妻夫木聡

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アイドル的人気だった妻夫木聡が12年
ぶり2度目のアカデミー賞授賞するま
で:ドラァグクイーン・エスムラルダ
連載458

エスムラルダの「勝手にワイドショー!」
第458回 アイドル的人気だった妻夫木聡が12年ぶり2度目のアカデミー賞授賞するまで 先週、3月10日に行われた「第46回日本アカデミー賞」で、映画『ある男』主演のブッキーこと妻夫木聡くんが最優秀主演男優賞を受賞したというニュース、みなさんはご存じかしら?
 それを受けて今回は、ブッキーについて思ったことをつらつらと書いてみるわ。ちなみに、この連載を始めて9年になるけど、今まで、ブッキーに関してちゃんと書いたことがない(おそらく)という事実に、アタシ自身びっくりよ!
 アタシが初めてブッキーの存在を知ったのは、1997年くらい。当時、マガジンハウス社が出していた『pink』という雑誌に、おそらくまだドラマとかにも出ていなかったブッキーのインタビュー記事が掲載されていて、「こ、このイケメンは誰?」と、一人で色めきたったものよ。
 動くブッキーをちゃんと見たのは、1999年のドラマ『お水の花道』。ちなみにこのドラマ、3年ほど前にテレ玉で再放送されていたので、あらためて観てみたんだけど、18歳当時のブッキーのかわいさ、とんでもなかったわ。気になる人は「お水の花道 妻夫木聡」で画像検索してみて……。
 その後、ブッキーは、ドラマ『恋の奇跡』や『池袋ウエストゲートパーク』などに出演。目ざといゲイたちの間では、この頃から「あの子かわいいよね」と噂になっていたけど、2001年に映画『ウォーターボーイズ』の主役を務めたことで人気爆発。ゲイって割と、「細い人がいい」「太った人がいい」「ジャニーズ系がいい」「男くさい顔がいい」といった具合に好みのタイプがはっきりしている人、タイプ以外の男には目もくれない人が多いんだけど、当時のブッキーには、「ガタイのいい男にしか興味がない」という人にさえ「ブッキーだけは別」と言わせてしまうほどの勢いがあったわ……。
 そんなブッキーだけど、一時のアイドル的な人気にあぐらをかかず、きちんとキャリアを重ね、幅広い役を演じられる俳優さんになったのは本当に素晴らしい。もっとも、二児の親となり40代となった今でも若々しすぎて、10年後、20年後にどのような感じになるのかちょっと想像がつかないけど……。想像がつかないがゆえに、むしろこれからのブッキーの進化が楽しみだわ!
 なお、今回の日本アカデミー賞で、アタシ的にもう一つ嬉しかったのが、のんちゃんが優秀主演女優賞の一人に入っていたこと。今後、のんちゃんのお芝居が見られる機会がますます増えることを祈っているわ!
<水曜連載>写真/妻夫木聡【エスムラルダ:プロフィール】
えすむらるだ…1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。著書に「同性パートナーシップ証明、はじまりました。」(ポット出版、共著)
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