写真左上から時計回りに、杏ジュリア、小泉遥香、吉川ひより、菅田愛貴、坂井仁香、辻野かなみ

写真左上から時計回りに、杏ジュリア、小泉遥香、吉川ひより、菅田愛貴、坂井仁香、辻野かなみ

【超ときめき♡宣伝部
インタビュー】
みんなのことが本当に大事なんだ
という想いが伝わってほしい

幕張メッセ イベントホールで開催された自身最大規模の単独公演のチケットが完売し、新曲「STAR」はTVアニメ『シャドウバースF』EDテーマ曲に抜擢された超ときめき♡宣伝部(以下、超とき宣)。勢いが止まらない彼女たちに新作のことはもちろん、現状を受けての心境についても訊いた。

自信満々で
“スターになります!”と言える
今だからこそ歌える曲

幕張メッセイベントホールでのワンマンライヴ『行くぜ!超ときめき♡宣伝部 in 幕張メッセ!~星をめざして~』のチケットが完売したと知らされた時の心境はいかがでしたか?

菅田
たくさんの人が私たちに会いたいと思ってくれているんだと知れたことがとっても嬉しかったです。
坂井
5月に開催した横浜武道館公演(『ときめき♡夏の晴れ舞台2022』)が、その時点で私たちの過去最大規模だったんです。そこから半年もしないうちにその倍の数の宣伝部員(ファンの呼称)さんがチケットを買ってくれたと思うと衝撃が走りました。こんな短い期間に私たちのことを好きになってくださった方が急激に増えたと考えると、驚きしかなくて。ソールドアウトの話を聞くまでは不安な気持ちもありましたが、聞いてからは全員をがっかりさせないライヴを絶対にしなきゃいけないという責任感に変わりましたね。

みなさんは、今の超とき宣に追い風が吹きまくっているという実感がありますか?

全員
あります!
小泉
いろんな人が“今だよ!”って言ってくれるんです。後ろを振り向いたら本当にたくさんの人が自分たちを応援してくれていて。宣伝部員さんはもちろん、スタッフさん、家族など、いろんな人たちが私たちに追い風を吹かせてくれているんだと思うとすごく嬉しくて。だから、私たちも“いけるところまでいこう!”と思っています。
吉川
自分たちを客観視すると、今まさに夢の途中で“真っ最中”を走っていると思うんです。この先どんな未来が待っているかは分からないけど、確実にそこに向かってうなぎ登りに走っている気がするので。今を大事に一生懸命に頑張れば、すごく明るい未来が待っている気しかしないんですよね。だから、毎日がワクワクです!

今までも夢に向かって走ってきてはいたけど、それとは…

吉川
なんか違う(笑)。今までは目の前のことを頑張って、掻き分けて、見えない未来に向かっていた気がするんです。だけど、今は先にある見えない未来から強い光を感じますね。
小泉
見えないものがちょっと見えてきた?
吉川
そう! すごく強い光を感じる。
坂井
占い師みたいな発言になっているけど、大丈夫?
全員
(爆笑)。
吉川
でも、明らかにこれまでとは違っていて。輝きが絶対に大きくなっているんです。そこは信じたいと思うからこそ、一歩一歩を大事にしたいと思いますね。

私も超とき宣の今の状況が嬉しいです。そして、新曲「STAR」は今の吉川さんの言葉を表すような楽曲ですね。改名前のときめき♡宣伝部(以下、とき宣)の頃からで、星にまつわる曲と言えば、《アジアの星になりたいじゃん》、《スーパースター》と歌詞にある「DEADHEAT」(2017年11月発表のシングル「DEADHEAT」)、無限に広がる愛を歌った「ビッグ☆バン」(シングル「DEADHEAT」収録曲)、マニアックなところでは、とき宣がロケットになって宇宙を笑顔にすると歌った「宇宙イチバン!」(2017年6月発表のシングル「どどどどどりーまー」の配信版限定収録曲)などがありましたけど、「STAR」はこれらとは違う路線ですよね?

坂井
「STAR」は自信満々に“私たちはスターになります!”と言える、今だからこそ歌える曲なんです。しかも、今の私たちのことだけじゃなく、昔の私たちのことも歌っていて。過去があるから今があるということが感じられるんですよね。
曲中に「トゥモロー最強説!!」(2020年8月発表のシングル)の《最強説》とか、過去の楽曲を思い出させる歌詞が入っているんですけど、こういうのって私たちは初めてなんです。なので、過去のとき宣も全部含めて、未来につなげるという歌詞も良くて。あと、窓辺から夜空を見上げて、私たちが《Starry Starry》と歌いながら見ているのは星ではなく、自分たちの夢なんです。それがはっきりと自分たちには見えていて、“そこに向かって夢を叶えていくぞ!”という想いを歌っています。

みなさんにとっては、“星=超とき宣の夢”なんですね。

全員
はい!

