求めるのはプリミティブな快感。東京
インディ・シーンのダークホース、N
EHANNが語るバンドのスタンス|BIG
UP! Stars #57

2019年結成の5人組バンド、NEHANNが1stアルバム『NEW METROPOLIS』を5月26日にリリースした。
ソリッドなギター、タイトなリズム、耽美なボーカルといった80年代ポストパンクの意匠を纏いつつも、そこにロック的なダイナミズムを注入したかのようなスタイルは、オリジナルなポストパンクというよりも2000年代後半に注目を集めたリバイバル勢の方が近いかもしれない。新曲に加え、再録/リアレンジを施した既発シングルで構成される今作では、表現の幅がより拡張され、ボーカル・クワヤマのカリスマティックな魅力にも圧倒される傑作だ。
今回はそんなNEHANNの中心を担うクワヤマとオダにインタビューを敢行。バンドのこれまでを振り返りつつも、その活動の核に迫ることに。

グランジ、インディ・ロック、ポストパ
ンク――バンドを形成するルーツ

―おふたりのルーツから教えて下さい。なんでも、クワヤマさんはご両親がビートルズ・オタクだったとか。
―なるほど。では、オダさんの音楽的なルーツについても伺ってもいいですか?
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