アップデートした新生CUBΣLIC、満員
の観客たちを前にkawaii future pop
な姿を見せつけた!!!

 新メンバーの加入発表から半月後。先にトークショーを通しお披露目していたとはいえ、ついに小熊りんを加えた新生CUBΣLICが姿を現した。先に、事務所主催イベント「NOT FAKΣ」のトリを担い、デモンストレーションライブという形で登場。4月2日(土)、新生CUBΣLICはSHIBUYA DESEOを舞台に「CUBΣLIC is here now【無銭単独】」公演を持って、アップデートした姿で新たに走りだした。

先に伝えておくと、今のCUBΣLICはメンバー3人の個性や持ち味を活かした形を優先。つまり、黒川音・月嶋なる・小熊りんが魅力にしているkawaii future popなスタイルを軸に打ち出している。もちろん、ラウドでエレクトロなロックスタイルも提示。ただし、アップデートした体制が落ちつき、新たな色を器用に書き込めるまでは、3人が得意としているスタイルを軸に表現していくと予想する。

先の説明を示すように、満員の観客たちを前にした新生CUBΣLICのライブは、3人のチャーミングな魅力をキラキラ輝く音に乗せて届ける「微レ存ガール」からスタート。「君はどっちかな」と可愛い声で歌いだしたのが、黒川音。黒川音と小熊りんの“おとりん”コンビがチャーミングな声で歌を掛け合えば、月嶋なるが2人を巧みにサポート。絶妙なバランスを取った3人の歌の組み合わせも魅力だが、3人の息のあったダンスパフォーマンスも新生CUBΣLICの嬉しい見どころになっていた。ダンスを得意とする小熊りんを加えたことで、流れるような美しいコンビネーションプレイをいろいろ見せていたように、彼女たちの歌声に心惹かれながらも、視線はずっと3人の動きを追いかけていた。
  
 この空間をスペイシーなディスコワールドへ塗りかえる「DISCOHOLIC」で、3人は軽快にパンプを踊りだす。この曲で彼女たちは、セクシーなアプローチも少し覗かせていた。気持ちを一つにしたダンスは、見ている人の視線を嬉しく惹きつける。

次に披露した「Kawaii フューチャー SHOP」でも、3人は、kawaii要素を全面に押し出してゆく。高音部のキーが緊張からか、いつも以上に息が上がっていたが、それでも3人は終始愛らしい笑顔で見ている人たちにせまっていた。途中、楽曲に合わせ、トランペットとトロンボーンを吹く真似を月嶋なると小熊りんが披露。その姿も、見ていてチャーミングだ。新生CUBΣLICが魅せた可愛い刺激は、期待に違わない姿として映っていた。
 MCは、月嶋なるが話をリードし、そこへ小熊りんが絡む形が中心。黒川音は、いつものようにニコニコ微笑んでいた。

軽快に弾む開放的なポップチューン「シーサイドタイムマシン」は、セリフパートを組み込んだ楽曲。冒頭から、小熊りんと月嶋なるによる歌のかけあいが飛びだせば、そこへ黒川音が加わることで、サビでは美しいハーモニーを描きだす。この曲はセリフが多いこともあり、小熊りんと月嶋なるが巧みな言葉の掛け合いをみせてゆく。途中に組み込んだ小芝居のパートでは、役者経験のある小熊りんを中心に、そこへ月嶋なるが絡み、黒川音がしっかりオチを担当していた。

 CUBΣLIC流のエレクトロなシティポップチューン「Moon Light Girl」でも、小熊りんがリードをとり、そこへ月嶋なるが絡むコンビネーションプレイを見せていた。「Moon Light Girl」へ触れている間中、愛らしい胸キュンなポップワールドに終始心が弾んでいた。

 これまでの愛らしい姿から一気に表情を塗りかえるように、CUBΣLICはダウナーでラウドな激烈デジロックナンバー「EXMACHINA」をぶつけてきた。この曲ではダイナミックに踊る姿を見せれば、3人はしゃくり声も混ぜながら激しく叫んでいた。誰が中心ではなく、3人が均等に激しく声を唸らせる。中でも黒川音は、声を枯らす勢いでオラオラとせまっていた。たとえスクリーム系の要素がなくとも、楽曲の持つ破壊力へ闇要素を塗り重ねるパワーを新生CUBΣLICは十分持っている。切れ味鋭くも大胆なパフォーマンスで躍る姿を見ていると、ラウドな面をこれからどう進化させるのかにも期待したくなる。

 終盤に飛びだしたのが、CUBΣLICの歩みにキラキラした輝きを降り注いできた「KISS KISS CUBΣLIC」だ。CUBΣLICの魅力を形作るkawaii future popなスタイルは、やはり、今のCUBΣLICに一番似合う音楽の洋服だ。無邪気な笑顔で愛らしく歌い躍る3人を見ていると、CUBΣLICの軸はここにあると実感。それを確信させたのが、続く、最新シングルの「バトルロワイヤル宣言!」だった。
アップテンポで走る「バトルロワイヤル宣言!」に合わせ、3人は、これまで以上に躍動したパフォーマンスを表現。ビートに乗った3人の歌声も、心地よくアガり続ける。掻き集めた光を一気に解き放つようなキラキラしたダンスポップチューンは、新生CUBΣLICに似合う最高のユニォームだ。途中、トロピカルなビートの上で見せた煽るラップも印象深ければ、笑顔で、全力で歌い躍る姿にズッと愛らしさを覚えていた。

最後にCUBΣLICが披露したのが、早くも配信リリースになった新曲の「SBFM」(ストロベリーエフエム)。この曲は新生CUBΣLIC用に作り上げた楽曲。 ラジオのチューニングノイズから始まった「SBFM」は、キラキラとした今の3人の姿をそのまま投影したkawaii future popスタイル。後ノリの彼女たちの歌声にも惹かれるが、サビで躍動するビートとシンクロしながら歌う姿が、とてもチャーミング。ちょっと甘えた素振りでせまるように、小悪魔要素も隠し持ったガーリーなkawaii future popチューンなのも、特色だ。途中には、ラップを掛け合うHIP HOPな要素も挿入。女の子のいろんな心の顔をちらつかせる、最高に甘メロ甘カワな楽曲の誕生だ。

CUBΣLICは、新曲の「SBFM」を、早くも配信リリース。さらに、4 thワンマン公演であり、一夜限りのお店「Kawaii フューチャー SHOP」を8月7日に渋谷WOMBに開店する。この日は、いろんなCUBΣLICの商品を陳列したライブになる。詳細は、随時報告するとのこと。こちらも楽しみに待っていてもらいたい。
PHOTO:CUBΣLICファン有志一同
TEXT:長澤智典

★インフォメーション★

4th ONEMAN Live情報】

【日時】2022年8月7(日)
【タイトル】CUBΣLIC 4th ONE MAN LIVE『Kawaii フューチャー SHOP』
【会場】渋谷WOMB
【時間】OP 17:00 ST 18:00
【料金】Σチケット¥10,000 Aチケット¥3,000 Bチケット/当日¥500 1D代別
【予約】https://t.livepocket.jp/e/xlth9

新曲「SBFM」配信中
SNS

https://twitter.com/cubelic_hvt
https://www.hvt-inc.com/

セットリスト
「微レ存ガール」
「DISCOHOLIC」
「Kawaii フューチャー SHOP」
「シーサイドタイムマシン」
「Moon Light Girl」
「EXMACHINA」
「KISS KISS CUBΣLIC」
「バトルロワイヤル宣言!」
「SBFM」

Tags: CUBΣLIC

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