L→R yuzu(Ba)、苑(Dr)、なみだじゅり(Vo)、AMI(Gu)

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【she9 インタビュー】
周りを元気にしたい、笑顔にしたい
という気持ちがすごくある

2019年8月に結成したあと、コロナ禍の影響でライヴ活動ができないという苦境に立たされてしまったshe9。その結果、彼女たちはSNS上で注目を集めることになったが、今年に入ってから精力的にライヴを行ない、ライヴバンドとしてのポテンシャルの高さも示している。メンバー4名にshe9と、それぞれのライヴ観について話してもらった。

みんなで楽しく気持ちを爆発させて、
はしゃぐ感じがshe9だなと思う

she9は今年8月に結成3周年を迎えます。3年間活動してきて、それぞれ最近はどんなことを感じていますか?

AMI
3年間活動してきて、やっとshe9の像が見えてきて、そこにみんなで向かって行けていることを感じています。自分の在り方だったり、ギタリストとしての私の在り方だったりというのも、この3年間で見えてきましたね。今はもっともっと周りを元気にしたい、笑顔にしたいという気持ちがすごくあって。そういうバンドでありたいし、そういう人でもありたいと思っています。なので、やっとライヴができるようになったというのが大きいですね。最近は一週間に一回はライヴをしている感じで、ライヴを重ねていく中で、お客さんの手がたくさん挙がるようになったり、より楽しい雰囲気になってきていることを感じるんです。そういう意味では、自分たちが目指す方向がより明確になったと思います。
she9のライヴは聴いていても楽しいし、踊っているから観ても楽しいと思うんですよ。ライヴができるようになって、自分たちはそういうふうにみなさんを楽しませることができるという気づきもあったし、評価してくれる方が増えたし、自分のプレイスタイルとかをちょっと変えると褒めてくださる方がいたりするんです。だから、最近はすごく楽しいです。
yuzu
この3年間は本当にいろんなことを試してきて、“これは本当に合っているのか?”と不安になることも多かったんです。踊りながら弾くというスタイルもなかなか見ないから“これってどうなんだろう?”と思ったりもしたし。でも、ライヴを重ねていくことでお客さんのノリもどんどん良くなってきて、今は一緒に楽しい時間を作ってくれていて、自分たちは間違っていなかったと思うことができました。だから、やっぱりライヴができるようになったというのは大きいですね。
じゅり
ライヴができない期間が長くあって、その間は発信源がSNSしかなくて、“she9って何だろう?”と思うことが多かったんです。そんなふうに分からなかったものが、ライヴを通してだんだん見えてきたというのはありますね。みんなで楽しく気持ちを爆発させて、はしゃぐ感じがshe9だなと思えるようになってきているのが現状です。ただ、それが分かったからOKということではなくて、最近のライヴで私がピアノを弾いていることもそうですけど、もっともっとshe9には可能性があると思うので、まだまだ突き詰めていきたいです。

確かにshe9のライヴは魅力にあふれています。まずは演奏力の高さがポイントで、音楽をやる以上はプレイヤーとして優れていないといけないと全員が思っていると感じられます。

私はドラマーとして極めたいという気持ちが本当に大きいですね。ライヴをしながら“ここはこう改善しよう”と感じると、もう即反省し、次に活かすために“こうしてみよう、ああしてみよう”と考えるので。私はドラムのプレイに一番重きを置いていて、ドラマーとして評価されたいという気持ちが本当に大きいんです。自分の中で目指しているところは職人っぽいということだったり、機械的でありたいというか、本当に正確なリズムを刻みたいんですよ。好きなドラマーがそういう方なので、自分もそうなりたいという想いがあるんです。だから、ライヴの時はもちろんちゃんとメンバーを見ていますし、客席も見ますけど、基本的に自分の世界に入ってドラムに集中しています。
AMI
私もギタリストとしての自分を磨きたいし、今は音作りとかも楽しいですね。“自分の好みはこうだけど、これをどうshe9っぽくするか?”みたいなところで、スタジオに入っていろいろ試すのがすごく楽しくて。ライヴの時はライヴハウスにあるアンプを使わせてもらっていて、本当はフェンダーを使いたいんですけど、あまり置いていないんですよね。だから、早く自分のアンプを毎回持っていけるようになりたいです!
yuzu
私も踊りながら弾いているからこそ、音はちゃんとしたいというのがあって。パフォーマンス重視じゃなくて、音もしっかりしていたいんです。だから、ライヴが終わったらすぐに反省会をして、その日のビデオを観ますね。自分のことだけじゃなくて、メンバー同士で“こうしたほうがいいんじゃない? ああしたほうがいいよ”という話もしますし。みんなは自分では気づかないことを言ってくれるので、それをすぐに取り入れるようにしていますね。ライヴはもっともっと極めていって、たくさんの人に楽しんでもらえるようにしたいと思っています。
じゅり
私の感覚では自分の土台に音楽を書く人としての私がいて、それを歌う、伝える私がいるんですね。そして、ライヴでは真ん中にいるヴォーカルとして、お客さんみんなに楽しんでほしいという気持ちになる。盛り上げたいし、she9を聴いて良かったと思ってほしいという気持ちがあるからこそ、歌い方であったり、盛り上げ方であったりを研究しないとダメだと思っています。あと、自分の中には“私の個性って何だろう?”というのはありますね。私が何者だというのを今なお突き詰めないといけないと思っていて、自分ができることをこれからももっともっと考えていきたいです。
L→R yuzu(Ba)、苑(Dr)、なみだじゅり(Vo)、AMI(Gu)
配信シングル「チェケラダンス」
配信シングル「デート前夜の女子」

OKMusic編集部

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