そして、その夢に向かって“私たちは行く”ではなくて“一緒に行こう”という歌詞が、なんとも超とき宣らしくていいですよね。

坂井
ありがとうございます。その前にある《どこまでも連れて行くからね 付いてきてね》という歌詞は、私たちがライヴのMCで実際に言っていた言葉なんです。そう思って活動してきたし、昔のライヴでも同じようなことを言っていて、“みんなで一緒に行こうね”という気持ち、そこの部分はずっと変わらないし、私たちはぶれていません。

だからこそ、MCの中からあのワードを歌詞で拾ってくれたんでしょうね。

坂井
そうだと思います。
吉川
私は歌詞だと《この夢に駆ける》というワードが大好きです。私たち自身、夢を叶えることに懸けているし、超とき宣に人生を懸けているんですよ。だから、歌詞と自分たちの気持ちが、そこは見事にリンクして。この6人でみんなのスターになりたいという意味で、最後にみんなでユニゾンして歌うパートが出てくるんですけど、そこも好きです

うんうん。そこもエモいですよね。でも、それ以上に吉川さんが言われた“超とき宣に人生を懸けている”というワードがアツすぎて感動しました。

吉川
私たちはスタッフさんに、ず~っとそう言ってきたんです。
坂井
そうだね。

これまでのインタビューでも言ってほしかったですよ!

小泉
こういう大事な場面まで温めておいたんです!(笑)

さすが! なんだかありがとうございます。

全員
はははは。
菅田
私は《信じてる 可能性はいつも無限大》の歌詞がとても好きで。信じることは大切で、信じるからこそ可能性は広がっていくし、自分自身も頑張って未来に行けると思うんです。信じるということを忘れずにみんなと一緒の方向を向いて、同じ夢を目指して行けたらと思いながら歌っています。あと、私はアニメも大好きなんですけど、この曲が『シャドウバースF』のEDテーマに決まったことも本当に嬉しくて。“アニメの曲を絶対やる!”というのが私の夢だったで、あと30曲ぐらいはやりたいんですけど(笑)。それぐらいアニメが好きなので、みなさんにはこの作品も観てもらいたいんですよね。『シャドウバースF』は“絆”や“仲間”がテーマで、この「STAR」とつながっているような物語でもあるんです。なので、アニメと一緒にこの曲を楽しんでもらえたら嬉しいですね。

オンエアは観ましたか?

菅田
はい! エンディングで“超ときめき♡宣伝部”というクレジットが出てきて感動しちゃいました(笑顔)。
小泉
あと29個は歌わなきゃいけないね?
菅田
うん! 頑張ります!
小泉
私は初めてこの曲を聴いた時から《ずっと変わらない絆がここにあるから/私は強くなる》がすごく好きだったので、ここを自分が歌わせてもらえて本当に嬉しいんですよ。私たちはもうすぐ8年目なんですけど…。

下積み時代が本当に長かったですからね。

小泉
ええ、本当に。でも、この8年間ずっと変わらない絆というものがあって。メンバー、宣伝部員さん、いろんな人との絆があるからここまで来られたと思っています。だから、その想いをメッセージとして届けられるのがすごく嬉しいから、ここのパートは大きな声で歌っていこうと思います。

みなさんはひとりひとりが最初から圧倒的なスターだったわけではなくて。ここまでみんなの力でどんどんと輝きを増してきたアイドルだと思うんです。

小泉
ひとりじゃ何もできないんで。仲間がいるから、支えてくれる人がいるから、ここまでこられたと本当に思います。絶対にひとりだったらどこかで挫折していた。“チームとき宣”があるから、こうやって8年も続けてこられたし、これからも続けていきたいと思うことができるので、やっぱり絆ってすごいですよね。

