30人の軍団を仕切る貞子「巻いて下さ
い」 小芝風花、川村壱馬、黒羽麻璃
央ら登壇『貞子DX』完成披露試写会は
終始和やかな雰囲気に

9月28日(水)、映画『貞子DX』の完成披露試写会が都内で行われ、キャストの小芝風花、川村壱馬(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、黒羽麻璃央、メガホンをとった木村ひさし監督、貞子らが登壇した。
『貞子DX』は、ホラーアイコン“貞子”を描くシリーズの最新作。貞子は、見た者が必ず一定期間ののち死に至るという“呪いのビデオ”の恐怖を描いた映画『リング』をはじめ、多数の作品に登場。2019年には、ニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100」にも選出されている。「見た者が必ず一定期間ののち死に至る」という“呪いのビデオ”の恐怖を描き、呪いがビデオを介して拡散されるホラー同シリーズ。『貞子DX』では、現代社会に適応しSNSで拡散される貞子の呪いと、“呪いの方程式”を解明しようとする主人公たちの対決を描く。
本作で主演を務めるのは、映画『魔女の宅急便』や、ドラマ『彼女はキレイだった』(カンテレ・フジ系)で知られる小芝風花。本作では、“貞子の呪い”を解明すべく奔走する、IQ200の大学院生・一条文華を演じる。また、川村壱馬(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)が文華と共に貞子の呪いに挑む自称占い師・前田王司役で出演。また、黒羽麻璃央は文華の協力者・感電ロイド役、西田尚美は文華の母親・一条智恵子役、八木優希は文華の妹・一条双葉役、池内博之は呪いの謎の解明に文華を誘う人気霊媒師・Kenshin役、渡辺裕之さんがKenshinの父親・天道琉真役で登場する。メガホンをとったのは、映画『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』、TVドラマ『民王』、『99.9 –刑事専門弁護士-』シリーズなどで知られる木村ひさし監督。脚本は、『仮面ライダーエグゼイド』、映画『曇天に笑う』、『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』などの高橋悠也氏が手がけている。
『貞子DX』完成披露試写会の会場には「みんなで貞子になろう」とのコンセプトのもと、貞子のイメージカラーとも言える白のドレスコードで集まった総勢300名の観客が集結。開演前のアナウンスでは「みんなで貞子になろう」というフレーズに観客から大きな笑いが起こっていた。
小芝風花
はじめに、主演の小芝が「皆さんこんばんは、小芝風花です。今日は白いお洋服や、お帽子まで白で揃えてくださっている方が居てすごく嬉しいです。短い時間ですが、どうぞ最後までよろしくお願いします」とあいさつ。川村は、「本日は皆さまご多忙の中、会場へお越しくださりありがとうございます。最後までゆっくり楽しんでいっていただければと思います」と続く。また、黒羽は貞子が大量発生している光景を見渡しながら「ウィッグ捨てないでくださいね、記念に持ち帰ってくださいね。売らないでくださいね(笑)」と笑みを浮かべながらコメント。木村ひさし監督は、撮影中にも持参していたという私物のメガホンを片手に「ドレスコードが白と聞いて、僕も今日は白い服を着てカツラを着けるんだと思って楽しみにしていたのですが(笑)、着れなくて残念です。今日はよろしくお願いします!」とそれぞれに挨拶した。
出演オファーを受けた時の感想について、小芝は「色々な方が代々出演されている有名な作品に自分をキャスティングしていただけるというのが本当に嬉しかったですし、光栄に思いました。普段怖いのは苦手でリングは小さい頃に見てトラウマになって夜一人でトイレに行けなくなるぐらいだったので、撮影中は呪われないようにしなきゃと思って臨みました(笑)。撮影現場は和気あいあいとしていたので、除霊とかは大丈夫そうでした!」とお茶目な回答。
