごみ屋敷住人役の中村祐美子(『さんかく窓の外側は夜』『ホムンクルス』『夜を越える旅』)は本作のプロデューサーも担当している。
解禁された予告編は、泉谷しげる演じる金田繁男がゴミの山に横たわり、「これはゴミやない」と熱弁する場面のほか、主人公・白高律稀と「断捨離パラダイス」の面々が訪ねるゴミ屋敷の様々な住人たちの、悲喜こもごもの物語が切り取られている。
『断捨離パラダイス』 (c)2023『断捨離パラダイス』製作委員会
また、本作がフランスの『2023 Cannes Film Awards 2023』で、最優秀インディー長編映画賞(Best Indie Feature Film賞)を受賞したことが明らかに。『Cannes Film Awards』は2021年にスタートした、フランス・カンヌの配給会社・映画関係者向けの映画賞。世界の独立系映画を紹介し、カンヌでの作品上映の機会を提供することを目的としているという。
受賞について、萱野監督は「監督作が世界各国で評価いただけて嬉しく思います。住宅事情や価値観が異なる国でもこの物語に興味を持ってもらえたことはとても嬉しいですし、現地の方々の反応がとても気になります」とコメント。プロデューサー/出演の中村祐美子は「初めて手がけた作品がこのように評価していただき大変嬉しく思います。ごみ屋敷は各国共通の社会問題であることから今回の題材に決めましたが、私たちが思っていた以上に“ごみ屋敷”は世界中の方々の興味の的だったのかもしれません」と話している。
なお、『断捨離パラダイス』は、ドイツの日本映画祭『Nippon Connection』や、カナダの『Montreal Independent Film Festival』、『SKIP シティ国際 Dシネマ映画祭』でオフィシャルセレクションに選出されている。
『断捨離パラダイス』は6月30日(金)全国公開。

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