『New Music Wednesday [Music+Talk
Edition]』今週は「Coffee Excess」
をリリースしたmabanuaとOronoがカバ
ーアーティスト

毎週水曜日に、その週の新曲を中心に更新されるSpotifyのプレイリスト『New Music Wednesday』。このプレイリストの中身をさらに深掘りするSpotify公式ポッドキャスト『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』では、プレイリストだけでは知ることのできないエピソード、そしてSpotifyのエディター(プレイリストを構成している人たち)のこだわりなどを紹介していく。この番組をチェックすると話題の新曲が知ることができて、今の音楽シーンがまるわかり! ポッドキャストはあなたの通勤、通学、スキマ時間に無料で聴くことができるので是非チェックを! ナビゲーターは竹内琢也。SPICEでは番組でピックアップされた楽曲を掲載。今週は『New Music Wednesday』のカバーを飾っているmabanuaとOronoのコラボソングを中心に13曲を紹介。
mabanua「Coffee Excess feat. Orono (Superorganism) & Lennon」
11月17日(水)に、mabanuaがスーパーオーガニズムのOronoをフィーチャリングゲストに迎えたニューシングル「Coffee Excess」がリリースになりました。この、2組は2018年にフランスにて開催されたフェス『La Magnifique Society(ラ・マニフィック・ソサイエティ)』で同日に出演。それがキッカケとなって交流がスタートしたそうで、mabanuaは過去に自身のインスタで「普通にファンです」という投稿もしています。楽曲の作詞とアートワークはOronoが手がけ、歌詞とヴィジュアルの両面で世界観を表現しています。ボーカルはmabanuaとOronoに加え、Oronoと親交のあるアーティストLennonも参加しています。
Kroi「WATAGUMO」
R&B、ファンク、ソウル、ロック、ヒップホップなど、あらゆる音楽ジャンルから影響を受けたミクスチャーな音楽が特徴的なKroi。2021年には各種メディアのネクストブレイク候補に続々と選出されるなど、高い注目を集めている彼らのニューEP「nerd」が11月17日(水)にリリースとなりました。Spotifyのプレイリスト『Edge!』のカバーも飾っている同作について「今表現したいものやりたいことを詰め込んだ作品になりました」とコメントしています。『New Music Wednesday』には収録曲の中から「WATAGUMO」がリストイン。恋愛をテーマの一つに入れた作品で、妄想と現体験を織り交ぜたストーリーを描いてからリリックに落とし込むという作業を取り入れたそうです。サウンドはいつもより心地いい音を優先し、Kroiなりのドリーミーな世界観に挑戦。Kroiは今年1月に3rdEP「STRUCTURE DECK」、6月に1stアルバム『LENS』をリリースしており、フル作含め今年3作目となります。来年2022年には、アルバムがリリースされる予定で、その制作スピードにも驚かされます。
Vaundy「踊り子」
現役大学生20歳のマルチアーティスト、Vaundy。先週Spotifyが国内サービス開始から5周年を記念して公開された過去5年間に国内で最も再生された100曲を集めたプレイリスト『Go Stream』にも「不可幸力」、「napori」がリストインしています。10月には「泣き地蔵」をリリースしましたが、11月17日(水)にまたしても新曲「踊り子」をリリースしています。同楽曲は2021年秋に開催された自身初のワンマンライブツアー『HINODE』のラストで突如披露され、話題を呼んでいました。浮遊感のあるボーカルと、印象的なベースサウンドが心地よく、ミュージックビデオには今週菅田将輝との結婚も発表された小松菜奈が出演しています。
WurtS「NERVEs」
UKプロジェクトに所属するソロアーティストWurtS(ワーツ)。TikTokを中心に注目を集め、ストリーミング総再生回数3,500万回を超える「分かってないよ」や、10月にリリースした「ブルーベリーハニー」など次々とヒット曲を生み出しています。12月1日(水)にはファーストアルバム『ワンス・アポン・ア・リバイバル』をリリース予定で、そこに収録されている「NERVEs」が11月17日(水)に先行配信されました。今回はなんとTikTokの新CMに起用されています。
