指原莉乃プロデュースとなるアイドル
グループ≒JOY、結成からの1年と新曲
「スイートシックスティーン」への想
いを紐解く

=LOVE、≠MEに続く指原莉乃プロデュースとなる第三のグループ「≒JOY(ニアリーイコールジョイ)」 。2022年3のお披露目から1年、着実に経験を積んで成長してきた彼女らが、2023年2月22日(水)に4th Song 「スイートシックスティーン」を配信リリースする。そんなリリース前の≒JOYから江角怜音、小澤愛実、村山結香、山田杏佳、山野愛月というメンバー5名に、デビューからの1年と新曲「スイートシックスティーン」について語ってもらった。
──≒JOYは昨年3月29日のグループお披露目から、そろそろ1年経ちます。この1年を振り返ってみて、皆さんにとってどんな期間でしたか?
江角:=LOVEさん、≠MEさんと一緒に『イコノイジョイ2022』(7月3日、富士急ハイランド コニファーフォレストにて開催)という大きなステージに立たせていただいて、ステージデビューを経験し、その後もいろいろなライブやイベントに出演させていただきましたが、中でも≒JOY単独で初めての「≒JOY 特別公演」(11月30日、山野ホールで開催)が一番思い出に残っています。ライブが始まる前にみんなで円陣を組むんですけど、そのときに「今グループでアイドルしてる」ってことを一番実感できて、メンバーの絆が深まった気がしています。
小澤:私は6月に加入して、その1週間後には『イコノイジョイ2022』の大きなステージに立たせていただいたんですが、そこからの毎日が本当に濃すぎて。はじめはメンバーと過ごすことにも緊張したんですけど、「≒JOY 特別公演」やそのリハ期間に垣間見えるメンバーの癖とか「この子はこういう子なんだな」っていう個性が見えてきて、メンバーと過ごしていく時間が私にとってかけがえのないものになりました。こんなにもアイドルに100%全うできる環境がすごくありがたいなと思っています。
村山:2022年1月の合格発表をいただいたときは、まだアイドルになれた実感がなくて、お披露目までの数ヶ月がふわふわしている状態で。「本当に東京で活動するのかな?」みたいな気持ちのほうが大きかったんですけど、お披露目以降立ち止まることがないくらい充実した1年を過ごさせていただきました。
山田:私が足を怪我してしまったときにメンバーみんながたくさん連絡をくれて、会えない期間も心強い言葉をかけてくれたりしたので、これから先もずっと大事な仲間だなと強く実感できました。
山野:いろいろなことが起き過ぎて、すごい1年だったなぁ。私は初ステージの『イコノイジョイ2022』に向けての練習で、一番絆が深まった気がしていて。みんなで助け合いながら乗り越えたことは大きな自信にもつながりましたし、。だからこそいろいろなイベントに出演させていただいたり、雑誌の撮影などグループとして「≒JOY 特別公演」をさせていただいたりと……頑張りましたね(笑)。
江角:うん、頑張ったよね(笑)。
山野:そうやって絆が深まった1年だったと思います。
山野愛月
──最初に出会った頃と現在とで、印象が変わったメンバーはこの中にいますか?
