野田秀樹が演出、多彩なジャンルの表
現者たちが参加する『東京キャラバン
the 2nd』の開催が決定

静岡(2022年11月27日(日)駿府城公園紅葉山庭園前広場)と東京(2022年12月16日(金)、12月17日(土)池袋西口公園野外劇場グローバルリング シアター)にて『東京キャラバン the 2nd』が開催されることが決定した。
『東京キャラバン the 2nd』は、野田秀樹(劇作家・演出家・役者)が発案した“人と人が交わるところに文化が生まれる”というコンセプトのもと、新しい表現によるパフォーマンスを創作・披露する文化サーカス。
今回、浅草ジンタ(ミュージシャン)、REG☆STYLE(ダブルダッチチーム)、沢則行(人形劇師)、宇治野宗輝(アーティスト)、鈴木康広(アーティスト)など、多彩なジャンルの表現者たちが静岡県に集い、静岡の歴史や文化を体感し、次代の文化を担う若手たちとジャンルを越えて交わり、ともに新しい表現を創り上げる。また、今回の客人(まれびと)として琉球舞踊とアイヌ古式舞踊の参加も決定。
そして、『東京キャラバン the 2nd』の開催にあたり、ネオンサイン調の表現で人気を博す気鋭のアーティスト/デザイナー・はらわたちゅん子が担当した、メインビジュアルも発表された。
はらわた ちゅん子(アーティスト/デザイナー) コメント

日本一の山に見守られながらたくさんの伝統を生み出す静岡と、都心への交差点として独自の風俗・文化が育つ池袋。
富士山の湧き水が街を潤しながら駿河湾へ流れ出しているように、東京キャラバン the 2ndが生み出す希望によって誰かの心が煌めいて、また次の希望に繋がり広がっていったら素敵です。
そんな想いを込めて、かつて静岡茶などを海外へ輸出する際に使用されていたお茶のラベル“蘭字”をモチーフに、それぞれの街の風景を私なりのスタイルで描かせていただきました。茶摘み娘たちは、街の煌めきを摘んで集めています!
さらに、公式SNS(Instagram/Facebook)も始動し、開催概要やパフォーマンス創作の様子など、最新情報を随時発信(予定)する。
『東京キャラバン the 2nd』とは
「これまで出会うことのなかった表現者たちが言語や国境、表現ジャンルを飛び越えて、混じり合うところに、文化が生まれる」。野田秀樹(劇作家・演出家・役者)が提唱したこのコンセプトのもと、2015年から2021年まで展開した「東京キャラバン」では、東京、ブラジル、東北、京都、熊本、豊田、高知、秋田、いわき、埼玉、富山、岡山、北海道と国内外を巡り、その土地の伝統芸能や文化の担い手たちとの出会いから、各地の歴史や人々が大切にしてきた貴重な文化を学び、創作に取り入れ、「東京キャラバン」でしか見ることのできない新しい表現を生み出してきました。
今回の『東京キャラバン the 2nd』では、「東京キャラバン」のスピリットを受け継ぎ、多彩な表現者たちの唯一無二のパフォーマンスから生まれる新たな“文化混流”をお見せします。多くの方々に「文化の未来を紡ぐ『物語』の種」が届くことを願って。

野田秀樹 コメント
野田秀樹
「触れ合い」……ちょっと前までは、いい言葉だった。この晩秋から冬にかけてを「人肌が恋しい季節」などと軽々しく書くこともできた。なんて幸せだったのだろう。今や「ソーシャルディスタンス」などという居心地の悪い言葉が流布し、「人肌」などもってのほかとなった。
けれども、こんな時にこそ敢えて挑む。人と人のつながりが断たれた二年以上余りの時間を超えて、「いざ、集おう」。「人と近づこう」。そして傍らに「他人(ひと)」がいることの幸せを感じよう(ただし、感染防止対策を万全とした上で。こう付け加えなくてはならない窮屈さはまだあるものの……)
東京キャラバンは「人の温もり」を取り戻す文化サーカスだ。目の前に繰り広げられるアートの偉業を、空中ブランコでも見るように楽しみながら「触れ合う」のは心だ。心が触れ合うことだけは、誰も止められない。

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