にしな「debbie」
Spotify次世代アーティスト応援プログラム『RADAR:Early Noise 2021』に選出されている、注目のニューカマーアーティストにしなの新曲「debbie」が、11月17日(水)にリリースされました。Spotifyのプレイリスト『RADAR: Early Noise』のカバーも飾りました。同楽曲は田中みな実主演の映画『ずっと独身でいるつもり?』の主題歌として起用されています。コロナ禍で制作が進められた同楽曲は、現代を生きる女性たちの葛藤や希望を描いた映画の世界観やコンセプトに基づき、書き下ろしたそう。ジャケット写真はにしな本人がディレクションを行っています。ちなみに映画の劇中には「ヘビースモーク」も使用されています。
SHISHAMO「ミルクコーヒー」
12月1日(水)に配信リリースされるニューEP「ブーツを鳴らして - EP」から、ドラムの吉川美冴貴が作詞作曲を担当した楽曲「ミルクコーヒー」が11月17日(水)に先行配信されました。今回のEPは、「冬」をテーマにしたSHISHAMO初のコンセプト作品になる予定で、メンバー3人それぞれが作詞を手がけた新曲3曲と、それらに対するプロローグ的なインストナンバーを加えた全4曲が収録されています。既にベースの松岡彩が作詞を担当した「マフラー」が先行配信されています。
BREIMEN「CATWALK」
5人組ミクスチャーファンクバンドBREIMEN。メンバーの高木祥太(Ba.Vo)はTempalayAAAMYYYTENDRECharaなどのライブサポートや作品に参加、ギターのサトウカツシロはNulbarichのライブに参加し、ドラムのKanno soはKan Sanoがトム・ミッシュの韓国公演のオープニングアクトを務めた時からサポート。というようにメンバーが数多くのアーティストのサポートアクトを務めていることでも知られています。そんな彼らは11月17日(水)にシングル「CATWALK」をリリース。世界中で親しまれるピアノ名曲「猫ふんじゃった」のフレーズから始まり、ソウルからファンク、ロック、ジャズ、クラシックなどジャンルを自由に横断していく展開となっています。同楽曲でSpotifyのプレイリスト『Soul Music Japan』のカバーも飾っています。
カニエ・ウェスト「Life Of The Party(with アンドレ・3000)」
現地時間2021年11月14日(日)、カニエ・ウェストが最新アルバム『Donda』のデラックス盤をサプライズリリースしました。カニエの亡き母親の名前がタイトルにつけられたアルバム『Donda』は何度もリリースが延期になった末、今年の8月29日(日)に配信を開始。アメリカ、イギリス両方のチャートで1位を獲得しています。今回ピックアップされている「Life Of The Party」は、以前ドレイクが自身のラジオ番組でリーク、そしてロサンゼルスで開催されたプライベートリスニングパーティーでも披露されていましたが、その後アトランタとシカゴで開催されたリスニングパーティではトラックリストから外れ、最終的にアルバムには収録されなかった未発表曲となります。アルバムのデラックス盤には、オリジナル盤の27曲に同楽曲を含む5曲が加わり、全32曲が収録されています。
シルク・ソニック(ブルーノ・マーズ、アンダーソン・パーク)「Fly As Me」
シルク・ソニックのデビューアルバム『An Evening With Silk Sonic』が11月12日(金)、遂にリリースになりました。『New Music Friday Japan』にリストインしていた海外アーティスト作品の中でもパフォーマンスが良く、『New Music Wednesday』にもリストインしています。「Leave The Door Open」、「Skate」、そして先週もピックアップした「Smokin Out The Window」などの先行シングルを含む全9曲が収録。ブルーノ・マーズにとっては2016年の『24K Magic』以来、アンダーソン・パークにとっては2019年の『Ventura』以来のアルバムとなります。ちなみに2人が出会うきっかけとなった2017年のブルーノ・マーズ『24K Magic ワールドツアー』では、オープニングアクトとしてアンダーソン・パークが抜擢されていました。
