「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェ
イ」ついに公開 主演・小野賢章は「
表と裏の顔の表現に苦心しました」

 「機動戦士ガンダム」シリーズ最新作となる劇場アニメ「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」が6月11日に公開され、初日の興行収入が1億9000万円を超える好スタートを切った。公開を記念した初日舞台挨拶には、主人公ハサウェイ・ノア役の小野賢章、村瀬修功監督、小形尚弘プロデューサーが登壇し、作品の魅力を語った。
 「閃光のハサウェイ」は、「ガンダム」シリーズの原作者である富野由悠季督が1989~90年に発表した小説を、村瀬監督のもと3部作で描く劇場アニメの第1部。宇宙世紀0105年を舞台に、かつて「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」で描かれた第2次ネオ・ジオン抗争に巻き込まれ、悲しい離別を経験したハサウェイ・ノア(CV:小野賢章)が、反地球連邦政府を掲げる武装集団のリーダー、マフティー・ナビーユ・エリンとして最新鋭モビルスーツ・Ξ(クスィー)ガンダムを駆り、戦う姿を描く。
 緊急事態宣言による数度の延期を経て、満を持しての公開となった「閃光のハサウェイ」。小野は「本当にお待たせしたという思いが強くあります。お待たせした分、この大ヒットスタートという盛り上がりを見せることができたのかなとも思います。さっきまで近くの控え室で準備していたのですが、上映中の音がすごく聞こえてきて、ああ公開したんだと、やっと実感が湧きました」と安堵の声を漏らした。
 小野は役作りについても言及。「好青年のハサウェイ・ノアである表の顔と反地球連邦政府運動のリーダー、マフティー・ナビーユ・エリンである裏の顔の表現は、とても難しかった、というかしんどかったですね。だから、Ξガンダムに乗った時、ただ目の前のことに集中できたのですごくやりやすかったです。悩みながらも丁寧に、村瀬監督や小形プロデューサーに助けられながら、話し合いながら作り上げていきました」と収録を振り返った。
 同作の見どころを問われた小野は「個人的には市街地での戦闘シーンです。ものすごい迫力で恐怖を感じるので、とても注目していただきたいです。また第1部は戦闘シーンが多いわけではないので、キャラクターの心情、表情、仕草を追いかけながら、考察しながら観てほしいです」とファンに呼びかけている。
 村瀬監督は、オファーを受けた際のことを「なんで富野さんじゃないのかな、話通っているのかな? と心配しました(笑)」と述懐。小形プロデューサーは「第1部はダバオでかなりロケハンをしたので、第2部の舞台のオーストラリアにロケハンに行かなければなあと思っています。このような状況なのでなかなか行けませんが、早く、自由にロケハンできる日が来ることを祈っています」と第2部の制作状況を明かした。
 なお、6月20日には全国の公開劇場で、本編終了後に特別映像が上映されることも決定した。小野のほか、武装集団マフティーのメンバーを演じる、ガウマン・ノビル役の津田健次郎、エメラルダ・ズービン役の石川由依、レイモンド・ケイン役の落合福嗣、イラム・マサム役の武内駿輔が出演し、収録の舞台裏や作品の見どころなどを語る。
 また、キャラクターデザインを担当したpablo uchidaによるイメージイラストとキャラクターのデザイン画、合計15点の画稿も公開されている。

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