山田:私は怜音と出会ったとき、最初はとてもクールで美人さんで、ちょっと話しかけてもいいのかなと思っていたんですが、仲良くなっていくうちに怜音と話が合うところや趣味が似ていたりすることに気づいて。今ではよく電話したり、プライベートでも一緒にごはんにも行ったりします。
小澤:私は愛月ですね。自分が加入する前から、愛月は人見知りなのかなと思っていたんですが、初対面してからは愛月のほうから頑張って話しかけてくれることが多くて。きっと勇気を出して話しかけてくれているんだろうなって、その優しさも感じました。あと、最初の頃は笑っている姿をあまり見たことがなかったですが、最近は素で笑っている瞬間を目にすることが増えてうれしいです。
山野:えー、うれしい(笑)。
村山:私は愛実かな。同い年なんですけど大人っぽくて、私も愛実のようにしっかりした人になりたいと思ったくらい。今もその印象は変わらずなんですけど、知っていくうちにどんどんお茶目な部分も見えてきて。愛実って本当に優しくて、一緒にいることでその優しさ成分をもらっていて、どんどん自分も楽しい気持ちになれますし、。知れば知るほど愛実の良さを感じるので、初めましての印象からさらに変わっています。
小澤:ありがとう。私、実はおふざけ大好きなので、いきなりふざけてもみんな受け止めてくれるので、それもうれしいです(笑)。
江角:私が変わったなと思うのは結香ちゃんなんですけど、本当に結香ちゃんは真面目でしっかり者。なんでも完璧にこなす子なんですけど、よくよく知っていくうちに子供な部分もあるんだとわかってホッとしました(笑)。
山野:私は印象が変わったわけではなくて、今も変わらない人になってしまうんですけど(苦笑)。お披露目の日にすごく緊張していたんですけど、杏佳が隣に来てくれて「大丈夫だよ」と手を握ってくれたことが印象的で。人見知りなので本当にうれしかったんです。そうやって近くに寄り添ってくれていたのが杏佳で、今も本当に感謝しています。
山田:うれしい、泣いちゃう(笑)。
村山結香
──微笑ましいですね(笑)。この約1年の活動を通して、ニアジョイ(≒JOY)らしさやグループの武器を見つけることはできましたか?
村山:ニアジョイのメンバーは歌が得意な子や、ダンスが得意な子と、曲によっていろんな面を見せられる子がたくさんいるんです。例えば、前回の「超孤独ライオン」ではカッコいいに振り切ることができたり、その前の「笑って フラジール」では爽やかな青春感を表現できたり。グループとしては「これ!」という個性はまだ固まっていないのかもしれませんが、そういった経験を積み重ねることでより私たちらしさが見つけられるんじゃないかなと思っています。
小澤:私たちは定期的にミーティングをしていて、そこでグループの現状だったりこれからの目標をよく話し合ったりします。そこでも「ニアジョイの武器ってなんだろうね?」と、みんなで考えることが多くて。ここまでは今しか出せない初々しさでがむしゃらに走ってきたんですけど、もうすぐ2年目に突入するのでそれ以外の武器も見つけていかないといけないよねと、メンバー同士で模索しています。以前、指原(莉乃)さんが「みんな横一列というイメージがある」ということを言ってくださったんですが、そういう意味ではニアジョイはみんなで手をつないで横一列になって進んでいけるようなグループになれたらいいなと思っています。
山田:そうだね。今は「ニアジョイはこうです」とは明確に言い切れないんですけど、活動していくうちにニアジョイの色を見つけていけたらいいなと思っています。ひとつの色を見つけることも大事なんですけど、それ以上にいろいろな色を出せるグループにもなれたら素敵だなと思っていて。メンバーみんな個性豊かで、=LOVEさんや≠MEさんにはない個性もあるはずなので、そういうところを活かしていけるグループになりたいです。
小澤愛実
──そんな中、グループ4曲目のオリジナル曲「スイートシックスティーン」がリリース。これまでとはまた違ったニアジョイが見せられる楽曲かと思いますが、最初にこの曲を聴いたときはどう感じましたか?
