ゲスの極み乙女「私以外私じゃないの」歌詞の意味は?当たり前で最も大切な見方が心を打つ!

ゲスの極み乙女「私以外私じゃないの」歌詞の意味は?当たり前で最も大切な見方が心を打つ!

ゲスの極み乙女「私以外私じゃないの
」歌詞の意味は?当たり前で最も大切
な見方が心を打つ!

川谷絵音作詞の歌詞に込められたメッセージとは
ゲスの極み乙女が2015年4月22日に発売したメジャー2枚目のシングル『私以外私じゃないの』は、コカ・コーラ「ネームボトルキャンペーン」のCMソングです。
インパクトのあるタイトルのフレーズを歌うサビが話題となり、同年の第66回NHK紅白歌合戦でも歌唱されバンドの代表曲の1つとなりました。
▲ゲスの極み乙女 - 『私以外私じゃないの』【OfficialMusicVideo】
ボーカルの川谷絵音が作詞作曲を務めており、疾走感のある音楽と女性目線で綴ったストレートな歌詞に引き込まれます。
どのような内容なのか、歌詞の意味を考察していきましょう。
私以外私じゃないの 歌詞 「ゲスの極み乙女。
https://utaten.com/lyric/sa15041330
主人公の暮らしはあまり楽しいものではないのでしょう。
うまくいかずに一人で涙する夜が続いていて、今日もまた落ち込んでいるようです。
明日こそは「良くなりそう」と期待しているので、明日の自分に見えないように今日の出来事を「鏡台の裏」に隠して誤魔化しています。
そんな時、鏡に映る自分が「何回も瞬きして」いるのが見えます。
瞬きが多くなるのは、緊張状態にある時や動揺している時だそう。
なりたい理想の自分がいるのに現実は理想とはほど遠く、どんどん低くなる自己評価を前に揺れる自身の心に動揺しているのかもしれません。
しかし、思い切って目を瞑り現実の自分から目を背けてみた瞬間に、こんな自分も案外「悪くないな」と受け入れることができました。
私以外私じゃないの 歌詞 「ゲスの極み乙女。」
https://utaten.com/lyric/sa15041330
サビの印象的な「私以外私じゃないの」のフレーズは、私は私であり他の誰かが替わることができない唯一無二の存在であるということを表していると思われます。
だから自分の中でくすぶっている「報われない気持ちも整理して」、自分だけのものとして受け入れて生きていきたいと前向きな気持ちになったようです。
「当たり前だけどね」「普通でしょう?」という言葉から、主人公の意外とあっけらかんとした性格が垣間見えます。
悩みながらも自分を受け入れて前に進んでいこうと、自身に言い聞かせているようにも感じますね。
ありのままの自分も悪くないかも
私以外私じゃないの 歌詞 「ゲスの極み乙女。」
https://utaten.com/lyric/sa15041330
「殻を破った気になってる誰か」とは、おそらく変われた気になっている自分自身のこと。
その心の声が「私になってみてよ」「私になってみたいんでしょ?」と未だ変われない弱い部分を追い詰めてきます。
そうして思い描いていた理想像が見下ろしてきているように感じているのでしょう。
しかし、狭い世界に閉じこもっていたはずの主人公はもはや違う場所で「声にならない言葉」を返しています。
彼女が伝えたかった言葉には、続く部分で他人には「恥ずかしくて言えない」と明かしている思いが含まれているようです。
「私にしか守れないもの」つまり自分自身だけの気持ちに向き合うことには、時に痛みが伴うものです。
それでも本心と真っ直ぐに向き合うなら、そこで見つけた「私」という存在にも良いところを見つけることができます。
高い理想像なんて追わなくてもありのままの自分で「悪くないかも」と考えているのは、理想通りに生きているように見える人たちの前では気恥ずかしいことかもしれません。
しかし、まずはありのままの自分自身を受け入れなくては前に進むことはできないでしょう。
そのことを声にならずとも伝えた時に自らを追い詰めていた存在は消えていき、主人公の心がより強くなった様子が伝わってきます。
もう今日から目を逸らさない
私以外私じゃないの 歌詞 「ゲスの極み乙女。」
https://utaten.com/lyric/sa15041330
「私以外私じゃない」という事実に向き合った主人公は、鏡台の裏に隠していた「今日」から逃げないことにしました。
明日の自分が過去の弱さや失敗も糧にして生きられるように、もう目を逸らさないことを決意しています。
こうして主人公が気づいたことは全ての人に当てはまります。
誰も他の誰かに自分を預けて替わってもらうことはできません。
次に出てくる「あなた」は前進し始めた主人公よりも後ろにいるようです。
この「あなた」とは、まだ高い理想を追いかけようとしてしまう自分のことなのではないでしょうか。
そんな「あなた」に背を向けているのは、闇雲に理想を追うだけの自分にはもう戻らないという意思表示とも取れます。
彼女は自分自身を受け止めることを決めたので、もう恐れることなく明日を待つことができます。
理想の自分を目指すのはもう少し先になりますが、今の彼女は己の可能性を信じることもできていることでしょう。
深く息を吸い込んで新しい気持ちで明日を迎える自分を積み重ねていく先に、本当に愛せる自分ができあがっていくのかもしれませんね。
名曲が伝える前向きな生き方が力になる!
ゲスの極み乙女の『私以外私じゃないの』は、誰も代わりのいない自分を大切にしようと促してくれる作品です。
他人の人生がどれほどよく見えようとその人には決してなれず、できることはただ自分自身の人生を真剣に生きていくだけ。
当たり前だけれど見失いがちな事実を思い出させる歌詞から、日々を前向きに生きるための力をもらってください。

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