悪にスポットを当てる作品に、八木将
康、正木郁、樋口裕太、小田えりな(
AKB48)らが挑む 『DARKNESS HEELS~
THE LIVE~2022』制作発表会レポート

ウルトラマンシリーズで人気のダークヒーローたちにフォーカスし、新しい世界観を提供するユニットプロジェクト「DARKNESS HEELS」。2019年にメディアミックス展開の第1弾として舞台『DARKNESS HEELS~THE LIVE~』が上演された。2022年9月、キャストを一新し、さらなる進化を遂げた舞台『DARKNESS HEELS~THE LIVE~2022』が上演される。脚本・演出は初演から引き続き、久保田唱が担当。主役となるダークヒーローたちは、ウルトラマンベリアル役を八木将康、カミーラ役を小田えりな(AKB48)、イーヴィルティガ役を正木郁、ダークザギ役を樋口裕太、ジャグラスジャグラー役を谷佳樹が務める。さらに舞台版のオリジナルキャラクターとなる研究者ワード・ロレッテ役を大浦龍宇一が担当する。
  (c)DHL2022製作委員会
【あらすじ】
なぜ、ウルトラマンは関係のない他者を守るために自らの命を賭すことができるのか。
なぜ、悪と呼ばれる者は途方もない苦労をしてまで他者のものを奪おうとするのか。
ただ生きるだけならば、その必要はないはずだ。
惑星テリオと呼ばれる星の住人がその疑問にたどりついた時、彼らは二つの計画を立ち上げた。
一つは、心優しき者に力を与えれば、ウルトラマンと同じように正義の使者と呼ばれるようになるのか。
そしてもう一つは、悪と呼ばれた者たちは
その先に何を求めていたのか。
光の国への復讐と、世界への支配欲を剥き出しにした者――『ウルトラマンベリアル』。
闇に堕ちてさえ一つの愛に縋ろうとした者――『カミーラ』。
自らが神となり人類を導こうとした者――『イーヴィルティガ』。
この世の全てを破壊しようとした者――『ダークザギ』。
嫉妬と渇望に身を委ねた者――『ジャグラスジャグラー』。
かつて悪と呼ばれていた者たちが、惑星テリオで目を覚ます。
こうして新たな悪の物語が静かに幕を開ける。
制作発表会には、八木将康、正木郁、樋口裕太、小田えりな(AKB48)の4名が登壇。
さらに新情報として、ウルトラマントレギア役で声優・内田雄馬が出演することが発表された。9月16日(金)18:00公演の終了後はスペシャルアフタートークの開催も決定。アフタートークには『ウルトラマンオーブ』ジャグラス ジャグラー役の青柳尊哉、『ウルトラマンタイガ』ウルトラマントレギア/霧崎役の七瀬公が登壇する。
会見には、ジャグラス ジャグラー役の谷佳樹と、脚本・演出を手がける久保田唱からのメッセージ動画も届いた。
谷:この度、ジャグラス ジャグラーとして、再び復活させていただきます。皆様、 DARKNESS HELLS楽しみですか? 僕は前回の力をさらに増幅させ、青柳さんの力・ジャグラーの力をお借りして暴れまくってやろうと思っています。劇場でお待ちしております!
久保田:『DARKNESS HELLS〜THE LIVE〜』は、ウルトラマンシリーズの世界を、等身大の人間で表現します。そこに生の舞台ならではの熱量・迫力といった強みを掛け合わせることで相乗効果を増す作品だと思います。ウルトラマンシリーズに登場した闇堕ちした者たちがある理由から力を制限され、人間態で様々な者たちと出会い、会話をしたり戦ったり。今回は初演とSHINKAの世界観を融合させ、今一度お届けします。新たな出会いや戦いにどうぞご期待ください。
ウルトラマンベリアル:八木将康   (c)DHL2022製作委員会
再演の詳細発表に先駆け、まずは2019年に行われた舞台第一弾のオープニング映像が公開された。
ーー初演の映像を見ていただきましたが、いかがでしょう。
八木:キャストの多さだったり豊富なアクションだったり、THE LIVEという名にふさわしいエンターテイメント満載の舞台になっているんじゃないかなと思います。楽しみです。
正木:ウルトラマンの世界観を、舞台・LIVEとしてお届けできるのがすごく楽しみです。前作の魅力をすごく感じたので、それを超えられるような新たな作品を作っていきたいです。
樋口:八木さんがお話した通り、アクション満載の舞台です。体に気をつけて頑張りたいと思っております。
小田:流れるようなアクションで、派手な動きも多くてすごく格好良かったです。映像で見てもとても感動したので、今回演じる私たちも頑張りたいと思いました。
カミーラ:小田えりな(AKB48)   (c)DHL2022製作委員会
ーー会見前日が稽古の初日だったそうですが、顔合わせをしてみての感想はいかがですか?
