【門脇更紗 インタビュー】
私が作った主人公が
誰かの中で動いてくれたら嬉しい
楽曲の欠片がいっぱいあるので
いろんな曲に挑戦できる
確かにギターをはじめ、めちゃくちゃ難しいサウンドになっていますからね(笑)。『雨の跡』も聴かせていただいた上で、2020年の配信楽曲についてもうかがっていきたいと思います。3月に配信された「東京は」ですが、セルフライナーノーツを確認する前の感想を伝えたいです。
初めて聴いた時に、私も大阪からの上京組で夢を持って地元を出てきたのから何年も東京で過ごしていると、不安になって帰りたい気持ちが出たりして、でも東京にいないと頑張れないと思ったこともあったからこそ、《どんなに傷ついても/この場所は平等な気がして》《この場所は夢で溢れてる気もして/素敵だ東京は素敵だ》という歌詞が印象深かったです。東京を題材にする曲は多いですが、“東京は冷たい”や“東京は理想とは違っていた”など、どこか難しい場所のように表現される曲もあって。でも、門脇さんの「東京は」は東京を“素敵”と表現している。素直な気持ちと身近な経験が歌詞に入っているからこそ、上京している人だけでなく、これから東京に行きたい人にも寄り添える楽曲になっていると思いました。この曲はどんなふうに作っていったんですか?
メロディーも含めてどんな流れで作っていったのですか?
何回くらい直したんですか?
「東京は」をリリースされてから、周りの感想で印象に残っている言葉などありますか?
あははは。
そんな「東京は」を聴いてから、配信三部作の第一弾「さよならトワイライト」を聴いたのですが、“あれ? 急に方向性が変わった!”というのが第一印象でした(笑)。
もともとダンサブルなテイストも好きというところからこの曲ができたんですか?
この曲はどんな流れで作っていったんですか?
なるほど。アレンジ前とアレンジ後で変化はありましたか?
私は『雨の跡』も聴いてから「さよならトワイライト」を聴いたので驚きが少ないほうかもしれませんが、「東京は」から門脇さんの曲を聴き始めた人はかなり驚くでしょうね(笑)。それくらい衝撃がありました。歌詞に関しても“トワイライト=微光”にさよならなので、希望の光に対する“諦め”を表すかと思えば、そうではなく“負けたくない”という気持ちが表れていますね。
希望を掴み取るというよりは、今いる現状から離れたいと。
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