ゲームリリースを前に舞台化が決定!
大西桃香、渡辺みり愛らが、“ツガ
イ”とともに奮闘する少女たちの絆を
紡ぐ 舞台『トワツガイ』制作発表レ
ポート

スクウェア・エニックスが2023年2月16日(木)にリリース予定の“ツガイ育成バトルファンタジーRPG”『トワツガイ』の舞台化が決定。2023年6月よりサンシャイン劇場で上演されることが発表された。脚本・演出は『NieR:Automata』の舞台化作品である『ヨルハ』の演出を務めた松多壱岱が手掛ける。
1月22日(日)、都内にて舞台化制作発表が行われ、脚本・演出の松多壱岱、音楽を手掛ける岡部啓一・瀬尾祥太郎(MONACA)、キャストより大西桃香(AKB48)、渡辺みり愛、星守紗凪、各務華梨、長谷川玲奈、藤井彩加、野本ほたる、飯窪春菜、松田彩希、倉知玲鳳、梅原サエリが登壇した。
スクウェア・エニックス 藤本善也
『トワツガイ』は、『SINoALICE-シノアリス-』のプロデューサー・藤本善也のもと、原作と世界観設定は白本奈緒(ILCA)、音楽は『SINoALICE』や『NieR』シリーズを手がけた岡部啓一(MONACA)&瀬尾祥太郎(MONACA)、キャラクターデザインは雪醒と、豪華スタッフが集結したゲーム。
まずはゲームのプロデューサー、スクウェア・エニックスの藤本善也が「製作委員会や多くのクリエイターの皆様にご協力いただき、今日を迎えられました。実はゲームは5年ほど前から少しずつ企画を進めており、3年ほど前、松多壱岱さんにぜひ舞台化したいという話をしました。このゲームは女の子たちの絆とツガイの尊さを丁寧に描いていくもの。舞台に向いている題材だと思いました。そこから多くの方のお力添えをいただき、あと1ヶ月ほどでゲームをリリースできる運びとなりました。この場を借りでお礼を申し上げます」と挨拶した。
続いて、原作・白本奈緒より「トワツガイの物語が実際の舞台でどう展開するか楽しみです。トワツガイは敵である魔獣・災禍の魔女と呼ばれる存在と、鳥のコードネームと異能の力を持つ少女たちの戦いの物語です。トリは2人1組のペアで戦い、その中で絆が深まることもあれば衝突することもある。ゲームでも舞台でも彼女たちの物語を見届けていただけると幸いです」と世界観の説明がされた。
左から松多壱岱、岡部啓一(MONACA)、瀬尾祥太郎(MONACA)
音楽を担当する岡部啓一は「最初から舞台化のお話があり、ゲーム内の音楽を舞台でも使っていただけると聞いていました。ゲームの世界観やキャラクターの思いを感じさせるのはもちろん、舞台化したときに華やかでドラマチックな印象になるよう意識して作りました。僕自身も舞台を観るのを楽しみにしていますし、ゲームも楽しみにしてほしいと思っています」と、本作へのこだわりを語る。
さらに瀬尾祥太郎が「具体的なアプローチの話をすると、ダークな世界の中で少女たちの可憐な表情や気高さ、儚さが前面に出てくる印象を受けました。そのイメージを表現できる形態を模索したときにクラシック音楽の荘厳さや耽美さ、透明感がマッチするんじゃないかと考え、サウンドを作りました。舞台でのパフォーマンスと音楽が融合し、どんなステージになるか楽しみです」と期待を寄せた。
舞台の脚本・演出の松多壱岱は、「シナリオ監修という立場で、ゲーム制作の現場をゼロから体験しました。たくさんの人が動いて作り上げていることを実感したので、ゲームと舞台、両方の制作現場を見ている僕なりのアプローチで熱いものを作れたら」と意気込む。オーディションは昨年の春からゲーム制作と並行して行ってきたそうで、「ビジュアル撮影の時からハマっていて、キャスティングは間違っていなかった。稽古が今から楽しみです。また、舞台『少女ヨルハ』を共に作った優秀なスタッフが再集結しました。新たな興奮と感動を呼べる作品をこのキャストとスタッフで作り上げたいと思っています」と、手応えと目標を語った。