この8年間、決して楽しいだけではなかったでしょうしね。

坂井
私は《長い道の途中で/冗談言って じゃれ合うけど/交わした約束を/忘れたことはない》という歌詞がグッとくるんです。「STAR」は一見、全部がキラキラした歌詞に見えるんですけど、私的にはここの歌詞の裏側に深い意味を感じていて。8年間と言えば小学校プラス2年間ですからね。すっごく長いんです。その全ての日々がキラキラしていたかと言われたら、そうじゃない日もあったと思う。私たちも宣伝部員さんもスタッフさんも。いろいろ乗り越えなきゃいけないこともたくさんあったから、挫けそうになった日もあったんです。だけど、その中で私たちは“みんなを日本武道館に連れて行くね!”とか“絶対に笑顔にするから”という約束を忘れたことは一日もなかった。悔しくてもつらくても常にみんなのことを笑顔にするし、幸せにするということを第一に考えながら活動をしてきたので、私たちの気持ち…そんなことを普段はみんなに話す機会がないから、この歌詞を通してそれぐらい私たちはみんなのことが本当に大事なんだという想いが伝わってほしいと思って、私はこの部分を歌っていますね。
この曲は私たちだけの曲ではなくて、宣伝部員さんとみんなで一緒に叶える夢。そういうメッセージが入っていると思います。曲の最後に《連れて行くからね》と言っているように、超とき宣だけで大きなステージに行けるわけがなくて。スタッフさんや宣伝部員さんが一緒にいてくれないと始まらない。みんながいてくれるからこそ、どんどん新しい景色をみんなで見ることができているんですよね。誰かを置きざりにしても夢に向かって突っ走って行くんじゃなく、みんなを連れて行くと歌で宣言しているところが私は好きです。あと、私は《汗を流し走る日々》というところに、みんなで努力した日々を感じるんですよ。ここでいう汗には、ハッピーなだけではなく、つらかったりキツかったり、いろんな気持ちが染み込んでいる。だけど、それでも《ゆるぎない想いが 夢に橋を架ける》のところは、そうやって汗を流し、目標に向かって走った日々があるから夢に近づけているんだと言っていると思うんですね。そして、《見つめ合えばすぐ分かり合える》にはメンバー同士であり、私たちと宣伝部員さんとのつながりには、今それぐらい深い絆があるからみんなで夢を叶えられるし、“みんなでスターになろうね!”という気持ちが入っていると思います。

なるほど。

辻野
最近の超とき宣の表題曲って、恋愛ソングが続いていたじゃないですか。そこからこの「STAR」という私たちの決意表明のような曲がきたことに私は一番驚きました。自分たちが今思っていること、これから頑張っていきたいという決意表明。それを宣伝部員さんにちゃんと届けられたのが嬉しいです。あとは、私たちはここまでくるのが長かったので、《長い道の途中で〜》のところでは、冗談でキツいことを言っちゃうことがあったけど、それでもみんな心のどこかに夢に向かって頑張りたいという気持ちがあって。そこが変わらない絆としてあり続けているから、8年間も活動ができているのかなと思いました。でも、宣伝部員さんがいてくれないと私たちは活動することさえできていないので。宣伝部員さんがいたからこそ、この8年間、夢を見失わずに突き進んでこられたと感じています。そして、この曲で私たちは夢を《ゼッタイ 叶えてみせる》と強く言いきっちゃっているんです。

“叶えられたらいいな”じゃなくてね。

辻野
この自信に満ちあふれている感じがとても好きです。私はポジティブな曲が好きなんですけど、この曲はそれが全面に出ているから、ライヴでは思いっきり自分の気持ちをのせて歌いたいと思っています。

この歌で《ゼッタイ 叶えてみせる》と言ったからには、もうあとには引けないですね。

小泉
引くつもりはないです!

今作の振り付けは、フォーメーション、サビのダンスともに星が使われているところが印象的でした。また、今回の衣装は全員が菅田さんのメンバーカラー(黄色)ですね。

菅田
ふふふふ(笑顔)。今までみんなで黄色を着ることはなかったので、すごく嬉しかったし、これでみんなが少しでも黄色を好きになってくれたら嬉しいです。
小泉
いやいや…
坂井
嫌いじゃないから(笑)。
辻野
でも、愛貴ちゃんはすごくそこを心配していて。“みんな、黄色は大丈夫ですか?”って(笑)。
小泉
逆にこっちが訊きたいんだけどね(笑)。“大丈夫? 私、似合ってる?”って。
吉川
そうそう。見慣れない色を自分が着ているから心配で。
菅田
みなさん、バッチリです!(笑顔)

今回はなぜ、全員で黄色を着ることになったんですか?

全員
“STAR”だからです。
吉川
星に合わせて。
坂井
“私たちが星だよ”ということでね。
辻野
衣装の中に、メンバーカラーもちょっとずつ入っているんですよ。
坂井
しかも、ライトが当たるとスパンコールがすっごくキラキラ光るんです。
菅田
お月様とか星のかたちをしているものがいっぱい衣装に付いているんです。

なるほど! MVも公開されていますが、本作の観どころは?

小泉
今までがとにかく“可愛い”を全編に押し出したキラキラだったとしたら、今回はキラキラの中に大人っぽさがあるところとか。あと、CGを使ったりしているところも観どころだと思いますね。
坂井
衣装も2種類で、もうひとつは私服っぽいものなんです。
辻野
そっちのカッコ良い感じの私たちも観てください。
写真左上から時計回りに、杏ジュリア、小泉遥香、吉川ひより、菅田愛貴、坂井仁香、辻野かなみ
辻野かなみ
杏ジュリア
坂井仁香
小泉遥香
菅田愛貴
吉川ひより
シングル「STAR」【TYPE-A】(CD)
シングル「STAR」【TYPE-B】(CD) (C)アニメ「シャドウバースF」製作委員会・テレビ東京

OKMusic編集部

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