テイラー・スウィフト「All Too Well(10 Minute Version)」
音楽マネージャーのスクーター・ブラウンとの原盤権買収・売却騒動の解決策として、デビューから2018年のレーベル移籍までにリリースした6枚のアルバムの再レコーディングをしているテイラー・スウィフト。2021年4月にはアルバム『Fearless』の再録版『Fearless(Taylor’ s Version)』をリリースしており、11月12日(金)には第2弾として2012年にリリースされたアルバム『Red』の再録版『Red(Taylor’ s Version)』がリリースになりました! 収録曲「All Too Well」はファンに人気の曲で、テイラー・スウィフトは過去に「「All Too Well」は最初は10分くらいの曲だったけれど、短くした」という発言をしており、ファン待望のフル尺での音源化となります。ちなみに同楽曲はテイラー・スウィフトの元交際相手で俳優のジェイク・ギレンホールのことを歌ったものだとファンの間で話題になっており、10分バージョンの歌詞の中ではジェイクと自身がわずか3ヶ月で破局に至った理由を明かした形に。アルバムリリース後、一部のファンたちはジェイクがこのような形でテイラーを傷つけたことに怒り、「ジェイク・ギレンホール」がトレンド入りを果たしました。現在この10分尺の同楽曲はSpotifyのグローバルチャート1位となっています。
Yaffle「Grown(feat.空音&yama)」
10月15日(月)に配信リリースされていた、『Pokémon』25周年を記念したグローバル・ミュージック・プログラム、P25 Musicの集大成とも言えるアルバム『Pokémon 25: ザ・アルバム』の日本版が、11月17日(水)に配信となりました。Yaffle、Daichi Yamamoto、AAAMYYYの3人がコラボした「Reconnect」と同じトラックに乗せて、空音とyamaが共演を果たしています。『ポケットモンスター 赤・緑』のゲーム音源をサンプリングしており、ゲームのどの場面から、どの音源が使用されているのかなども気にして聴いてみるのも楽しそうです。ちなみにこの「Reconnect」はSpotifyの大型プレイリストである『Tokyo Super Hits』、『Hot Hits Japan』にもリストイン。『Hot Hits Japan』では、海外アーティスト中心のプレイリストにも関わらずパフォーマンスがあがっています。
South Penguin「vitamin feat. 没 a.k.a NGS」
2014年に結成し、2016年には『FUJI ROCK FESTIVAL'16』「ROOKIE A GO-GO」に出演、2017年にアカツカ以外のメンバーが脱退しその後はサポートメンバーを迎え活動しているSouth Penguin。川谷絵音にメディアなどでフックアップされており、11月17日(水)にリリースされた新曲「vitamin」」はSpotify Japanエディトリアルチームも注目しています。同楽曲にはDos Monosの没 a.k.a NGS(ボツエーケーエーエヌジーエス)が参加。South Penguinの新時代を感じさせるマスロックでプログレ的な楽曲に、没 a.k.a NGSのハイテンションなラップとフリーキーなサックスが全面に配置されています。
ミスターワイブス「Jingle Bell Rock -Spotify Singles Holiday
Spotifyとアーティストがコラボレーションして配信されるSpotifyの限定シングル「Spotify Singles」。ホリデーバージョン「Spotify Singles Holiday」としてクリスマスソングが配信スタートし、『New Music Wednesday』にも数曲リストインしています。ニューヨークのインディーポップバンドのミスターワイブスがクリスマスの定番曲「Jingle Bell Rock」をカバーしたバージョンもリストインしています。ちなみにSpotify Japanエディトリアルチームによると、Spotifyでは既にクリスマスソングの再生回数が大きく増加。急上昇チャートにマライア・キャリーの「All I Want for Christmas Is You」がランクインしています。
文=竹内琢也、Y.SHOGO

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