メインビジュアル (c)舞台 トワツガイ製作委員会 (c) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

左から大西桃香(AKB48)、渡辺みり愛

続いて、“運命のツガイ”のカラスを演じる大西桃香(AKB48)は「カラスとしてここにいられることが本当に光栄です。まだゲームがリリースされておらず、私自身カラスの生い立ちや思いをまだ分かっていません。大人っぽいというのが第一印象でしたが、実は結構ワイルドというか、言葉遣いがちょっと悪いらしいんです。でもそれは過去や育ってきた環境など色々あると思うので、これから彼女の内面を知っていけたら。そして、私のツガイはハクチョウのみり愛ちゃん。同じ事務所で、普段からすごく助けてもらっています。今回は大西桃香としてもカラスとしても、支えてもらいたいし支えたいと思っています。演出の壱岱さんとご一緒するのは今回3回目で、先ほどお話に出た『少女ヨルハ』では主演を務めさせていただきました。この作品も良いものにできると自信を持って言えるくらい信頼しているスタッフの皆様と一緒に、カラスとして皆さんを引っ張っていけるように頑張ります」意気込む。
ハクチョウ役の渡辺みり愛は「まだ役を掴めていないオーディションの時からハクチョウとの縁を感じていたので、選ばれてすごく嬉しいです。それに、ツガイが桃ちゃん。ハクチョウからは儚い印象を受けますが、お話を聞く限りではカラスを支えて守っているキャラクター。すごい強さがあると思うので、儚さとともにうまく表現できたら」と自らが演じるキャラクターを分析しつつ、「私は喋るとハクチョウっぽくないので、これにて失礼します!」とお茶目にしめた。
左から星守紗凪、各務華梨
“双子のツガイ”、エナガ役の星守紗凪は「トワツガイは儚くて美しいダークファンタジーですが、それぞれが希望を持って生きている。この世界で生きられることがとても嬉しいです。資料を見てエナガちゃんに一目惚れしたので、選んでいただけて嬉しいです。ワクワクしすぎて、アニメイトに行ってエレベーターのラッピングや等身大パネルの写真をたくさん撮ってしまいました(笑)。私たちは双子のツガイですが、それぞれに抱えているものがある。台本を読み、ゲームをプレイして深めていくのが楽しみです。それぞれのツガイがどう戦ってどう生きるか、他のツガイとどう関わっていくのか。そしてCAGEの皆さんがどう演じられるのか、今からとても楽しみです!」と熱量を持って語る。
スズメを演じる各務華梨は「普段は声優として活動しており、初めて舞台のオーディションを受けました。舞台に関してはまだまだ勉強しないといけませんし、舞台上で武器を扱うのも初めて。新たな挑戦がたくさんありますが、衣装を着たことで作品の世界観をひしひしと感じますし、スズメとして精一杯生きるぞという気持ちです。素敵なキャスト・スタッフの皆さんについて行き、素敵な作品をお見せできるように頑張ります!」と宣言した。
長谷川玲奈
また、“幼馴染のツガイ”フクロウを演じる小泉萌花から「私はゲームでも同じくフクロウを演じています。世界観やストーリーをひと足さきに知り、あの物語が舞台でどんなふうに繰り広げられるか、不安も楽しみもあります。綺麗だったり繊細だったり、もしかしたら戦ったりもするのかな。迫力のある舞台になりそうで私も今から楽しみです。よかったらゲームを楽しみつつ、舞台にも足を運んでください!」とメッセージが届いた。