江角:全体的に可愛くて明るくてポップっていうイメージです。(天野)香乃愛がAメロの〈今日はワタクシの Sweet16 パーティー〉をどんな表情で歌うのかがすぐに想像できました。あとは、最初の〈HEY!(HEY!)〉から〈楽しんじゃって Everybody!〉までをみんなで歌っているんですが、みんなで輪になって仲良く誕生日を祝って楽しむ絵が浮かんできて、絶対に楽しいMVになるだろうなとか、聴いているだけで楽しくなりました。
山野:歌詞が本当に可愛くて。ポップコーンとかホットケーキとか食べものが出てきたかと思えば、Dメロではちょっと切なくなったりと、振り幅がすごいのでみんなの表現力が求められる曲なのかなと思いました。
山田:歌詞を読んだときに、2番の〈プレゼントは いらない 明日ジュースを買ってよ〉とか香乃愛の人柄がすごく出ているなと思って。謙虚で真面目で頑張り屋さんですごく可愛くて、という香乃愛の個性がギュッと詰め込まれているのかなと思うと、歌うのもMVを撮影するのも楽しみでした。
山田杏佳
──実際、MVはそういう可愛らしさが強く表現されていて、観ていて笑顔になれる作品です。撮影はいかがでしたか?
小澤:等身大のニアジョイを見せられたんじゃないかな。基本的にみんなの自然体な空気感をそのままお届けできるような内容だったので、撮影中もメンバーの横顔から楽しさが伝わってきて、いい思い出にもなりました。
村山:学校でのシーンは文化祭とか学生のパーティーみたいな雰囲気が出ていて、それこそ自分たちが自然体で楽しんでいる姿を皆さんにお見せできたのかな。さらに、ドレス姿になったあともパーティーを楽しんではいるんですけど、ちょっと大人っぽい立ち振る舞いをしているので、ギャップも出せましたし。
──撮影していることを忘れてしまう瞬間も多かったんじゃないですか?
江角:そうですね(笑)。想像していた以上に楽しかったです。
江角怜音
──7月にはステージデビュー2年目に突入しますが、ここからニアジョイをどんなグループにしていきたいですか? また、そんなグループの中で個人としてどんな役割を果たせるようになりたいですか?
山野:もっとみんなの個性だったり今までとは違う姿をお見せしたいです。みんなトークも面白いので、YouTubeの『イコラブ ノイミー ニアジョイ チャンネル』でそういう面も出せていけたらいいなと思います。個人としては、私はまだ自分の個性がどういったものかわかっていないので、これからじっくり見つけていきたいです。
村山:これまで“初めての”と付いていたことも2年目になると少なくなりますし、観てくださっているファンの皆さんも去年との比較が増えると思うで、去年より確実に成長していきたいです。自分たちのカラーを確立させていきたいですし、≒JOYという名前を見ただけでどんなメンバーがいるのかわかるぐらい、たくさんの方に知っていただける1年にしたいです。個人としては、みんなに頼ってもらえるように視野を広く持つことが今年の目標です。困っている子がいたら積極的に声をかけていきたいですし、みんなに頼ってもらえるような存在になっていきたいです。
小澤:アイドルとしてステージ上で一番輝いている存在になりたいので、ライブの一つひとつを大切にして「ニアジョイのステージってこんなにすごいんだ!」っていうことをどんどん広めたいです。そういうきっかけの一つひとつでチャンスを掴んでいけるように、一生懸命頑張りたいです。個人としては、悩んでいそうな子やつらそうにしている子がいたら優しく寄り添ってあげられるような人になりたいですし、「小澤愛実はこれができる」というものをちゃんと見つけられるようになりたいです。
山田:私は今、足を怪我してしまっていてライブに参加することができないので、そんな中でもYouTubeチャンネルや取材の機会で少しでもグループに貢献したいと思っています。加えて、今年は自分の個性を見つけられるよう、今までやったことのないことにも積極的に挑戦していきたいです。
江角:グループとして2年目に入ると「できて当たり前」の世界になってくるので、それ以上に「≒JOYはパフォーマンスもすごくて観に行く価値がある」と思っていただけるように成長し続けていきたいです。グループに貢献できるよう頑張っていきたいと思います。
──あとは、グループとしては単独デビューも大きな目標なのかなと。
江角:そうですね、もちろんそこも大きな目標として頑張っていきたいです!

取材・文=西廣智一 撮影=大塚秀美
≒JOY

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