ももすももすの
『きゅうりか、猫か。』
- #11 高瀬隼子/水たまりで息をする
-
シンガーソングライターの“ももすももす”が、音楽・アート・映画・書籍など、毎月好きな芸術作品を紹介する連載コラム。
みなさん、こんにちは。
今月もあんまり元気がないももすです。
毎月そうですね。
寒くなったり暑くなったり、
自分を取り巻く状況が変わったり、
また全然変わらなかったり、
そんなものに弱い自分です。
今回は、芥川賞を受賞した、
水たまりで息をするという、
高瀬隼子さんの小説を紹介します。
この作品のあらすじは、
ある日突然入浴を拒み続けるようになった夫と妻の物語です。
今月もあんまり元気がないももすです。
毎月そうですね。
寒くなったり暑くなったり、
自分を取り巻く状況が変わったり、
また全然変わらなかったり、
そんなものに弱い自分です。
今回は、芥川賞を受賞した、
水たまりで息をするという、
高瀬隼子さんの小説を紹介します。
この作品のあらすじは、
ある日突然入浴を拒み続けるようになった夫と妻の物語です。

わたしには今怖いものがたくさんあります。
それは、入浴と電車と外出と食事と狭所と一日です。
夜の入浴が怖い私にとって(毎日頑張ってちゃんと入っています。)、
この作品は手に取ったとき、
読まざるを得ないと思わされる作品でした。
主人公は、入浴の時に使う水のカルキ臭さが駄目だと言います。
なので、ペットボトルのお水や雨や、
後には妻の実家の側にある綺麗な川を使って、
体を洗うようになります。
一方私は、入浴の狭所に閉じ込められる感覚がとても苦手です。
また、一度そこで過呼吸を起こしたことが原因で、
怖くなってしまいました。
なので最近は、最低限のことを最速のスピードで終わらせて、
お風呂から上がっています。
それは、入浴と電車と外出と食事と狭所と一日です。
夜の入浴が怖い私にとって(毎日頑張ってちゃんと入っています。)、
この作品は手に取ったとき、
読まざるを得ないと思わされる作品でした。
主人公は、入浴の時に使う水のカルキ臭さが駄目だと言います。
なので、ペットボトルのお水や雨や、
後には妻の実家の側にある綺麗な川を使って、
体を洗うようになります。
一方私は、入浴の狭所に閉じ込められる感覚がとても苦手です。
また、一度そこで過呼吸を起こしたことが原因で、
怖くなってしまいました。
なので最近は、最低限のことを最速のスピードで終わらせて、
お風呂から上がっています。

人の弱さは誰にでもあって、
それが心に結びつく問題なのか体に結びつく問題かは、
さまざまだけれど、なんとか生きようとする強さは、
誰しもが持っているとは限りません。
なので、自分の持っている独特の優しさで、
その弱さを救えたらいいなと思い続けています。
その形が音楽だったり、
また時には音楽に自分が救われていたりします。
そんなことを思う常日頃です。
なので困った時は、ご連絡を。
ももすももすでした。
またね。
それが心に結びつく問題なのか体に結びつく問題かは、
さまざまだけれど、なんとか生きようとする強さは、
誰しもが持っているとは限りません。
なので、自分の持っている独特の優しさで、
その弱さを救えたらいいなと思い続けています。
その形が音楽だったり、
また時には音楽に自分が救われていたりします。
そんなことを思う常日頃です。
なので困った時は、ご連絡を。
ももすももすでした。
またね。

■ももすももすの『きゅうりか、猫か。』一覧ページ
https://bit.ly/3fHyept
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