フラミンゴ役の長谷川玲奈は「今日はフクロウ役の小泉さんがいなくて緊張しましたし、ちょっと寂しいです。コメントで私のことを何も言ってくれなくて……」と寂しがりつつ、「私は大好きなので、気持ちはしっかり伝えていきたいです。フラミンゴはすごく可愛くて、おとなしい子なのかと思ったら陽キャなんですよね。私だと思いました(笑)。可愛らしい女の子を演じられてすごく嬉しいです。舞台出演は2回目ですが、すごく楽しみにしています!」と愛嬌たっぷりに挨拶。
左から藤井彩加、野本ほたる
“共謀のツガイ”のハチドリ・藤井彩加は「ハチドリのバチバチのビジュアルに惹かれたので、本当に頑張りたいと思っています! 私もまだ皆さんと同じくらいの知識しかないので、ハチドリとツルがなんでこういう関係になったか、これからどうなっていくのか楽しみにしつつ稽古も頑張りたいと思います。ここまでいろんな方が携わっていて、今後もたくさんの方が携わっていくと思うので、皆さんと一緒に最高の舞台をお届けできたら」と意欲を見せる。
ツル役の野本ほたるは「これから始まる物語と戦いにワクワクしています。ツルちゃんの衣装は、大胆にも両サイドにスリットが入っています。きっと舞台上で格好良い二次元の風を吹かせてくれると思いますし、このスリットが似合う素敵で妖艶な女性になれるよう頑張ります。そして、ツガイであるハチドリを私の思いのままにできるよう、2人の絆を精一杯深めていければと思います」と笑顔を見せた。
飯窪春菜
また、ストーリー上、“正邪のツガイ”からはツバメのみが登場。飯窪春菜は「普段からスクウェア・エニックスのゲームはすごく遊んでいて、舞台も絶対に面白いという信頼があります。ですが、今回私はオーディションと知らずに現場に行きまして……。突然台本を渡されて、やってみたら「ツバメいけるね」って。今まで男装経験も王子様のような役の経験もなく、本当に私でいいんですかと何度も聞きました。でも任されたからには、清く正しく格好良く演じられたらと思っています。女性だけの現場はモーニング娘。を卒業して以来なのでそれもすごく新鮮。長く続いていく作品だと思うので、皆さんと仲良く頑張ろうと思います」と意気込んだ。
左から倉知玲鳳、松田彩希、梅原サエリ
また、トリとして活動する少女たちを支える“CAGE”(特殊災禍対策本部)のメンバーも登場。
司令役・松田彩希は「司令はおおらかな人らしいですが、私は包容力もなくガサツな人間。正直不安でいっぱいです。また、エナガの声優を務める立花日菜ちゃんと仲が良く、『舞台をすごく楽しみにしている』と言われました。声優さんから直々に楽しみと言われることに緊張しています。ゲームと舞台、どちらも良いねと言っていただける作品にできたら」と、不安を覗かせながらも意欲を語る。
副司令・ウグイス役の倉知玲鳳は「トリのみんな以上に出ている情報が少ないと思うんですが、出ている範囲でウグイスと私の共通点は、パーソナルカラーがおそらく一緒(笑)。舞台では見た目も重要ですから、そういうところでビジュアルも寄せて行きたいです! ゲームでも同じ役を演じているので、舞台とゲームの密着度を高める要素になれるように誠心誠意努めます」と、架け橋としての役割に言及。
カッコウ役・堀越せなからも「オーディションに受かってから今日までずっとドキドキしていました。いちファンとしてこれからの展開が楽しみです!」とコメントが寄せられた。
ミヤマを演じる梅原サエリは「壱岱さんには、私がまだお芝居について分からない頃からお世話になっています。そんな壱岱さんのもと、私自身すごく魅了された作品の舞台とゲームで、ミヤマとして深く関われることが幸せです。カッコウと真逆の冷静なキャラクターですが、トリの子たちをすごく思っているのは演じていて感じます。舞台でもしっかりトリの皆さんをサポートしたいです」と笑顔で語った。
『トワツガイ』舞台化決定!舞台トワツガイ公演PV公開!
