アニメ版「シェンムー」松風雅也と櫻
井孝宏がゲーム版から続投 原作人気
キャラが多数登場する本予告も公開

(c)SEGA / Shenmue Project セガのアクションアドベンチャーゲーム「シェンムー」をアニメ化する「Shenmue the Animation」で、原作ゲームに出演した松風雅也櫻井孝宏が続投することが決まった。本予告映像とキービジュアルも公開されている。
 原作ゲームでは、1986年のある日、武術の道場主である父を謎の男・藍帝(らんてい)に殺された芭月涼(はづきりょう)が、父のかたきを討つため、藍帝が狙う“鳳凰鏡”と“龍鏡”の謎を追う旅に出る。涼が横須賀から旅立つまでの物語をつづる「シェンムー 一章 横須賀」が99年、返還前の香港に渡った涼の活躍を描く「シェンムーII」が2001年にリリース。以来長らく続編の制作が待たれていたが、「最も短時間で100万ドルを集めたビデオゲーム」としてギネスワールドレコーズに認定されたクラウドファンディングを経て、19年に「シェンムーIII」が発売された。
 松風は涼役、櫻井は藍帝役を担当。本予告では、涼が暮らす横須賀で巻き起こる戦いと彼の旅立ちが描かれ、2人の声も収録されている。さらに、藍帝が所属する組織の構成員・チャイや、涼とともに戦う陳貴章(ちんきしょう)など、原作ゲームでおなじみのキャラクターが声付きで多数登場する。
 オープニング主題歌を、動画総再生回数8000万回を超えるシンガーソングライターの伊東歌詞太郎が担当することも決定した。楽曲タイトルは「UNDEAD-NOID」で、本予告内で音源が初公開されている。
 キービジュアルには、涼と藍帝に加え、原作では「シェンムーII」の終盤から本格的に登場したメインヒロインの玲莎花(レイ・シェンファ)をはじめ、涼が横須賀と香港で出会う人々が描かれている。
 なお、監督には「ワンパンマン(第2期)」の櫻井親良を迎え、シリーズ構成を「Deep Insanity THE LOST CHILD」の下山健人、キャラクター原案を雨鷹、キャラクターデザインを「されど罪人は竜と踊る」(総作画監督)の石川健介が担当する。アニメーション制作は「ルパン三世 PART5」のテレコム・アニメーションフィルムが行う。
 「Shenmue the Animation」は2022年展開予定。以下にキャスト陣からのコメントを掲載する。
【松風雅也(芭月涼役)】
皆様のおかげで20年という時を経て続編発売という奇跡を体験させていただきました、奇跡は続いていて今回初のアニメ化です!
シェンムーは私の人生にとってもとても大きな作品です。
長く愛していただき奇跡を起こしてくれた皆さんはもちろん、名前も知らないという方もシェンムーの世界に触れていただけたらと思います。
私も見るのが楽しみ! 一緒に楽しみましょう。
【櫻井孝宏(藍帝役)】
藍帝役を務めます櫻井孝宏です。
私事ですが、声優の仕事を始めた頃に、開発用のテストボイスで参加したのがこの作品との出会いでした。
貴重かつ刺激的な経験をさせていただきました。
そんなシェンムーがアニメーションで再始動します。とてもうれしいニュースでした。
20年以上の時を経ても色褪せないシェンムーの世界。皆さんと共に堪能できたらと思います。

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