【INTERVIEW:さなり】
“僕を励ましてください”という
オファーをしたんです
直接会えなくても意外となんでもできる
「僕はちょっと出たくらいですけどね。繁秋くん(蒲原繁秋役:宮世琉弥)と一緒に共演してたので台本を見てたんですけど、“こんなにセリフ多いの? オレ絶対に覚えられないな”って(笑)。それはやっぱすごいって思いましたね」
ーー音楽活動だけではなくゲーム配信などをされていますよね。なにがきっかけで始めたんですか?
「元々小学3年生の頃にYouTuberをやってたんですよ。ちょうどラップと出会った頃に。毎日一本動画を上げてたんですけど、その中にゲーム実況の動画があって。いつでもできるし、自分の中で当たり前にやっていたのを今もやってる感じですね」
「全然違いますね。無観客だとカメラしか無くてずっと“し〜ん”としてるから、なんかこっちの気持ちも上がりづらいかな。いつもはお客さんが盛り上げてくれるので、自分のテンションの上がり方も違うんですよね。無観客ライブはミュージックビデオを撮るような感覚があって結構違いますね」
ーーそうなんですね。11月には有観客ライブを行っていましたが、いかがでしたか?
「もう本当に、めっちゃ楽しいなって。久々のお客さんを入れてやるライブだったんで、もう、楽しさが違いましたね。コロナになる前は、当たり前にライブやってたんで。それがもう一気にパッとなくなって、改めてまたやると、やっぱりライブっていいんだなって思いましたね」
ーー先程、お客さんが盛り上げてくれるという話がありましたが、自分の気持ちが上がる瞬間はどんな時ですか?
「お客さんがいるってだけでも気持ちは上がりますし、歓声でも上がる。登場した時に“キャー”ってなって、“ウォーー”みたいな(笑)」
ーー(笑)。デジタルサイン会など、ライブ以外でもファンの方との交流がありましたね。
そういうのをやってみて何か感じたことはありましたか?
「やっぱり、ファンの方と時間を共有するのは楽しい。楽しいというか嬉しいし、直接会えなくても意外となんでもできるんだなというのを感じましたね」
「学園祭はすごい好きですね。僕は中学校も高校もほぼ行ってなくて、だから文化祭とかそういうものに結構憧れがあるんですよ。だからそこに自分が出るっていうのが嬉しいですね。文化祭って男子もノッてくれたりするんでいいなって」
ーー学園祭に出たことで、SNS上などで反応はありましたか?
「結構ありますね。行った高校の学生の方から“本当に楽しかったです!また来てください”みたいなメッセージがたくさんありますね」
ーーライブをする上で、常に大切にしていることはありますか?
「シンプルに歌をしっかり歌おうとしてます。しっかり歌を見せた上での身振り手振りのパフォーマンスだと思うから。そういうところは意識しています」
ーー音楽、俳優、ゲーム配信など多彩な動きをされていますが、今後の活動の中で新しく挑戦したいことはありますか?
「ミュージックビデオとかを撮りたいな。自分で全部音楽も作って、映像も自分で考えて、作る事をしてみたい」
ーー楽しみにしています。では、最後に漠然とした質問になりますが、あなたにとって音楽とは?
「音楽とは…、俺にとって音楽とは、人生。ふふ(笑)…人生」
(日本工学院専門学校 蒲田校 コンサートイベント科)
撮影:石原汰一
アーティスト