ももすももすの『きゅうりか、猫か。』

ももすももすの『きゅうりか、猫か。』

ももすももすの
『きゅうりか、猫か。』
- #7 自選 谷川俊太郎詩集 -

シンガーソングライターの“ももすももす”が、音楽・アート・映画・書籍など、毎月好きな芸術作品を紹介する連載コラム。

みなさん、こんばんは。
最近ずっと夜が怖くて早く眠るようにしているももすです。

あとついでに狭いところも怖いです。

世の中、怖いものや、苦手なものがたくさんありますが、なんとか生きています。

例えば、エビとか、蝶とか、トンボとか、練乳とか、ピーナッツクリームとか、もう書き出し切れないくらいあります。

でも、なんとか生きていけるので、この世界は優しい気がします。
いや、やっぱり気のせいかもしれません。
本当に優しかったら、夜は来ませんもの。

でもわがままはこのうちにしておきます。

怖いものや苦手なものはたくさんあるけれど、音楽を作ることと、音楽を聴くことを愛しているので、なんとかやっていこうと思っているからです。

てへへ。

さて、今日おすすめするのは、自選 谷川俊太郎詩集です。

この詩集は、わたしが初めて高校生の時に買った詩集で、冗談抜きで100回以上は触れたと思います。
実はこの本、もう読みすぎてぼろぼろです。

わたしが詩集に心奪われているのは、谷川俊太郎さんがきっかけです。

谷川俊太郎さんの詩集は、優しさの中にも棘に似た花がある所や、思い付かないようなものが出てくるところが好きです。

また、孤独に深く向き合っているところが、自分の心を支えてくれます。

他にも、夜のミッキーマウスという詩集もおすすめなのです。この中に入っている、五行という詩が、谷川俊太郎さんの中で一番好きなので、気になった方は読んでみてください。

それでは、おやすみなさい。良き夜を。
ももすももす プロフィール

モモスモモス:2015年よりロックバンド・メランコリック写楽の作詞作曲を手がけ、ヴォーカル&ギター“ももす”として活動。18年より“ももすももす”としてソロ活動を開始。中毒性の高いハイトーンヴォイスと純文学の影響を受けたユニークな言葉遣い、そして絵画のように奥深く、予測不能なメロディーの渦を宅録から世界へ発信している。19年2月にはシングル「木馬」でメジャーデビュー、20年3月には1stアルバム『彗星吟遊』を発表。23年2月にソニー・ミュージックレーベルズ移籍第一弾シングル「エソア」をリリース。その後も配信シングルを2曲、CDシングルを1枚発表し、11月に移籍後初となるアルバム『白猫浪漫』をリリース。12月にはワンマンライヴ『黒猫会議』を開催する。ももすももす ソニー・ミュージックレーベルズ アーティストページ

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OKMusic編集部

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