――衣装を着た感想やこだわりを伺いたいです。
大西:それぞれの衣装がすごく丁寧に作られているので、じっくり見てほしいです。私の衣装には『少女ヨルハ』の制服の衣装と同じ生地を使っていただいているんですよ。ただ、自分の黒髪ロングが見慣れなくて変な感じです(笑)。
渡辺:仲の良い子何人かに「フランスの赤ちゃんみたい」と言われたんですが、ゲームのハクチョウは大人っぽいので、演技などでばっちり近付けたいです!
星守:この衣装、仮生地で作って何度も調整し、さらに本生地で作ってからも調整しているんです。三次元に落とし込んだ時にバランスよく見えるよう試行錯誤してくださっていて、各キャラクターこだわりがすごい。撮影でも角度などを細かく指示していただき、素晴らしいビジュアルが完成しました。
各務:スズメはキャラクターの中でもかなりパーツが多く、皆さんがイラストと衣装を交互に見ながらすごく細かく調整してくださいました。双子は衣装もニコイチ感が強くて、一緒に出るシーンなどで双子らしさをより感じていただけると思います!
長谷川:フラミンゴは露出が多くて。フィッティングの時に「まだいけるんじゃないか」とスタートがどんどん短くなりました。フラミンゴのイメージのピンク、片足立ちなどを衣装でも演出してくださっています。今日はフクロウさんがいないので彼女の衣装についても私が話しますが、フードに耳がついてるんです! あれが本当に愛おしい。所々にフクロウ要素が垣間見えて可愛いです。
藤井:見ての通り、オーバーサイズのブルゾンがめちゃめちゃ可愛いです。キルティングの印刷、背中のマークやチャームなど、細かいところまで丁寧に作り込んでいただいています。
野本:私は「OH,スリット」という気持ちでした(笑)。
飯窪:燕尾服みたいになっていてマントもあるので、翻すのが難しくも楽しかったです。モズがいないので1人ですし、男装に慣れていなくて恥ずかしかったですが、皆さんが「格好良い!」と褒めてくださって楽しく撮影できました。
松田:司令たちは白いので舞台上で見やすいと思います。ウィッグもすごく軽いものを作っていただいていて、殺陣の時に髪がすごく綺麗に見えるんじゃないかと楽しみにしています。
倉地:副司令の衣装はオフホワイト。これがまたパーソナルカラーに合うのでありがたいです(笑)。皆さん舞台を観て好きなポイントを見つけて、SNSなどで呟いてくれると嬉しいです!
梅原:いちから染めていただいたニットや1本ずつ色を入れていただいたウィッグなど、すごく手の込んだ衣装です。袖を通すと、しっかりした大人になったようで気が引き締まります。
松多:舞台の公式HPに、衣装を手がけたマッシュトラントさんのインタビューや衣装ビジュアルも掲載されているので、ぜひ合わせて見てください。
――松多さんは今回、ゲーム制作に初期段階から参加した中で、こだわった部分はありますか?
松多:原作の白本さんが書いたアイデアに対し、台詞回しや設定などを「舞台だとこう動く」と説明しながら監修しました。ゲームを舞台にする時って埋めなきゃいけない部分が多いけど、制作に長く携わったことでなんとなくビジョンが見えています。ゲームの物語を舞台という世界で作り上げる形にはなりますが、回によって各ツガイがピックアップされるような作りにしたいと思っています。
――最後に、大西さんからメッセージをお願いします。
大西:ゲームのリリース前に舞台が決まるのは珍しいことなので、すごく光栄です。携わってくださっている方、ファンの皆様の期待に応えられるように、女性だけの座組で、女性にしか出せない儚さや熱量を作り上げたいです。本番に向けてみんなで一生懸命頑張って行きますので、ぜひ池袋サンシャイン劇場にお越しください!

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