続いて、川村は「まず衝撃でした。ホラー映画というジャンルで自分にお話をいただけると思っていなかったので、とても嬉しかったですし光栄でした。王司はウザキャラなので(笑)、皆さんがそれぞれ笑っていただいたり、楽しんで観ていただけたら嬉しいです」と明かす。
黒羽麻璃央
黒羽は「出演が決まってから衣装合わせに向かったら、会場の皆さんのような白い洋服と黒髪のウィッグと、さらにはガスマスクが用意されていて、これは一体何の撮影をするんだ!?というプチパニックはありましたが、撮影期間中は小芝さんと川村さんの元気さに力をもらいながら楽しく演じさせていただきました」と振り返った。
木村ひさし監督
現代社会に適応した貞子の呪いがSNSで拡散される恐怖を描く本作にちなみ、「会場の観客へ拡散したい撮影現場でのエピソード」について聞かれると、黒羽は川村について回顧。黒羽が「今回の作品でヘタレと言いますか、あまりモテないタイプの男の子役を演じられているのですが、(THE RAMPAGEの)ライブを拝見した時にギャップでどうにかなりそうでした。アーティストとして活動している姿がカッコよすぎて衝撃だったので、会場の皆さんに拡散します!」と興奮気味に明かすと、川村が照れながらお礼を言っていた。続いて小芝は「川村さんはお会いする前に見たお写真が強そうな雰囲気のものが多かったので、怖い人だったらどうしようと心配でしたが、お祓いで一緒になった際に玉串を神様に捧げる動作を前日の夜から練習してきたというエピソードを聞いて、『この人真面目だ!』とギャップをすごく感じました(笑)」と秘話を披露。続いて川村は、小芝について「地元も世代も一緒で、共通点も多かったので撮影の合間も楽しかったですし、何より現場のスタッフさんに対しての振る舞いが座長として本当にリスペクトできる方だなと思いました。皆さんに気配りをされている姿が素晴らしかったです」と絶賛した。
最後に、劇中で登場する文華の独特なキメポーズについて木村監督から受けた演技指導についてコメント。あまりに独特なポーズに冗談かと思ったという小芝は「またまた~と最初は流していたのですが、本当にやるんだよと聞いてびっくりしました(笑)。文華のシンボル的な動きになっています」と明かした。
ここで突然会場が暗転。不気味な音とともに井戸から手が伸びる映像が大画面で流れると、スポットライトに照らされた貞子が突如客席に出現。応援に駆け付けた貞子は、劇中の演技さながらの動きで舞台へ上がる。貞子は、本作の“すごいポイント”を聞かれると、司会に近づき「沢山の貞子」と小声で耳打。さらに、貞子が“呪いのポーズ”をキメると、キャストの背後の暗幕が引かれ、総勢30名にもおよぶ貞子軍団が姿を現す。キャスト陣は声を上げて驚き、黒羽は「今日夢に出てくるよ!」とコメントも。しかし、サプライズもつかの間、貞子(リーダー)は司会にジェスチャーで「巻きでお願いします」と進行を指示。貞子軍団は惜しまれつつ退場した。
イベント終了の時刻が迫り、観客へのメッセージを聞かれると、木村監督は「今大量の貞子が出てきて、ずっと話そうと思ってたことを忘れてしまいました(笑)いよいよ公開まで1か月ほどになり、しっかり怖い貞子を作ろうと思って作りましたが、出来上がった作品を見ると、何なら貞子に皆さんが愛情も持てるのではないかと思います。ぜひ皆さん楽しんでください。よろしくお願いします」とコメント。小芝は「今回の作品では、今まで呪いのビデオで拡散していたものが、SNSという拡散力が強いものに変わってパワーアップしています。SNSの力は本当に凄いので、今日観てくださった皆さんが面白いなと思ったら、沢山ツイートして拡散してくださると嬉しいです!」と締めくくった。
『貞子DX』完成披露イベントより
なお、YouTubeチャンネル「貞子の井戸暮らし」では、イベント直前からの貞子とキャストの様子が公開されている。
『貞子DX』は10月28日(金)全国ロードショー。

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