八木:人数が多いので、まずは名前を覚えられるか心配です。チーム一丸となって千穐楽まで駆け抜けたいです。
正木:前作へのリスペクトもありつつ、より進化した作品をお届けしたいです。昨日初めて皆様とお会いして、この作品の熱量と物量を改めて感じました。魅力的なキャラクターとキャストがいるので、一人ひとりの魅力を感じていただけたら。
樋口:再演ですが、また新しいものを作るという気持ちで取り組みたいと思っています。人数が多い分派手なものになると思います。しっかりみんなで稽古し、いいチームワークで千穐楽までいけたらと思っています。
小田:昨日の読み合わせで初めて皆さんの声でセリフを聞き、すごくワクワクしました。熱意を持って稽古に挑んで、本番を迎えたいと思っています。
イーヴィルティガ:正木 郁   (c)DHL2022製作委員会
ーーウルトラマンに関する思い出やお気に入りのキャラクターを教えていただけますか。
八木:僕は平成ウルトラセブンとティガを見ていました。男の子はみんなやると思うんですが、ウルトラマンごっこをして遊んでいました。僕が断固としてウルトラマンを譲らないので、友だちが悪役をやってくれて。そのつけが今、悪役として回ってきたのかなと思っています(笑)。友だちの分も精一杯演じたいですね。
正木:僕はティガ世代。あとはガイアも見ていましたね。イーヴィルティガとして、小さい頃に見ていた作品に関わることができるのは本当に幸せです。
樋口:僕もティガ世代です。本当に大好きで、小さい頃は変身グッズを常に持ち歩いていました。こうやって携わることができて光栄です。
小田:私はウルトラの母ですね。グループでツインテールの子がいると「ウルトラの母だ」という会話をすることもあって、好きなキャラクターです。
ーー現在開催している「ウルトラヒーローズEXPO 2022」のをご覧になってどう感じましたか。
八木:うちの子どもが2歳半と2ヶ月の男の子なので、これから徐々にウルトラマンを見せて、ぜひ家族でも来たいと思いましたね。
正木:シリーズ作品を色々見ていますが、知らないウルトラマンのシリーズがあったり知らないシーンがあったり。自分が巨人になれるスポットもあって、本当に楽しく見せていただきました。興味がある方はもちろん、昔好きだった方にも楽しんでいただけると思いますね。
樋口:シンプルに楽しかったです。子どもの頃の気持ちがよみがえってはしゃいでしまいますね。
小田:クオリティの高さやサイズ感などにびっくりしました。すごくワクワクしながら楽しめました。
ダークザギ:樋口裕太   (c)DHL2022製作委員会
ーー最後に、意気込みを一言ずつお願いします。
八木:本番まで残り1ヶ月を切り、これから稽古に励んでいきます。多数のキャストでチームワークを大切に、一致団結して怪我なく初日を迎えられるように頑張ります!
正木:この作品はウルトラマンシリーズの新たな挑戦です。ウルトラマンを好きな人をはじめ、たくさんの人に愛していただけるように届けていきたいと思います。
樋口:このご時世、劇場に観に来づらいと思います。でも、この舞台は目の前で、生で観て熱量を体感してほしいです。ぜひ足を運んでいただけたらと思っています。
小田:みなさんに楽しんでいただけるよう、精一杯頑張ります!
  (c)DHL2022製作委員会
作品への熱意やウルトラマンシリーズへの愛情がうかがえた本会見。ダークヒーローたちが活躍する舞台『DARKNESS HEELS~THE LIVE~2022』は2022年9月15日(木)~20日(火)までシアター1010にて上演される。
取材・文・撮影=吉田沙奈

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